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【ゴブリンスレイヤー】感想ネタバレ第2巻まとめ

月刊ビッグガンガンで連載中の【ゴブリンスレイヤー】第2巻ネタバレ。テレビアニメ化も決定した異世界ダークファンタジー物語。

ゴブリン退治の依頼を受け、妖精弓手らの冒険者一行に加勢することとなったゴブリンスレイヤー。しかし、「世界の危機よりゴブリンだ」とする彼の言動は、一行の常識を超えていて…? 新たな仲間は、彼の戦いに何をもたらすのか!? ゴブリン退治に取り憑かれた孤高の男<ゴブリンスレイヤー>の活躍を描く、大人気ラノベコミカライズ第2巻!! 

本編あらすじ

冒険者ギルドで森人(エルフ)、鉱人(ドワーフ)、蜥蜴人(リザードマン)の神官という珍しい一党(パーティ)が誰かを探している。エルフとドワーフは種族的に仲が悪く、リザードマンの冒険者は滅多に見ない存在。しかも三人とも銀等級の冒険者。

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そこにゴブリンスレイヤー(以下ゴブスレ)が登場。三人はゴブスレを探していたのだった。悪魔の軍勢が押し寄せてくる世界の状況を伝えるも「他をあたれ」「ゴブリン以外に用はない」「世界が滅びる前にゴブリンは村を滅ぼす」と断る。だがリザードマンから依頼自体はゴブリンである旨を言われると、即断即決する。報酬すら聞かずに決めたことに驚く三人。

エルフの土地で性悪な小鬼(ゴブリン)の動きが活発化されており、大きな巣穴が一つ見つかっていた。チャンピオンかロードが生まれた可能性を考えるゴブスレ。女神官とともにすぐに向かうゴブスレと依頼主三人も一緒に同行することになる。

ゴブリンの巣に行く道中で夜を迎え野宿する一行。それぞれがもちよった種族の食べ物を分かち合う。

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リザードマンは沼地の獣の肉。
エルフはクッキーのようなエルフの保存食。
ドワーフは火酒。
ゴブスレはチーズ。

リザードはチーズを知らなかったが、火で炙ったチーズを食べると「甘露!」と叫び非常に気に入る。そこで一晩を明かし、翌日の夕方にゴブリンの巣にされている神殿に到着する。

巣には番犬に狼を連れており、それを見たゴブスレは余裕のある群れの証拠だと状況分析をする。エルフの熟練した弓で門番を倒し、ドワーフの知識で迷わず巣を進むと、エルフが一人囚われている部屋があった。ゴブスレは近くに隠れていたゴブリンを一突きで仕留める。「俺はゴブリンを殺しにきただけだ」

悲惨な状況に動揺するエルフだが、冷静を取り戻した。巣の奥で五十以上のゴブリンが集まっているのを発見。ドワーフの酩酊(ドランク)と女神官の沈黙(サイレンス)の合わせ技で全員眠りにつかせる。眠ったゴブリンを残った三人で一匹ずつ仕留める。

仕留め終わったところ、ついに親玉のオーガが登場。オーガは強固な盾を持つ騎士をその盾ごと肉塊と化し、数多の術を修めた魔術師をそれを超える術にて焼き殺したとされる強力な存在。

魔神将より軍を預かるオーガは巨大な火球(ファイアボール)を放つも女神官の聖壁(プロテクション)で止める。全員攻撃で反撃するもゴブスレは強烈な一撃をもらい吹き飛ばされてしまう。なんとか立ち上がるが、もう一度ゴブスレに火球を放とうとするオーガ。

ゴブスレは手に巻物をもっており、それを紐解く。魔法の巻物(スクロール)は失われた古代の術法により魔法を封じた巻物。一度紐解けば赤子でも呪文を行使できるが、使いどころが難しいアイテムでもある。

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ゴブスレの巻物には「転移(ゲート)」の魔法が封じられていた。海の底へとつなげたことで、海底で圧し潰されていた水の精が解放され、水流の刃によって火球ごとオーガを一撃で吹き飛ばした。本来、転移の魔法は深い地底や危険な遺跡の中からでも一瞬で安全地帯に脱出できる命綱にもなる巻物だが、ゴブスレは攻撃用に使用したのだった。

まだ息があるオーガを「お前なんぞよりゴブリンの方がよほど手強い」と言いながらオーガを仕留める。さらに巣の奥に進もうとするゴブスレだが、疲労困憊の一同。今回はここまでと巣を出る。外にはエルフ一族が迎えにきており、馬車で街まで帰ることができた。

エルフにとって未知を体験したり新たなものを発見する喜びや達成感が冒険であり、ゴブリンを延々と狩り続けるゴブスレはあまり認めたくない。だからいつか必ずゴブスレに冒険をさせてやるのだと密かに決意するのだった。