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【DINER(ダイナー)】感想ネタバレ第6巻まとめ

となりのヤングジャンプで連載中『DINER(ダイナー)』感想ネタバレ最新第6巻まとめ。

DINER ダイナー 6 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 

ダイナーに一組の夫婦、デニーとエドがやってきた。かつて殺戮者であった二人は、組織のボスの愛犬を死なせた代償として、期限が訪れるまで孤児の少年・ジョーを育てるよう命令される。それから十数年……。ジョーは我が子誕生の報せを携え、両親の元へ駆けつけた。だが、仲むつまじい親子の晩餐は、突如、悪夢へとへ変貌する。悪意に満ちた残酷なシナリオに翻弄される三人、終わりと始まりが交錯する家族の終焉は──!?

目次

第50話 エデンの晩餐と奇妙な4枚の皿①
第51話 エデンの晩餐と奇妙な4枚の皿②
第52話 エデンの晩餐と奇妙な4枚の皿③
第53話 エデンの晩餐と奇妙な4枚の皿④
第54話 トード・イン・ザ・ホールとエル・ディアブロ①
第55話 トード・イン・ザ・ホールとエル・ディアブロ②
第56話 トード・イン・ザ・ホールとエル・ディアブロ③
第57話 トード・イン・ザ・ホールとエル・ディアブロ④
第58話 追憶と改装のダイナー①
第59話 追憶と改装のダイナー②

本編あらすじ

エデンの晩餐と奇妙な4枚の皿

その夜ダイナーに一組の老夫婦デニーとエド、そして息子のジョーが排水屋ギデオンに連れられて来店してきた。ジョーも息子が生まれ、その新しい門出としてデニーとエドは拳銃をプレゼントする。今日は息子であるはずのジョーを殺さなければいけないと言い…。

なぜエデン(エド&デニー)が今まで育ててきたジョーを殺さなければいけないのか。それは10年以上前に遡る。残酷さもさることながらウデも良かった二人は組織の長コフィに気に入られ手下の中でも随一の信頼を勝ち取っていた。

ある時コフィが暗殺者に襲われた。幸いな事にエデン(エド&デニー)が側におり暗殺者は撃退したが、跳弾がコフィの愛犬に被弾し死んでしまった。後日コフィに呼び出された二人は意外な指示がくだされる。オレがいいというまで孤児を育てろと指示され、その孤児がジョーだった。そして今日が懲役が終わる日だった。

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息子のコフィはジョーにもチャンスを与えた。そのためのプレゼントが拳銃。殺されたくなければ殺せというメッセージが含まれている。戸惑うジョーだが、ギデオンから三人とも無事に生き残る条件を出される。それは「オオバカナコを殺す」というものだった。

一瞬は理性を失いカナコを殺そうとするが、ボンベロが作った極上の料理を食べて正気に戻る。息子として愛しながらも悪態をつくエデン。

ジョーは「あんたらが何を言おうと俺は幸せだったんだ」と誰も殺さず自分を撃とうとするが、その瞬間エドがジョーの手を撃ち、銃弾の軌道を変えて弾丸を跳弾させ、その弾が二人を貫いた。

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結局エデンは息子のジョーを殺すことができなかった。死ぬ間際にボスが飼っていた犬が大嫌いだったと言い、ボンベロに「地獄の門で待ってるぜ」と言い残し死んだ…。

トード・イン・ザ・ホールとエル・ディアブロ

ある日ダイナーに来店したのは段ボール箱を被った奇妙な男性。カオスと呼ばれる男性は武器や包丁などを視る道具屋だった。カオスはありとあらゆる武器のメンテナンスだけでなく依頼されたどんな武器も創り上げてしまう天才。コフィはおろか他の組のボスも一目置いている『歩く中立国』と言える存在。

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カオスは今日はアンヘル(天使)とデートでプロポーズをすると意気込む。少ししてアンヘルと炎眉(エンビ)が来店。そこで二人とも段ボールをとるが、カオスの顔はミキサーにかけられたかのような醜い顔をしていた。

アンヘルは元はファミリーに属するある組の長の一人娘。だがある時抗争で組は壊滅しアンヘルのみ生き残った。アンヘルはファミリーに残り再興を誓い、リスクリターンの高い無謀な仕事に首をつっこんでいった。実力に似合わない仕事には必ず報いがあるがそんな莫迦をカオスは庇った。

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アンヘルがミスるたびにカオスは「自分がやった事だ」と庇う。カオスは組の間ではその技術を買われDMZ(非戦中立)だから殺すのは御法度。だがケジメはつけなければならない。ファミリーはカオスを殺さぬよう苛む(きざむ)事にした。

頭を集中的に切り打ち、焼き、ねじり、極めつけに頭に釘を打ち込んだ。カオスの頭にはまだ20本以上の釘が錆び朽ちたまま収まっている。アンヘルは己に惚れたカオスを利用し盾にしている。ボンベロは会うたびにカオスの顔が膨れ上がっていくのを見てきた。カオスにとって苦痛も甘言も天使(アンヘル)から与えられた愛なのだろうとボンベロは語る。

そんなカオスだが部外者の人間に武器を売ったためDMZ(非戦中立)は解除された。自身を守る盾が失われたと同時に1億円の懸賞もかけられた。その刺客にはなんとアンヘルが真っ先に手を挙げていたのだった!今日、アンヘルはカオスを殺しに来た!

メイン料理は英国の郷土料理トード・イン・ザ・ホール(ヒキガエルの巣穴)。カオスがプロボーズすると遂に殺意を表に出すアンヘル。ボンベロはカオス殺害の依頼主(キャッシャー)が誰なのか探すが…それはカオス自身だった。

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カオスは拷問で打ち込まれた釘が腐ってしまい余命僅か。めったに会ってくれないアンヘルに逢うために賞金で釣ったのだった。まさに命懸けのプロポーズ。

カオスは銃の安全装置について最後の忠告をするが、その忠告は罠だとして断定し無視してアンヘルが発砲すると銃は暴発。カオスの中に埋め込まれていた釘や骨や銃の破片やらがアンヘルの顔に刺さる。それらはミックスされ、アンヘルは一命はとりとめたが、元の顔には戻らないほど顔面を負傷してしまう。まるでカオスのように潰れた顔になったのだった…。

追憶と改装のダイナー

ボンベロの幼少期。ボンベロの母親は働くことを決してしない。何度も男を変え寄生して生きてきた。五番目の父親であるギトーは何かと理由をつけてボンベロを殴った。勉強していたのを理由にしたり、不勉強を理由にしたり理不尽な理由ばかりだった。それなのに母親がボンベロを庇った事は一度もなかった。

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学校にもろくに通っていない生活を送っており偶然バスで会った同級生にはフランケンと渾名されてバカにされていた。ある日バスの運転手に襲われたときにスリコギを貸してくれたのがポーク・チョップだった。

ボンベロは何かを感じ、気づけば両親や学校の事など不満を全て話していた。ポーク・チョップは一度も話を遮らず黙って頷いてくれていた。そして「オレと来るか。本物の男に会わせてやるぞ」と組織に誘われる。

後日ポーク・チョップに会いに行くが、ポーク・チョップは不在。他のメンバーといざこざが起きるがボッサの銃を避けないことでファミリーの一員になる事が決まった。そして菊千代と命名された。

第7巻では少年がボンベロになった日の物語は続く…そして新生キャンティーンがついに開店!第7巻は2019年7月発売予定!そしてボンベロ役に藤原竜也、オオバカナコ役に玉城ティナなど豪華キャスト陣が集結した映画2019年7月に公開されます!