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【君に愛されて痛かった】感想ネタバレ第4巻まとめ

まんが王国で連載中の『君に愛されて痛かった』感想ネタバレ最新第4巻まとめ。

君に愛されて痛かった 4巻: バンチコミックス
 

他校の高校球児・寛への執着心を強めてゆくかなえ。家庭に居場所はないが、学校では特定のクラスメイトを排除する形で立ち位置を確保していた。一方、寛のチームメイト・越智は、かなえの存在が寛にとって危ういものではないかと考えるように――。

目次

第22話 特別
第23話 期待
第24話 区別
第25話 女
第26話 打算
第27話 安心
第28話 幻想
第29話 評価
第30話 蠢動

本編あらすじ

寛は野球部の練習が終わって携帯を確認すると、かなえからLINEで大量のメッセージがきており驚く。返信する前に何度も一方的なコメントがきてあせる寛。夜10時過ぎにも関わらずかなえの元に電車で向かい慰める。かなえが部屋に戻ったときには深夜3時を過ぎており、寛は終電をなくす。

寛のクラスメイトで女房役でもある越智は寛の肩を心配するが、それを本人に直接聞くのは止める。それから寛の野球部の練習しているグラウンドにも行くかなえ。越智はかなえに夏の大会を控えた今が一番大事な時期だから「諦めてくれない?」と伝える。

そして寛の肩を怪我していることも話す。治療するべき時間をかなえに割いていることが我慢ならない越智はかなえに自重しろと強く言うが、かなえは「野球なんか辞めちゃえばいいのに」と思わず言ってしまう。

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かなえは「寛君を苦しめる野球なんか辞めちゃえばいいんだ!」と叫ぶ。越智から寛を好きな理由を聞かれたかなえは「自分に優しくしてくれるところ」が好きだと話すが、越智からは「寛は誰にだって優しい」と言われてしまい、またしても不安になる。

かなえの学校ではとみ子が仲間外れになっているが、かなえは勇気を出してとみ子を仲間外れにするのを止めると瑠奈と里虹に伝える。結果的にとみ子と二人きりのグループになる。

その頃、寛は試合に先発することが決まり、かなえを試合観戦に誘う。越智は練習終わりに「本当に(肩は)大丈夫なのか?」と念押しをするが「今更言えるわけだろ!やってみなきゃわかんねぇだろ!」として聞く耳を持たない。

試合当日。試合前のピッチング練習の段階で苦悶の表情を浮かべる寛だが、チームメイトにはそれを隠したまま出場する。

試合は1回に2点を先制するものの、寛のコントロールが定まらず4回に3失点をしてしまいピンチになる。打者としても満塁のチャンスの場面で併殺打になってしまいチャンスを生かせない。

かなえは「野球なんかの為に無理しないでよ」と泣きながら心の中で応援する。ついに寛はマウンドで肩を抑えて投げられなくなり交代。その様子を見ていたかなえは笑っていた…。

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***感想・評価・考察***

君に愛されて痛かった 4巻: バンチコミックス
 

かなえにとって「寛は苦しんで野球をしている」として寛の都合や意見は一切考えず自分のことしか考えない自己中心的な性格が目立った第4巻。野球が好きな寛だが、野球を辞めたほうが幸せになれると考えるようです。また深夜にわざわざ来てもらったのに落ち着いたらバイバイするかなえのヤバさが際立ちました。少しは相手のことを考えろよ…。

典型的な野球バカの寛は、今回の怪我でどうなるのやら。野球しか取り柄のない寛から野球をとってしまうと何が残るのだろうか。優しい寛は、かなえの要求に応えようとして今は無理をしていますが、いつか爆発するのは間違いありません。メンヘラ女と付き合うと人生が転落すると言われていますが、本格的に付き合い始めると、かなえの浮き沈みの激しい性格に少しずつ「しんどい…別れたい…」となってくると思います。

第4巻では登場しませんでしたが、不登校の一花や、少年院の鳴海のその後も気になります。第5巻ではついに寛が野球部を辞めて退学するのでは!という展開になるかもしれません。