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【極道つぶし】感想ネタバレ第6巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2004年から2005年まで週刊ヤングジャンプで連載していた『極道つぶし』の最終巻6巻の感想ネタバレまとめ。ヤクザとの決着はどうなったのか。最終話で生き残っているのは誰なのか。最終巻の結末(ラスト)を見逃すな!

極道つぶし 6

極道つぶし 6

 

小学校6年生の間淵静(通称マブシ)は、極道の抗争に巻き込まれて母親を亡くす。またその時の流れ弾にあたり出来た傷が左頬に残る。8年の時がたち仲間となった遊佐槇雄と一緒に、母親のカタキである荒木に復讐をする。そんな中行きがかり上、荒木の息子であるヒロトをかくまう事になる。極道つぶしに生きる二人と少年との衝撃のドラマ!!ラストの戦いを見届けよ!!

本編あらすじ

(8年前の抗争は計算されていた事。そしてそれを裏で仕組む資金繰りの為にユサの母親を利用した事、ヒデミツが「沢田の仕業だ」と言った全ての事を当の本人は…)

沢田「確かに荒木や他の組員を動かしたのは俺に違いない。だが…計画を考案し俺に持ちかけたのは櫻井秀光だ」

マブシ「そのヒデミツには"ゲン"とかいう殺しのプロがついてるからお前と手を組めって?随分と…簡単に流せるもんだな。俺達が今までに椹拉会の人間を何人殺ったか把握してるのか?」

殺された人間の価値を沢田に問うマブシだが「くだらんな…終わった命に意味などはない。お前らは先に何を見ている?親の敵を討って…それが何だと言うんだ?」それを聞き殴るマブシ。「巫山戯るな(ふざけるな)!」

沢田は隠し持っていたナイフでマブシを襲おうとするが、わずかな音を感知した遊佐が銃を取り出す。ナイフで銃本体を弾かれるが、驚異の反射神経で銃を掴み直し沢田を撃つ。

遊佐「てめーがいなけりゃ…オフクロは死ななかった。さっきてめーは「終わった命に意味なんかねぇ」つったよな。意味がねぇならてめーは何で今から死ぬんだ?何で殺されるんだ?」

沢田「ふん…お前らも秀光のところへ…せいぜい殺されに行け。…地獄があるなら…先に待っててやる」

遊佐「どこで会おうがてめーは許さねえよ」ドン!

(荒木に続き椹拉会の関東ブロックを仕切っていた沢田の死は…数日とかからず業界全土に知れ渡った)

マブシは秀光が持っている池袋の金融会社に目星をつける。フロッピーを取り戻したい椹拉会(さわらかい)はその池袋の事務所に先に乗り込みに行く。しかし、ゲンによって撃退される。ゲンの動きに驚くマブシ(なんだあの動きは…まるでユサじゃないか…)マブシと遊佐も乗り込もうとするが、ゲンに気配を感じられドア越しからマグナム弾を撃たれる。

遊佐は怪我を追いながらも、防弾ベストを着ていたおかげで致命傷は避けることができた。そしてゲンと一騎打ちに持ち込む。遊佐とゲンは壮絶な打ち合いのもと遊佐が勝つ。「ゲンは…バケモノに会った事なんて…ありませんから…」

秀光に追い詰められていたマブシだが、ウォレットチェーンの先に隠し持っていた銃で秀光を撃つ。(黒く大きな野望と絶対の自信を持っていた男の最期は…一言の言葉を飾る事さえできなかった)

最終話:「明日が無い事は初めからわかっていた」
極道つぶし 1

極道つぶし 1

 

ゲンとの死闘で重傷を負っている遊佐。マブシはドクを呼ぶために一度外に出ようとするが、それを引き留める遊佐。(一刻を争う容態…すぐにでもドクに連絡をしなければならない…だが俺はその手を振りほどけなかった。それは強く握られていたからではなく…俺の手を握るユサの力が…あまりにも弱弱しかったからだ)

折れた肋骨が肺に刺さっている遊佐。「頼むから手をはなしてくれ…」遊佐「ダメっぽい…もう目が見えなくなってきやがった…」(この…助けを求めるかのような手は今までユサが俺に見せる事の無かった…最初で最後の"弱さ"…)

「わかった。ここに…その時まで俺はここにいる。それでいいか?」「今…なんか一瞬オフクロに見えた…」「…ちっ…おまえが女みたいなマネさせるからだ」

「色々…世話んなったな…マブシ…」と呟き息を引き取る遊佐。泣きながらビルを出るマブシ。「あいつ…俺の質問に答えないまま…一人で逝っちまいやがって…!」

全てが終わったかのように思われたそのとき、立花組の組員に見つかり発砲される。「組長のカタキ!」マブシは銃で応戦しようとするが弾切れだった。弾を入れ替えようとする間に一方的に撃たれる。そして組員は逃げ、一人残ったマブシ…「"人を呪わば…"…か…」

コンビニで弁当を買うマブシ。周囲の人間は驚きの表情をしている。嫌いなニンジンを食べてみながら過去の事を思い出す。「血の味しかしない。これじゃあ…ニンジンを食べれた事にはならないかな…」マブシは血まみれだった。

(母さん、もう二度と…合わせる顔はないと思ってたんだけど…もう一度…顔を見てもいい…?)マブシはロケットに入っている写真を見ようとする。

(俺が逝ってもきっと…母さんには会えないから…最後に…もう一度だけ…)路上で息を引き取るマブシ。最期に遊佐の顔を思い出す。

 

(なんでかな。…あいつにだけは…嫌でもまた会う気がする…)