【キングダム】感想ネタバレ第20巻まとめ
押されていた流れを押し戻した飛信隊。そのとき戦場に銅鑼が鳴り響き、魏の第二陣が出陣する。第二陣の将軍は廉頗四天王の1人玄峰。玄峰が仕掛けた策により、秦軍第一、第二軍が翻弄されてしまう。そんな中、六将級といわれる蒙驁の副将が動き始める。
目次
第207話 玄峰、参戦
第208話 敵本陣の場所
第209話 玄峰、翻弄
第210話 手玉
第211話 副将、動く
第212話 曲者
第213話 蒙恬の提案
第214話 共闘
第215話 輪虎兵
第216話 肉薄
第217話 信、一気呵成
本編あらすじ
「つまらぬ 少しは脳みそのある奴はおらんのかィ」玄峰の盤上の遊びの如く戦場を操る策により、秦軍を大虐殺します。やるだけやってあっさり退却。そのため緒戦は秦軍完敗となる。大戦2日目、桓騎が奇策を用いて、玄峰を討つ。3日目、今度は蒙恬の策により、飛信隊・玉鳳隊・楽華隊で輪虎を討とうとする。そして、ついに輪虎と対峙した信と王賁。二人は輪虎を討つことが出来るのか。
飛信隊は斬りあいにはめっぽう強いけど、策を弄してくるような相手だと正直苦戦します。今は羌瘣がいるため大惨事にはなりませんでしたが、そろそろ専属の軍師が必要になってくると思います。河了貂あたりが勉強を終えて軍師になってくれるといいですね。
2日目は各所で激しい戦いが繰り広げられる。
●秦軍左軍・王翦将軍(兵40000人)
●魏軍右軍・姜燕将軍(兵40000人)
この両軍は一進一退の拮抗状況。中華十弓のひとり・姜燕の矢による攻めの強さにより、王翦軍が押され出す。
●秦軍右軍・桓騎将軍(兵30000人)
●魏軍左軍・介子坊将軍(兵40000人)
桓騎は介子坊と正面から戦うことはせず、虚をついて急襲してはすぐに退くという戦い方を繰り返していた。さらに殺した魏兵の目玉や耳などを袋詰めにして、介子坊に送りつけてくるなどの行為により魏兵は恐怖心を煽られる。元野盗だけにクセがありすぎる桓騎の戦い方に、介子坊は悩まされていた。
桓騎に手こずる介子坊のもとへ、廉頗の指示により玄峰将軍がやって来る。桓騎と相性が悪い介子坊から、一時的に将を玄峰に交代し、一気に左軍の戦いを終わらせるのが目的だった。玄峰は、地形と敵軍の配置などから桓騎軍の本陣の場所を読み解き、介子坊に攻め込ませる。
さすが六将級といわれる副将・桓騎!なんと魏兵に変装して、難なく玄峰のもとへ行き倒してしまいました。玄峰から「ものを知らぬが 確かに筋は悪くない‥‥か。弟子にしてやってもよいぞ 桓騎」と言われますが、桓騎は「いるかよ」「雑魚が」と、あれだけ信たちが苦労した玄峰をあっさり討ち取りました。今いる将軍のなかで最強クラスかもしれません。さすが元野党。やることが型破りです。桓騎は残忍な戦い方を好む、ちょっと危ない人物ですが、味方でよかったと思える存在です。
「三隊で打って出て輪虎を討ち取ろう」「輪虎兵だ」蒙恬が輪虎の子飼いの精鋭私兵700人を倒したあとで、他の二隊が輪虎を狙う。蒙恬自ら犠牲の大きい役を買ってでて、しかもそれを完璧に遂行します。信の同世代のなかで蒙恬が頭1つ抜け出ているかもしれませんね。輪虎に対して策を弄するくらい知力もあるし、武力もかなりありそうです。なにより蒙驁が蒙家三代のなかで才能が一番であると認めていますから。飛信隊・玉鳳隊・楽華隊で輪虎を討つという蒙恬の策を実行する直前、汚れ役を自ら引き受けた蒙恬が激を飛ばします。
一気に騎馬兵で輪虎本陣まで駆け抜ける玉鳳・飛信隊の2隊だったが、途中輪虎兵の残兵に道を阻まれる。飛信隊は2隊に分かれ、「この先まだ‥‥あの男は飛信隊に必要だ」とする羌瘣を残して輪虎残兵を食い止める。信は本陣へ突き進み、王賁とともについに輪虎の前に立ちはだかる。
「僕が打たれることはないからね」それにしても輪虎が強い。信と王賁の二人掛りで挑んでもまだ余裕がある感じです。信が今まで戦った中でトップクラスなのは間違いないでしょう。ちなみに一番は龐煖です。そういえば輪虎と羌瘣が戦っていたらどっちが上なんでしょうか。21巻の展開としては引き続き輪虎との戦いが続くでしょう。あとはまだ動いていないもう一人の副将・王翦がどう動くかといったところですかね。