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【キングダム】感想ネタバレ第42巻まとめ

【キングダム】感想ネタバレ第42巻まとめ

キングダム 42 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 42 (ヤングジャンプコミックス)

 

幾重にも絡む謀略と駆け引きの応酬戦。 広大なる戦場で火蓋が切られた黒羊丘の攻防戦。桓騎と慶舎、総大将同士の策略がせめぎ合う。一方、開戦直後に奇襲を受けた飛信隊の目の前にはさらなる強大な試練が…!! 

目次

第449話 蜘蛛の罠
第450話 野党の意地
第451話 黒羊の夜
第452話 強襲の成否
第453話 進軍の終着地
第454話 軍師の底力
第455話 主攻なる助攻
第456話 副長の責任
第457話 執念の渡河
第458話 離眼の御印
第459話 闘志の伝染

本編あらすじ

第449話 蜘蛛の罠
自ら出陣する数刻前、慶舎はゼノウの快進撃を見つめ、不敵な笑みをこぼす。岳嬰とゼノウ、雷土が相見える。岳嬰は戦で最も恐ろしいことは優位に立っていると思っていた状況が知らずに己の死地へと変わっていることだ、言っている意味がわかるかと勝ち誇って問うと雷土はわかるぜ、てめえがマヌケって意味だろと吐き捨て、両軍がぶつかり合う。

その歓声が趙軍本陣に届く。それを紀彗と金毛は耳にする。紀彗は岳嬰を心配するが、金毛は問題ないとし、紀彗の賭けより万倍安心できると返した。さらに慶舎自ら討って出たので、ゼノウ、雷土は終わりだと切り捨てた。紀彗はそれを聞き、慶舎は聞いていた以上に恐ろしい方だと感じた。慶舎が自ら出陣するときに紀彗に桓騎の片腕が砕ける音を聞かせてやると言い残していた。

尾平は慶舎の振り下ろした刃を槍で何とか受けるも、その重さに槍はへし折れた。その後、尾平は馬に轢かれ、弾き飛ばされる。桓騎軍は慶舎の奇襲を止められずにいた。慶舎は後続も徹底的に叩くことにより、頭と分断させようとした。

精鋭部隊を率いた慶舎は中央丘の裾を斜めに走り、一気に樹海の地を飛び越えた。そして、雷土隊を追っていた尾平達二列目を真横から奇襲。この奇襲により、二列目は完全に足止めされ、前方の雷土、ゼノウ隊は後続を失い孤立する。さらに慶舎軍右翼の各隊は続々とその雷土隊の方へ行軍しており、雷土、ゼノウ隊は気付かぬ内に孤立、包囲の窮地に陥っていたのだ。


第450話 野盗の意地
慶舎でも見落としていた絶体絶命の窮地における元野盗特有の知恵があった。雷土はゼノウに対し火兎と鳴らせと叫ぶ。ゼノウと雷土は笛を口にし、戦場に響き渡る大きな音を出した。

それを聞いた桓騎軍は脱兎の如く我先に逃げ去った。火兎の笛は彼らが野盗団であった頃から使われている代物であり、修羅場では何度も耳にした笛の音であった。その意味は絶体絶命、完全包囲であり、もはや隊ごとの伝令、号令は不要、この音さえ聞けば野盗時代に戻り、逃げるだけであった。

その様が軍の退却の姿とはあまりにもかけ離れていたため、さすがの岳嬰も固まらずにはいられなかった。岳嬰は無様で無秩序であり、殿もないその姿は山猿であると嘲笑った。
火兎を桓騎とリン玉は遠くから聞いていた。リン玉は包囲が狭まる前の火兎であれば二隊が壊滅することはないと推測し、桓騎は趙には素人丸出しに逃げているかもしれないが、一番多く助かる方法であると話す。


