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【エンバンメイズ】感想ネタバレ第1巻まとめ

【エンバンメイズ】感想ネタバレ第1巻まとめ

エンバンメイズ(1) (アフタヌーンコミックス)

エンバンメイズ(1) (アフタヌーンコミックス)

 

地下に広がる巨大なダーツ競技場を舞台に、巨万の富と、時に命を賭けて闘う裏世界のダーツプレイヤーたち!! “迷路の悪魔”と呼ばれる、すご腕ダーツプレイヤー・烏丸徨は、冷酷非道な借金取り・神谷を相手に一千万円を賭けてダーツで勝負をすることに。揺らがぬ心が放つ、必中の矢を武器に烏丸は悪辣非道な対戦相手を脱出不能の迷路へと誘い込む。刺激が突き刺さる爽快ダーツアクション!!

目次

ROUND 01 冷血-cold blood-
ROUND 02 自由人-free man-<前編>
ROUND 03 自由人-free man-<後編>
ROUND 04 誕生-early days-<前編>

本編あらすじ

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物語の主人公は烏丸徨(からすまる こう)。

裏社会が胴元を務めるダーツ賭博で「迷路の悪魔」と呼ばれる負けなしのダーツプレイヤー。極度の方向音痴でありながら、ゲーム時はその名に恥じない悪魔っぷり。

そこに女子高生の美作真琴(みまさかまこと)が代打ちを依頼しにくる。神谷総一郎(かみやそういちろう)という代打ちに依頼して賭けに勝ったものの、一千万円もの代打ち料を要求されて困り果てた末に烏丸に依頼するのだった。

美作は古雑誌を売っているオッサンから切符を受け取って、駅の地下に通されると賭博場が現れる。ダーツ賭博会場を取り仕切るのは、講談組和頭・絹守一馬(きぬもり かずま)。

場内での連絡は遮断され、ゲームが終了するまで完全封鎖。ルールを侵す者あれば、容赦なく絹守が流血沙汰で対処してきます。「我々の決めたルールに例外はありません」そんな異様な空間で行われるダーツのバトルゲームが始まる。

本日のメインイベント!

「冷血(コールドブラッド)」神谷総一郎 

対 

「迷路の悪魔」烏丸徨

種目は3投×8ラウンドのカウントアップ。ひたすらに高得点を狙うゲーム。

特殊ルールとして8ラウンド終了時「同点」だった場合に限り、サドンデス方式で追加の1ラウンドをプレイすることになる。賭け金は1千万円スタート。さらに敗者は追徴金として1千万に加え、勝者の総得点×100円を支払うルールとなっている。

勝負が始まると、2人は当たり前のように最高得点を叩き出す。そして神谷は最終ラウンドをパーフェクトの1440点で終了。これでは埒が明かないと考えた神谷は「悪魔君いいことを思いついた」と烏丸の右手にダーツを刺す。万事休すかと思われたが「神谷さん、アンタ意外と素直なんだな」と左手で何事もなかったかのように最高得点を叩きだす烏丸。

勝負は延長戦に突入し、延長戦第782ラウンド。総プレイ時間14時間52分。観客も疲れ果ててしまうほどの異常な長丁場となっている。

トイレに行こうとする神谷に対して烏丸が「アンタが今から30分間何もせずそこに立っていられたら次のラウンドで負けてやるよ」と宣言。しかし神谷は断る。

なぜなら神谷は病気で決まった時間隔で投薬注射をしなくてはいけないからだ。薬が尽きたため部下に薬を取りに行かせる神谷。そのとき「アンタがこのまま戻らなければ、もう神谷さんに会わなくて済むぜ」と悪魔のささやきをする。

薬の時間が迫っているため、わざと負けようとする神谷「明らかに故意に外しての170!事実上の投了宣言!」しかし、神谷がワザと負けようと点数を低くすれば、烏丸もワザと同じ点差にする。(その瞬間この場にいるすべての人が理解した。烏丸がどんな理由で迷路の悪魔と呼ばれているのかをー)

同点のままでは永久に終わらないルールの盲点をついた烏丸。動揺する神谷に、喜々と追い込みをかける。「ここが行き止まり(デッドエンド)だ」そして、最終的に1億円払えば投了する権利を売ると烏丸が宣言し決着。

