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【DINER(ダイナー)】感想ネタバレ第5巻まとめ

となりのヤングジャンプで連載中『DINER(ダイナー)』感想ネタバレ第5巻まとめ。

DINER ダイナー 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 

追う者、追われる者、地獄と化した船の中、カナコの前には満身創痍のボンベロが――。不敵な笑みを浮かべるサディスティックな殺し屋・キッドは囚われの者たちの命と引き替えに、嬲り殺される道をカナコに提案する。それを遮ったボンベロは自らの銃口をカナコに向ける。彼の優しさと理解したカナコもその身を差し出し――。死と恐怖の狭間で繰り広げられる戦いの終焉は……!?

目次

第40話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ14
第41話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ15
第42話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ16
第43話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ17
第44話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ18
第45話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ19
第46話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ20
第47話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ21
第48話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ22
第49話 サンドラの苺とゲイシャ・ムルシエラゴ23

本編あらすじ

ボンベロはキッドに捕まってしまいベルトを鞭のようにしならせ拷問を受ける。皮膚が裂け肉が爆ぜて苦痛に歪むボンベロ。突如、部屋で大爆発が起き、爆炎とともにスキンが助けに来てくれる。

スキンにも刺客が牙を剥き爆炎の中で周囲が見えない中、暗視スコープをつけた刺客は的確にスキンを攻撃するが、ナイフで攻撃されたときに自動追尾型の発信機をつけたスキンによって皆殺しにされる。

キッドは自分の部下も犠牲にして爆発を起こさせるが、ジジイがアルミ片を撒き電波攪乱させることで自爆スイッチを無効にさせる。

爺はオッパイハイマーと名乗る。ボケたフリは擬態だった。彼の目的はキッドと同じディーヴァ。カナコは世界一高いお酒だと思っていたが「歌姫をただの成金の趣味だと思ってるのかね」とディーヴァの真の価値を知っている老人は一体…。

その頃、形勢不利と見たキッドは船を爆破し共倒れを狙ってくる。船の一室にはキッドは祖母と母親のガイコツがある部屋で最後のひと時をくつろぐキッドだが、ボンベロが最後の決着をつけにくる。

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カナコ・アナ・スキンたちは空から逃げようとするが、空からロシアの戦闘ヘリが攻撃してくる。そこにスキンの師匠でもあるクサカベが助けに来てくれ、ロシアの戦闘ヘリをライフルで撃ち落とす。

ボンベロとの闘いの中でキッドは幼少期を思い出す。キッドは6歳まで部屋に閉じ込められていた。話せるのは祖母だけで赤いヘビの夢にうなされることを話す。

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母親はキッドと会おうとしないため自殺未遂をし母親の愛を確かめるキッド。自殺未遂以降は母親もよく顔をだすようになる。そしてキッド6歳の誕生日プレゼントに渡されたのはドレスだった。

女性のドレスに戸惑うキッドだが、母親は泣きながら喜んでいる。祖母によって隣室に案内されると裸の男たちが待っており、キッドはそこでレイプされるのだった。母親はキッドが生まれる前からキッドを男達に売っており、生まれたときは男の子で絶望したが、それでも諦めずにキッドを養育し、6歳の誕生日にキッドを売ったのだった。夢でうなされた赤いヘビの正体は生まれた直後に口づけさせられた男たちのペニスだった。

その後、キッドは地獄の中で客のあしらい方を覚え相手が何を望んでいるか何のためなら全てを投げ出すのかそれらを瞬時に察し目の前にブラ下げて決して満足させずに虜にする方法を身に着けた。キッドは自分の躰を最大限に利用して奴隷の王国を造った。ある日突然奴隷を言葉一つで蹂躙し自殺するように仕向け全滅させると忽然と姿を消した。

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姿を消してから二十年後…。母と祖母は家でさえない売春宿をやっていた。キッド以降も子供を仕入れたが、キッドの十分の一も稼げず死んでしまい、祖母はそろそろ一家心中か銀行強盗しようかと一人呟いていたときに、昔とまったく変わらない姿で母と祖母の前に姿を現したキッド。そして母親と祖母を残虐に殺すが、母親は何故か微笑む。

かつて母親も自分の父親を自分の母と一緒に殺したことを明かす。父親によって売春宿に堕とされた母親は解放されたあとも売りは辞められず自分も息子に同じことをしていた。最後に呪いの言葉をかけて死んでいく母親…。

ボンベロとキッドの死闘は続く。両手両足と頭蓋骨を改造しているキッドには弾丸が効かないが機械のジョイント部分を壊すことで機動力を減らしていくボンベロ。キッドは全身の機械が壊され船の鉄骨に刺さり十字架のように磔になる。

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ボンベロは止めを刺さないでいるところをカナコが現れ、ボロボロのキッドを気遣う。それを利用しカナコを最後の力で締めつけて殺害しようとするが、ボンベロによって船外に放り出され、キッドは笑いながら海に沈んでいくのだった…。

港にへリをつけた後、最初に出迎えたのはロシアンマフィアの私設兵で電光石火でアナたちを保護し連れ去っていった。彼女たちの本国のとある右翼勢力にとってアナは超重要人物でありキッドの独断で誘拐された彼女を保護した形になった。ボンベロたちには「恩がある」としてボスにボンベロを罰さないよう彼らがとりもってくれた。

オッパイハイマーのおじいさんは「必ず客として行く」とボンベロに言い、ヘリを降りた後忽然と姿を消した。日常に戻ってくれたことで安心するカナコだが新たなる災厄を告げる地獄のベルが鳴るーー。