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【凍牌人柱篇】感想ネタバレ第16巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2011年から2017年までヤングチャンピオンで連載していた『凍牌〜人柱篇〜』の最終巻16巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?

最強のヤクザ、帝王・高津が覚醒し、熱狂の殺し合いが始まる。狙われるのはアミナ。その時、Kとアミナは最後の賭けに身を投じる!人柱篇ついにクライマックス!最後に生き残るのは誰だ!?

これまでのあらすじ

桜輪会二代目襲名に合わせて高津が参加費1億円で賞金100億円のサバイバル麻雀大会を開催し、ケイは高津を殺すために参加する。予選から人数を減らすために運試しのロシアンルーレットでガンガン人が死んで行く。

その麻雀大会のルールは、

①入れ替わり制で1つの卓で半荘を繰り返す。

②半荘が終わって4着の人間が拳銃ロシアンルーレットを回し死んだら失格。

③生き残りが4人以下になったときに点数1位が優勝

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ここまでの展開は表世界のトップに君臨するプロ雀士で、招待選手の前川が竜凰位戦のリベンジに参戦。しかしケイ・前川・宮地・田中で4着となった前川がロシアンルーレットで運悪く6分の1の確率を引いてしまい死亡。

前川の代わりに高津が入り、ケイ・高津・宮地・田中の4名になる。大阪山扇会に雇われている田中が4着となり拳銃ロシアンルーレットを生き残るが、直後にリタイアを宣言し退場。

田中の代わりに大阪山扇会若頭の叶正一が参加すると豪語するが、会場に来ていた竜凰位戦準優勝の女流雀士アイが止めに入り、自身が代わりに入ると宣言。これでケイ・高津・宮地・アイの4人となる。

仙台宮地一家5代目組長・宮地拓郎が堂嶋の如く勢いで攻勢に出る。東1局で天和。宮地は麻雀3ヶ月の初心者ながら天和を月一で和了る強運の持ち主。しかし、同卓のメンバーが日本最強クラスが揃っていたため、自身は「場違いだ」としてリタリアを宣言。またなと言い残しその場を去る。

次に桂木優が参加を立候補。参加にあたりルール変更を提案。それは誰か死ぬまでメンバー交代も、リタリアもなしという死のルールだった。麻雀の実力は弱いながらも高津へ異常な殺気を放つ優。

ケイ・高津・アイ・優の4名に。優は生きて帰る気がない。3人と実力差があるため最初から飛んでしまう優だが、2回の拳銃ロシアンルーレットを生き残る。その後、チョンボはロシアンルーレット3回を高津が提案。チョンボで飛んで終了した場合は5回ひかなければいけないルールに変更される。

それでも高津を邪魔するためならラス引くことをなんとも思っていない優。桜輪会の倉橋は、優が死ぬまでこれを続ける気であることを悟る。またしてもラスを引いてしまったため優がロシアンルーレットを2回することになるが、運よく生き残ることができた。

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そしてついに優が唯一の武器であるその命を削りながら蒔き続けた奇跡を起こす。優の大三元によって高津が2回拳銃を引くも生き残る。その後は優が負けてしまい三度目のロシアンルーレットになってしまう…。その2回目を引くときに拳銃を高津に向けて撃つ!

拳銃は発砲するも拳銃の扱いに素人だったため外してしまう!高津組組員の本多喜一がスグに優を撃ち、優は胸を銃弾が貫通し、最後にケイに「生きて」と伝え死んでしまう。追加の参加者がいない場合は終了となってしまうが、そこに堂嶋が参戦。そしてルール改正を提案。マイナス7万点なら6回引き金を引くルールに変更。

ケイ・高津・アイ・堂嶋の4人で再開。高津が連続ラスからロシアンルーレットになるも二度も生き延びる。高津が2連続でラスを引き3回引き金を引きながら力強い麻雀を打つことに驚くアイ。

ついに高津に波が来る。ケイが今回初のラスになり拳銃を2回引くが、生き残る。明らかにケイが落ち目であることは観客にも伝わる。次もハコラスでケイがラストになってしまう。

2回目、ケイが引き金を引く瞬間にアイがケイの腕を下にはたいた。弾は出たが銃弾はこめかみを抉っただけに終わる。高津はアイのチョンボだとして引き金3回を要求。責任を取る形でアイが引き金を引くが、運悪く銃弾を引いてしまい死んでしまう…。ついに終わりかと思われたが、会場に突如現れたのはアミナだった…。

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ケイ・高津・堂嶋・アミナの4名で再開。盤上はケイが勢いを増し、堂嶋の圧力、読めないアミナの麻雀と混沌とする。ケイは高津を和了させないためにわざとチョンボをして引き金3回を選択。役満を防ぐためなら「安いものだ」と言いながら引き金3回を引く。以降はチョンボは引き金5回にルール変更。

勝負は16回戦目に入る。高津はアミナの実力を基本ができていて度胸もいいが攻撃は単純だとして『中の下』だと判断する。アミナが死んで勝負は終わると話す。そして大辻と打ちたかったとも話す。そんな高津をケイは「僕がうらやましかったんですね」と心理を見抜く。

高津の一瞬のスキを突いてアミナがスリ替えのイカサマをする。ケイはスキがあった高津をぬるいと言い放つ。アミナの国士が直撃し、大逆転トップに躍り出る。ケイが2年間鍛えたアミナの技は麻雀そのものではなく、イカサマの技術だった。

17回戦目に突入。弾が出る確率を高めるためにレートを上げてハコ割れする確率を上げる。誰しもがこれが最後の戦いになることを予見する。ここにきてケイとアミナがタガログ語でコンビ打ちを始める。高津のダブロン狙い。引き金6回で確実に死ぬ。しかし、まさかの高津がタガログ語を理解していた!?

待ちの字牌を見抜き、チョンボを選択。引き金5回ならわずかながら生き残るチャンスがある。上手くやったと思わせた高津だったが、ケイはノーテンリーチだった。ケイは「あなたは僕が思った通り賢かった」と言い、高津を罠にハメたのだった。そして高津則之が最初に引いたとき銃弾が飛び立し高津は死ぬのだった…。 

関連記事:【凍牌ミナゴロシ篇】感想ネタバレ第10巻(最終回・最終話・結末)

***感想・評価・考察***

ついに第2部が完結。死んだと思われた優は意識不明の重体で、かろうじて生きていることが最終話で明らかになりました。そして物語は第3部に移行します。第3部は『みなごろし篇』としてヤングチャンピオンで連載中。高津が亡くなったことで名簿を狙う裏の組織が増えそうです。第1巻は無料で読めるときもあるので、そのときにお試しで読んでみてください♪