週刊ヤングジャンプで連載していた【妹-あかね-】最終巻14巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめです。結末(ラスト)はいかに!?
ミラノで恵理子と暮らす。かつては自らが望んでいたあかねの選択。しかし旅立ちの日が迫るにつれ、別れの辛さが慎平を襲う。旅立ちの前日、一人の男として、あかねへの思いを告げた慎平。その夜ついに二人は…!義兄妹ラブストーリー感動の完結編!!
本編あらすじ
あかねが好きすぎて、近くにいると感情が押さえられない慎平。兄のためにミラノ行きを諦めてほしくない慎平はわざとあかねに冷たい態度をとるようになる。あかねが幸せになるのが慎平の願いだったのに…。
一方で自分の存在は兄にとって迷惑ではないのか、そばにいないほうがいいのではないかと思い悩むあかね。どうしていいかわからず父親の墓の前で泣いてしまう。偶然にも父親の命日で、父親の幽霊から頑張れと励まされる。
あかねはバレンタインにチョコレートを慎平に渡そうとするが、彼女ができたと嘘をついて素直に受け取らない慎平。あかねは国立の医科大学への試験に合格する。一度はミラノ行きを諦めて日本で看護師を目指すかと思われたが、最終的にミラノの母親のところへ行くことを決める。
本当はミラノに行ってほしくない慎平。水森菜々子には、あかねのいない生活は辛く寂しいと胸の内を明かす。
あかねの高校の卒業式。明日の夜にはミラノに発つ。浜辺で慎平はついに「今日かぎりでお兄ちゃんを卒業する」「一人の男として君が好きだ」と告白し二人はキスをする。その夜、ついに二人は結ばれるのだった…。
ー3年後ー
ミラノで看護師をしているあかね。そこへ慎平からの手紙でフェラーリのエンジニアとして採用されたニュースが飛び込んでくる。その頃、日本にいる慎平は婚約指輪を見ながら空を見上げていた。
***感想・評価・考察***
2000年から2003年までヤンジャンに連載されていた恋愛漫画。少しだけお色気エロ要素もあるのが特徴。第7巻くらいから作画が安定し、女性の登場人物が可愛らしくなった。毎回エロハプニングがありながらも進展しない二人にモヤモヤしながら読んでいた読者も多いと思う。
最終回で二人は再会しないまま終わったのが少し物足りなかった。その他の登場人物も気になる。婚約指輪まで用意していたなら結婚までを描いてもよかったと思うが、作者なりのこだわりだったのではないか。