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【アコヤツタヱ】感想ネタバレ第1巻まとめ

【アコヤツタヱ】感想ネタバレ第1巻まとめ

アコヤツタヱ(1) (マンガボックスコミックス)

アコヤツタヱ(1) (マンガボックスコミックス)

 

舞台は弥生時代。かつて人は火を恐れた。やがて人は火を使い、鉄を操り、暮らしを向上させた。しかし鉄は、同時に身分の差と争いを生み出した‥‥。ヤマのカミに愛された少女・アコヤと、ムラ一番の鍛冶である父スズナリが遺した十本の剣が、ムラ同士の侵略戦争の運命を大きく変える。古代日本を舞台におくる、異色のバトル漫画!

 本編あらすじ

 

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上の村は「野たたら」という自然風を利用した炉を使い鉄器を作る。下の村は農作物を作って物々交換をする相互関係ができているが、上の村の長イキフキは剣の力の魅力にとりつかれ始めている。

アコヤの父スズナリは村一番の鍛冶屋。農具ではなく武器ばかりを作り、渡した剣が下に運ばれていないことから長に不信感を抱き始め、娘のアコヤに自身が打った三振りの剣を持たせ、下の村に不穏分子を伝えにいかせる。

家で一人待つスズナリのところに長が訪ねてくる。鉄は力だと力説する長にスズナリは賛同したようにみせかけて武器庫から自分が打った剣を持ち出すが、囲まれる。剣同士で勝負を決することになるが、事前に剣をすり替えられていたスズナリは負ける。

長の息子カナムロの追っ手を振り切り、下の村に到着するアコヤ。下の村の鉄器の性能は三年前で止まっていた。三年前にスズナリによって技術革新が起き、上の村全体の鉄器の水準が上がっているが、その技術革新以降の鉄器を下の村には送っていなかった。

鉄器の性能が遅れていることに気づいたアコヤは、下の村の長に上の村が戦を仕掛けようとしていることを伝えるが、長同士が旧知の仲であるため話半分に思われてしまう。

アコヤはそのまま下の村に留まるが、下の村は豊作祈願のマツリの時期。マツリの最中に上の長イキフキの息子カナムロが独断で約20名を引き連れ、下の村100名に仕掛けてくる。

鉄器の威力違いとマツリの最中に襲われた不利から下の村は苦戦。しかし、父の剣を使っていることに怒ったアコヤが、山から雹を降らせ一時撃退。

下の村では長たちが作戦会議を決行。戦力差を打開すべく、湖北一のムラに援軍を要請しに行こうと計画。下のムラにはスズナリの剣は三振りのみ。

八番剣はヌエヅ。九番剣はサンセ。十番剣はアコヤに任される。一方、上の村の長は殺したスズナリを利用して鉄ができないか試してみる。下記にwiki情報みたいに人物一覧をまとめました。

下のムラの長の一族・人物一覧

オナガ

下のムラの長。上のムラの長・イキフキとは旧知の仲。恐るべき剛毛。堅物。一夫多妻や多妻多夫の時代において、妻を一人しか持たないほどの堅物。左足に古傷がある。

ヒノホゼ

オナガの長男。上のムラのカナムロと同い年。服の趣味は火焔土器みたいだが、冷徹な男。頭はいいが武の才能はあまりなく、自身が戦闘するのは不得手。

サンセ

オナガの次男。年はヒノホゼの一つ下。ほぼ初対面の年下の少女を海老反りにひねって窒息させかけるような男。兄とは逆に頭脳労働は苦手だが、下のムラ一の怪力を持つ。

トバ

下のムラの長・オナガの兄。オナガより合理的な性格。長の座は弟であるオナガが継いでいるが、特に不服はない。「妻がアレだから」という理由で、長になる気はなかったようである。

サヅマ

トバの第一妻。湖北一のムラの長の妹。鉄の力を得た上下のムラを危険視した湖北一より、政略結婚で送り込まれた。息子ハニの妻・シキラのことは嫌い。

ハニ

トバとサヅマの子。土偶のような顔で、強く毛深く寡黙な男。母には湖北一の血族として下のムラを乗っ取るように強いられ、父には疎まれていた。両親に情を感じず孤独だった彼を救ったのは、異母妹シキラの求愛だった。

シキラ

トバと第二妻の子。ハニの異母兄妹にして妻。古代日本では異母兄妹婚は通例だった。毛深い人が好き。毛を剃るのも好き。彼女の性癖や夫ハニが絡まない範囲でなら、基本的には落ち着いた性格。

ツクソ

下のムラの巫女。トバ、オナガの異母妹。実のところ、霊力はあるが信仰心はあまりない不良巫女。ムラビトの前で露骨に見せはしないが、カミを盲信していない。できない。

オウツチ

下の村の住人。よく泣く。 

アヲカガ

オウツチの兄。未登場。青銅器作りに必要な錫と鉛を仕入れる為に不在。

1巻の時点で登場人物は多いです…。