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【AKATSUKI朱憑】感想ネタバレ第9巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2009年から2012年まで月刊少年ライバルで連載していた『AKATSUKI-朱憑-』の最終巻!7巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?

斬医士連会長の企みにより朱憑化した樒が暴走!その圧倒的な力の前に圧倒される比々希たち。仲間達が次々と凶刃に倒れ行く中、樒の戦友として、またひとりの斬医士として、霧叉が残酷な決断をくだす!その激闘の最中、力に魅入られし者・崩瑠璃の暗い渇望が、更なる絶望的な状況を生み出してしまうのだった……!

前巻までのあらすじ

十干の"鱗雲の剣"護送の任務により、斬医士連の最深部・実験場へと到着した比々希ら。そこで待ち受けていたのは、斬医士連会長と最強の斬医士・杷光だった。斬医士の朱憑化という会長の野望に一同は戦慄を覚える。そんな中、会長の企みにより、不治の朱憑を治す秘薬と引き換えに"鱗雲の剣"を手にした樒が朱憑化。暴走を始めるのだった!

本編あらすじ

亜空斬撃すら捌く杷光が怪物化した樒を圧倒する。霧叉は傷つきながらも比々希のもとに辿り着き樒を止めてほしいと伝える。そこに杷光と戦っていたはずの樒が登場。応戦するも架楽の滅叢刀(クレイブ)では傷一つつかない。

このままでは歯が立たないと杷光と合流するも杷光はすでに死んでいた。そこに樒も追いついてきて、突きの亜空斬撃を放つ。比々希・架楽・小雨が倒れるも、比々希は立ち上がり和光が持っていた滅叢刀を使い相対する。

第拾区の倉庫にある試作弾の中から高威力の弾を使い、樒の右腕を破壊する。意識を取り戻した樒は霧叉に、黄泉返りの薬はニセモノの可能性があること、娘が成長したら父は斬医士だったと伝えてほしいと言い残す。

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突如あらわれた謎の巨大朱憑によって樒は喰われてしまう。巨大朱憑の触手のようなもので保存管が次々と破損し朱憑のサンプルが拡散してしまう。その朱憑の正体は核を体内に取り入れた崩瑠璃だった。

過去の回想で崩瑠璃は昇位戦に参加できないことに苛立っていた。兄である和光は自分と同じ年齢のときにはすでに位之肆昇位戦に参加していた事実を述べると「和光様は特別の中の特別」とされ、綺水もまた特別な存在であると説得される。下級医の仕事ばかり任されている凡庸な才能しか持たない自分に強い劣等感を抱えている。

期待していた。あの綺水が認めた斬医士(霧叉)がどんな奴なのか、その霧叉が認めた斬医士(比々希)はどんな奴なのか。天才とは程遠い泥臭く勝ちにしがみつく凡人だったことに苛立つ崩瑠璃。

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鱗雲の剣を手にした比々希が、崩瑠璃と最終決戦。最強の斬医士になったと叫ぶ崩瑠璃だが、戦いの最中に突如血を吐き、身体も異形の姿になりつつある。最後にフルパワーをぶつけるが、比々希の亜空撃による一刀のもと朱憑の部分だけを斬り裂いた。

二か月後、昇位戦に参加できなくて支部内で叫ぶ比々希。大きな事件を解決したのになぜなのか理由を聞くと、解決できたのは鱗雲の剣のおかげだと言われ、実力不足だと言われてしまう。ただ雹は飛び級で参加できる模様。

ふてくされる比々希だが、霧叉に巡回の時間だと言われついて行く。比々希の後ろ姿から周囲の人間は少し雰囲気が変わったと感じる。「これからもよろしく、比々希」と言われ完結。