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【キングダム】感想ネタバレ第32巻まとめ

【キングダム】感想ネタバレ第32巻まとめ

キングダム 32 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 32 (ヤングジャンプコミックス)

 

蕞攻防戦の二日目の夜を迎えたが、合従軍の夜襲は続いていた。そんな中、大王である政は眠れずにいる蕞の民のもとへ行き鼓舞して回っていた。その効果があったのか続く三日目、四日目となんとか城を守ることに成功する。しかし五日目についに民兵の限界が来てしまい、大王がいることを敵に露見してしまうが・・・。

目次

第339話 巡回の夜
第340話 予想外の変化
第341話 秘密の露見
第342話 昌文君の提案
第343話 六日目の檄
第344話 出し尽くす
第345話 開く城門
第346話 来ぬはずの援軍
第347話 破格の加勢
第348話 行く理由
第349話 軽い

本編あらすじ

サイ攻防戦、2日目の夜。
初日の徹夜防衛戦の影響により、兵たちは重い疲労に悩まされていた。李牧軍は、絶えず秦軍を休ませぬよう再び夜襲をかけるそぶりをし、秦兵たちの気力・体力を奪っていた。

 

その夜、眠れぬ民兵たちの前に、突然大王・政が現れる。どうせ皆が眠れぬのならば、ねぎらいの言葉をかけようと城内を回る政の姿に、民兵たちは涙する。続いて麃公兵のもとを訪れる政。麃公後追いの捨て身の考えを捨て、後世に英雄・麃公の生き様を伝えるためにも必ず生きてサイを守りぬけ、と鼓舞する。

 

政の巡回の効果で、疲れた兵たちの士気は再び高まるのだった。同じ夜、信は昌文君にこの戦の展望について尋ねる。昌文君は、根拠のない数字ではあるが、"8日"をしのげは活路が見える算段だと答える。気が遠くなるほどの日数に、もはや"奇跡"を信じるしかない2人だった。

 

そして3日目。
政の連夜のねぎらいにより、民兵たちは疲労の限界を超えて戦意を覚醒させ、再び李牧軍を押し返しはじめる。3日目、4日目ともにサイは陥落することなく防衛を維持。尋常ならざる士気の高さを保つ秦軍に対し、李牧は、兵たちの士気を高める人物が何者であるのかを予想しながらも、訝しんでいた。

 

そして5日目。

 

"本当の限界"を超えて民兵たちは次々に倒れ出しはじめる。精根尽き果てる寸前の兵たちの前に、なんと政自らが前線に現れ、檄を飛ばす。政は、自分にできる最後の手段として、限界を超えた民兵たちを再び立ち上がらせるために危険を承知の上で現れたのだった。

 

少年兵が狙われている場面に遭遇した政は、自ら剣をふるい、少年兵を救う。まわりにいた民兵たちは、政の戦いぶりを見て士気がよみがえり、限界を超えて立ち上がりはじめる。その時、政の登場で民兵たちがあからさまに息を吹き返したのを見て、李牧軍の隊長・曹(そう)は政を狙う。

 

政は自ら曹を迎え討ち、右腕を斬り落とすが、残った左腕で体を挟み込まれ、曹の部下・番陸に斬られてしまう。まわりにいた秦兵たちが、政を大王と呼び叫ぶのを聞き、全てを察した曹は、番陸に政の首を落とすように叫ぶ。

 

その時、信がかけつけ、李牧軍を蹴散らし間一髪で政は助かる。政は何とか気力で意識を保っていたが、出血がひどく大怪我を負っていた。この出来事により、李牧軍本陣に秦国大王がいるという情報が広がり、ついに李牧の耳に入る。李牧は、秦王・政を捕らえることができれば呂不韋と交渉し無血で咸陽を落とせる、という現状を好都合ととらえ、全軍全兵でサイを落としにかかる。

 

しかし、5日目もサイは何とか落ちずに粘った。だが、政が負傷したことによる秦軍の士気の低下は明らかであり、6日目にはサイは陥落するだろうと予測した。昌文君は、政だけは絶対に生かすよう、サイから脱出させるべきだと懇願。信から政にその旨を伝えるように任せる。

 

政と2人、話す信。政にはサイを脱する考えは毛頭無く、信も政が脱出を拒むことは分かり切っていた。昌文君は説得を失敗した信に憤慨するが、信は昌文君を制し、とことん政に付き合おう、と納得させる。

 

そして6日目。

 

猛攻撃を仕掛けてくる李牧軍。それに対し、戦意を喪った秦軍。疲労も重なり、満身創痍の秦兵たちの前に、なんと重症のはずの政が騎馬しながら現れた。政は、血の気の引いた顔色を隠すために女物の化粧をし、意識を保つのがやっとの状態ながらも、兵たちの士気を上げるために平静を装っていた。

 

これにより、秦兵たちは再び奮起する。信は檄を飛ばし、飛信隊は大爆発。竜川・田有も手負いながら復活し、全てを出し尽くすかのように戦う。そして、絶妙なタイミングで各壁に援軍を送り、戦力のバランスを保つ北壁担当の介億の存在が、転覆寸前のサイを保っていた。

 

そして7日目。ついに均衡が崩れる。

 

昌文君の護る西壁が陥落。階段を奪われた秦軍は、李牧軍の突入を許してしまう。あっという間に城内に侵入され、残り3方の城門も内側から開けられてしまう。城内に李牧軍が満ちていくのを絶望した面持ちで眺めるしかない秦軍。

 

兵たちが嘆き、全ての希望が断たれたかのように思えたその時、西の山壁に楊端和率いる山民族の群れが現れた。李牧軍とほぼ同数にみえる山民族の大軍は、瞬く間にサイに向かって駆け下り、李牧軍を蹴散らしはじめる。

 

あまりの状況の急展開に、李牧を含め、秦軍でさえも大混乱。山の民の援軍は、実は政が咸陽を出陣する前に伝者を通じ頼んでいたのだが、運悪く山の民は山界の北方奥深くに大遠征しており、楊端和らは不在であった。

 

一応の言伝(ことづて)は頼んでいたものの、山界での大戦中に山民族が咸陽まで引き返すことはほぼ不可能と見込まれたため、実際は援軍の確証が持てない状況だった。昌文君の出した"8日"という算段は、限りなく望みが薄い中での、山民族が遠征地からサイまでの行軍にかかる日数だった。そして楊端和たち山民族は、予想を上回る7日でサイに到着したのである。

 

山の民に援軍を依頼したことは、政と昌文君しか知らなかった。情報を一切封鎖していたため、李牧にとっては完全に虚をつかれた形となったのだ。楊端和やバジオウをはじめ、山の民の圧倒的な武力により、李牧はついに軍を退却させるかどうかの瀬戸際に立つ。それは、此度の合従軍の敗戦を意味することだけに、李牧は決断をしかねていた。
李牧が決断を下そうとしたその時、三大天・龐煖が姿を現した。

 

楊端和は、矛を振り回し次々と山民族を殺しながら近づいてくる龐煖の存在に気づく。龐煖に向かって行く楊端和の前に、なんと信が立ちはだかる。天下の大将軍になるために、龐煖を超えなければならないと考える信は、楊端和にの龐煖との戦いを譲ってくれと申し出る。信はついに龐煖と対峙。信は龐煖に一撃をくらい、アバラを折られるほどに激しく吹き飛ばされる。しかし信は立ち上がり、再び龐煖と一騎討ちにー!