月刊ヒーローズで連載中の原作:村田真哉、作画:柳井伸彦による『ヒメノスピア』最新第5巻ネタバレまとめ。
楽園を侵食する不詳の殺意。もう一人の「女王」セレナが学園に編入し、大きく揺らぐ楽園都市。だが、姫乃もセレナもそれぞれの非情な目的があった――。時を同じくして、「兵士」であるはずの玄野二穂が同じ「兵士」を殺し…!?
第21話 異
第22話 謀
第23話 潜
第24話 擬
第25話 詐
本編あらすじ
生徒会に所属する2年C組の玄野二穂から姫乃の殺害を提案された安達瑞。自分を試していると思った安達は姫乃を殺そうとは思っていないと話すが、考えておいてくれと言い残し部屋を去る玄野。
時を同じくしてアメリカの女王セレナ・セルバンテスが、姫乃の学校に入学してくる。セレナの入学に反対する姫乃の周囲だが、姫乃はセレナのほうが国の規模も兵士の数も女王の経験も圧倒的に相手が上だとして戦っても負けるため先ずは様子を見ましょうと話す。
一方で、セレナの兵士も単身で敵の巣に飛び込む行為は正気の沙汰とは思えないと言い考え直してほしいと話す。しかし、セレナは同じ場所に女王が二人揃うのは、蜂の支配を疎んじている者にとって、これ以上の釣り餌はないとして思惑があっての行動だと話す。敵は別にいる!?
だが、兵士から姫乃の対応について質問されると「この惑星の支配者は一人でいい」として、これまでに殺してきた女王と同じ様に殺そうと話す。
その頃、学校内で2年C組の新崎敦子が殺害される事件が起きた。警視庁刑事部捜査第一課警部補の村上綾が捜査に乗り出す。村上綾は状況証拠からして何者かの兵士であるのは間違いないとして、セレナの兵士が犯人としてセレナを問い詰めるが、姫乃がその場を収める。
姫乃はセレナと二人きりになれる学校の会議室に移動。そこで姫乃は学校の生徒を兵士にしたのかと質問すると、敵地に一人で乗り込む道理はないとして「したに決まっているだろうが」とあっさり白状するも今回の犯行は私の兵士ではないと否定する。
また「愛は上書きできない」として姫乃の兵士をセレナの兵士にすることはできないと女王の針の秘密を話す。セレナの言葉から自分自身を囮にして狩りをしていることに感づき始める。
その頃、安達が学校の屋上で休んでいるところに、またしても玄野二穂が接触を図る。新崎の殺害を簡単に自白する玄野を危険視する安達。玄野も女王の命令に従っているとして再度安達を勧誘する。針を出しながら「嫌とは言わせない」と脅迫しながら仲間に加えようとする玄野から催涙スプレーで隙を作り逃げる。
安達は急いで姫乃に新崎を殺害した真犯人を伝えようとするが、服部からいきなり殴られる。玄野の計略によって安達が真犯人にされてしまう。安達は否定するが、針を見たと嘘をつく玄野の言葉を信じる姫乃たち。
安達が完全にハメられたと気づいたときには遅かった。姫乃の兵士から半殺しにされる安達。警察に引き渡す前に原口主任がいるフジモト生物科学研究所に護送車で移送されることになった安達。
安達の移送車に別の車で同行する姫乃、玄野、村上の三人。移動中に半年前に学校に編入してきて姫乃の所有物になりたいと願い出てきた玄野のエピソードを話しながら、自発的に願ってきた唯一の人物として感謝の気持ちを伝えながら「だからこそあなたの嘘が理解できない」と話す。姫乃は真犯人に気づいていた!?
刑事の村上から拳銃を向けられ「本当の事を言え」と問い詰められると、玄野が知るはずがない村上の5年前の警察内部での射撃訓練について話し出す。急ブレーキで構えた姿勢を崩された村上は、間髪入れず放たれた玄野の針と拳銃で殺されてしまう。運転手も玄野の味方で進路を変えられ兵士と引き離される姫乃。
玄野は突如「久しぶりだな虫ケラ」と言い「黒田だ」と言いだした!?
***次回予告***
執念と悪意ーー。玄野二穂の意外なる正体…。復讐者の妄執が、思いもよらぬ姿となって過去より蘇り姫乃を再び追いつめる!!第6巻は2020年春頃に発売予定!