【エンバンメイズ】感想ネタバレ第5巻まとめ
百発百中のダーツ・プレイヤー同士が大金を賭け、さらには命を懸けてバトルするこの世界で「迷路の悪魔」と呼ばれる最強のダーツプレイヤーがいた。彼の名は烏丸徨(からすま・こう)。その烏丸の次なる敵は「純粋」の二つ名を持つ少年・皆月司(みなつき・つかさ)。少年ならではの残酷さでゲームに参加したプレイヤーたちを次々と殺してゆく皆月。一歩間違えれば火あぶりとなる地獄のゲームで烏丸はどう戦うのか? 人気急上昇中の賭けダーツ・アクション!
本編あらすじ
烏丸は明らかにゲストである施設の後輩を守ろうとしている。皆月を倒すことはできる策があってもそれではゲストが不合格になり死んでしまう。ゲストを守るためには絶対に皆月を殺してはならなかった。
しかし、皆月は非情にもドクロを確実に渡していき、次々と犠牲になるゲスト。第五、第六ラウンドも烏丸は生彩を欠いてしまい、マトの配置はかみ合わず、ドクロの位置はいとも簡単に読み切られた。一方リードを守りさえすれば勝利できる皆月は鉄壁の守りで烏丸につけ入るスキを与えない。
第六ラウンド終了時、両者の差はまったく縮まらず、さらにまるで決まり事であるかのように、皆月のドクロによってゲストが命を落とした。
第七ラウンド、全員一致で5を選択するゲストに驚く皆月。実は7ラウンド時点で全員合格していたため、自分の得点はもう考えなくていいゲスト。
第7ランドまでにゲストを全員合格させることが、烏丸の目的だったが、達成は困難だった。どう転んでも全員合格させるには足りない。目的達成のために皆月がゲストを殺すのを最初から計算に入れており「悪魔め…」と言われる。
望んではいなかったが、覚悟はしていた。烏丸はゲストを殺されるためだけにここいるクズでもなく、皆月が思うような烏丸に守られるだけのザコでもなく、命懸けで勝負に挑むプレイヤーとして扱った。
「21人でアンタを潰すのがオレの迷路だ」
勝ちに満足できずに圧勝を求めた。それがアンタの敗因だ。
ゲスト全員を味方につける圧倒的奇策で皆月を破る。
烏丸一行はダーツバーで休んでいると、謎のマダムから次の試合の招待状を届けられる。そこには次の対戦相手が桂木鈴音であることが書かれていた。そして謎の老紳士と語っている相手とはーー!?