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【髑髏は闇夜に動き出すサード】感想ネタバレ(最終巻・最終回・完結)まとめ

『髑髏は闇夜に動き出すサードシーズン』の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめです。結末(ラスト)はいかに!?

1人のしがない自転車屋の男は客として来ていた女学生に優しく声掛けしてもらったことからストーカーに…彼女を監視する毎日を楽しんでいたが、ある事件をきっかけに彼女は帰らぬ人に…男の執念にかけた復讐が始まる!電子でのヒットシリーズ!

本編あらすじ

大野自転車店で働く主人公は、客として訪れた大学生の白石奈々子に恋をしてしまいストーカーになる。大胆にも部屋に忍び込み、ベッドの下に隠れて寝静まった頃に彼女の私物を物色している。

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ストーカーを始めてから1年。彼の部屋には隠し撮りした写真や、盗んだ私物がたくさん飾られていた。

ある日、白石は女友達の木下優香からアイドルグループ『N・W(ニューウェーブ)』が宿泊しているホテルに招待されたから一緒に行こうと誘われる。

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しかし、部屋に入るなり「脱げ」「ファンなら喜んで股開きなよ」と強要される。木下は逃げることができたが、白石は捕まってしまった。マネージャーの渡部が部屋に戻った時にはすでに白石は暴行され死んでしまっていた…。

リーダーの小野田とマネージャーの渡部は死体を白石の部屋に戻し偽装工作をする。がベッドの下には主人公が潜んでいた。好きな人が無残にも殺されたことに絶望する。運悪く渡部によって通報されてきた警察に現場にいる姿を見られてしまい、主人公が強盗殺人犯だと思われてしまたっため逃げる。

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主人公はアイドルグループのことを調べ上げて、まず坂口を捕まえる。動けなくした後に指をすべて折り、パイプを洗浄するときに使う水酸化ナトリウムを全身に浴びせる。坂口は皮膚がはがれて肉が溶ける重傷を負い入院する。 

次に病院のトイレで桐ヶ谷と小宮が襲われる。桐ヶ谷は主人公を返り討ちにするが、主人公がタバコに仕組んでいた成分によって痙攣してしまい動けなくなってしまう。

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桐ヶ谷が動けなくなったところを「人殺しの君にアイドルの顔なんて必要ないだろ」と言いながら、顔面の皮膚を剝がされる。

3人目の標的は、病院で捕まえた小宮と、友達を殺したのがアイドルグループだと気づきながらも口止め料としてもらったアイドルグッズで儲けていた木下優香。廃墟に木下優香を呼び出す。木下は落下しそうな小宮を助けようと、繋がれた紐を手にするが、その紐は小宮の性器に結ばれており、性器がブチブチと嫌な音を立てながらを立てながら千切られる。

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スキをついて木下は主人公を殴り飛ばす。小宮と一緒に逃げようとするが、小宮は警察に自供しようと話す木下を突き飛ばして殺す。小宮も主人公に突き飛ばされ、鉄骨に身体を貫かれて死亡。

その後、死んだ小宮の写真を事務所に送付する。残された本城、小野田と、マネージャー渡部。自供しようするリーダー小野田は本城から暴行を加えられ死亡。その遺体をどこかに捨てに行こうとしていたマネージャー渡部の車に忍び込んでいた主人公は、不意打ちで渡部を気絶させ、ガソリンが充満する車の中に渡部を拘束する。火のついた蝋燭が車内に何本も置かれており、蝋燭を倒すと大爆発を起こすようになっている。死んだと思われた小野田は生きており、車内の蠟燭を倒してしまい、車は爆発する。渡部は下半身が吹っ飛び死亡。

意識を取り戻した坂口に桐ヶ谷の顔面の皮膚を渡し、クスリを打つ。一人になった本城はライブを決行。ファンも同情して人気が増える。ライブが始まるが、会場に全身包帯姿の坂口が乱入する。坂口はクスリのせいで正気を失っているが、ついに力尽きて死んでしまう。

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楽屋に戻ろうとする本城のうしろから警備スタッフになりすました主人公が首元に噛みつき本城を殺す。これで復讐は完成したと言いながら、これで何もかもあの娘との繋がりは終わってしまったと涙する。

3ヶ月後、精神病院で警察から問い詰められている。女性の警察官?から6人も殺害したのに黙っていることを追求されると、「そのスーツすごく似合っているよ」と不気味に笑うのだった…。

***感想・評価・考察***

好きな人が殺されたストーカーが復讐する話。これまでと違い、主人公の名前が最後まで不明で(大野自転車店で働いているが大野であるとは限らない)、死んでいないのは意外でした。これまでの主人公はダークヒーロー的な部分がありましたが、今回はより不気味な部分が際立っていました。