総額1億2800万円を勝ち取っての完全勝利!神谷は地上に出た瞬間に部下に轢き殺されます。

ROUND 02 自由人-free man-<前編>

空から裸の女性が降ってくる。意識を回復した女性はダーツの的を見て取り乱す。これまで空山蒼治(そらやまそうじ)と名乗る男に監禁されていたと話す。

ダーツプレイヤー空山の部屋には何人もの人間がベッドに拘束されている。国内唯一の個人刑務所と呼ばれるくらい有名な空山は「いつ僕が君に話す自由を与えたのかな?」と徹底的に不自由な環境を相手に与える事に幸福を感じる異常者。

空から降ってきた女性はVIP専門の高級コールガールだということが判明。「君の御自慢の迷路などには迷い込んだりしないでしょうから」と絹守に挑発された烏丸は「報酬は三億だ。アンタのユーモアのセンスは最悪だって証明してやるよ」

 

とにかく不自由を嫌う「自由人(フリーマン)」空山との対戦が決まる。 

ルールは3投5ラウンドのカウントアップ。しかし的には一切の点数が記入されておらず、射抜いた時点で初めてその場所のみ点数が公開される。しかも的の点数はコンピューターによって完全にランダムに入れ替えられるルール。

通常得点とは別に両プレイヤーの合計の総得点がカウントされる。総得点が500点を超えるたびに的の点数は再び入れ替わり白紙の状態に戻る。

先行は烏丸。13点のトリプルを射抜き、3投すべて13のトリプルに。空山も同じく13のトリプルを3回射抜く。第二ラウンドでは烏丸が13の射抜くのに対して、空山は点数不明の的を射抜いた!結果は17!空山は36点のリードを奪い、総得点が500点を超えたため、リセットされる。

ROUND 03 自由人-free man-<後編>

第三ラウンドでは烏丸が射抜いたのは10点。「もしアンタが1投で20のトリプルを射抜いたら今この場で負けてやるよ」と賭けを提案する烏丸。しかし賭けには乗らず、10トリプルに3投する空山。

 

次に烏丸が点数不明の的。15の的を射抜く。追い詰めているはずの空山の様子が明らかにおかしくなる。空山は烏丸と同じく15の的を射抜く。そして最終ラウンドも烏丸が15に3投。

烏丸の最終得点が594点に対して、空山は最終ラウンドを残し、495点。その差は99点。会場の全員が気づく。総得点が1000点を超えたことで空山は白紙のマトから99点以上を獲得しなければいけないことに!

 

一投目で6(18点)が当たってしまった空山。2投目は8(24点)。勝利するためには最後は20を探し当てるしかなくなったが、「そこが行き止まり(デッドエンド)だ」と無情にも3投目の得点は「1」。空山が負けることになった。

 
ROUND 04 誕生-early days-<前編>

ある日、絹森から「ある方から君に渡せと預かったのですが…」と謎のカードを渡されると「誰に渡された?名前を教えろ」と真剣な眼差しの烏丸。

10年前、森の奥の施設。14歳の頃の烏丸がその施設にいた。多くの若者がダーツを練習していた。そこには同じくAランクの「桂木鈴音(かつらぎすずね)」とBランクの「瀬戸真悟(せとしんご)」という友人がいた。

明日は最終試験。214人いる内の何人が合格するかわからない状況。「214人中Aクラスのヤツはたった12人だけだ」と励ます烏丸。烏丸と桂木は最後の練習もパーフェクトで終える。

主任教官の「剣田竜男(つるぎだたつお)」は烏丸と桂木には優しいが、Bクラスの瀬戸にだけ素っ気ない態度。3人は仲良く食事をするがAランクとBランクの食事は全く違う。さらに下のCランクの待遇は劣悪だった。

「最後の夜におしゃべりでもしようよ」と中庭でお菓子を食べながら談笑する三人。(その施設での4年間は奇妙だったけど楽しかった)。

最終試験日当日。「本日は卒業試験の実施日です。朝食を済ませホールに集合してください」とアナウンスされる。主任教官から「君達が試されるのは技術と揺らぐことのない強い心である!」

「それでは卒業試験開始!」とアナウンスされた瞬間、大勢の人間が血を流して倒れる!「試験対象は参加可能な全生徒です。今から60秒以内にマシンを1台選び自分のカードを挿入してください」どうなる最終試験ーーー!



ダーツだけで争う漫画ですが、すごい面白いです。