第451話 黒羊の夜
趙軍による奇襲で苦境に立たされる秦軍。慶舎による包囲の危機を脱し、雷土とゼノウは趙本陣へ逆奇襲を仕掛け、焼き払った。そして、戦場に夜が訪れる。河了貂は飛信隊が不慣れなこの地に不慣れな間が最も趙軍にとって好機であるため、必ず夜襲をかけてくるとし、外側の隊はいつでも戦える準備をさせ、見張りは倍以上にするよう指示する。

楚水が信の元に近寄る。楚水は羌瘣が戻っていないことを確認する。信は斥候に出たきり樹海の中に消えたと答える。楚水は羌瘣が斥候で前に出た後、本隊は手前の丘に戻ったため、大きく間が空いてしまったため、前線の趙軍側にいるかもしれなく、羌瘣は十数騎であるため、趙軍に捕まっていければ良いがと心配する。信は羌瘣に限ってそんなヘマはしなく、それより心配はと言うとそこに桓騎軍から伝者が現れる。

羌瘣達一行は自らの位置を確認していた。羌瘣達は趙軍の深くまで入っており、完全に孤立していた。部下からはすぐに戻るべきと言われるが、夜営は厳重であるため、迂回して戻るしかなかった。しかし、羌瘣は迂回はしないと断言する。明日は戻って隊を率いて戦うが、その前にやることがあると言う。それは現在敵の後ろ側にいる、この好機を逃さず背後を突くことであった。


第452話 強襲の成否
初日の激戦から一転、静寂に包まれる黒羊の夜。趙の陣営は誰も破ること能わぬ堅牢なる陣であった。陣には幾人もの見張りがおり、近く者は例外なくその監視の網に引っかかるのであった。しかし、羌瘣はその網を抜け、陣の中心の高台にある劉冬まで辿り着く。劉冬は偶像を額に付け、祈りを捧げていた。劉冬は羌瘣の気配を察知し、誰だと問う。羌瘣は劉冬の姿を見て、偶像崇拝か、軍の将にしては珍しいなと言う。そして、命を貰うぞ趙将と剣先を劉冬に向けた。

劉冬は妖の類か呟き、この陣に忍び込み、寝所まで来れる者がいると思えない、しかも女でと驚きを隠せないでいた。羌瘣はここにいるとだけ返す。劉冬はそうだなというものの、火に照らされた羌瘣は人ならざる者に見えたと話す。羌瘣は偶像にすがっているから、そう見えるのだと言い捨てる。劉冬は偶像はすがるものではなく、奮わせるものだとし、羌瘣に自らの命を賭して守るべきものを持っているかと尋ねる。羌瘣はむかし唯一のものを失くしたが、今は別のものを持っていると言い切る。


第453話 進軍の終着地
羌瘣の強襲は両者痛み分けとなったが、高台から落ちた羌瘣の傷は深かった。劉冬はすかさず部下に羌瘣を生け捕りするよう指示する。信はうたた寝をしつつも、羌瘣の帰りを待っていた。そこに隊員から急いで天幕まで戻るよう伝令が来る。再び桓騎本軍からの使者が来ていたのだ。

信が天幕に戻るとそこには桓騎軍参謀の摩論がいた。摩論は二日目の作戦を伝えるために来ていた。内容は二日目から中央の丘取り合戦が始まるというものであった。黒羊の戦いは巨大な中央の丘を手にすれば十中八九勝ちを手に入れることができ、本日は双方の中央軍が進軍し、丘の斜面でぶつかり、覇をかけた領地合戦になると予想された。この戦いでカギを握るのは平地の左右の軍であり、中央軍が丘の前線の押し合いをしている最中に下から攻撃を受ければ挟み撃ちに合い、その部分は根こそぎ敵にとられてしまう可能性がある。しかし、逆もまた然りであった。


第455話 主攻なる助攻
信は飛信隊に配置に着くよう指示する。そして、貂に後で会うぞと言うと貂は向こう岸でと返す。また、信は緊張して固くなっている渕さんに飛信隊の力、趙の奴らに見せつけてやろうぜと拳を突き出すと、渕さんは拳を突き返し、存分にと答える。

河了貂は昨日斥候に出た羌瘣を手掛かりとしていた。羌瘣は昨日、この川を馬で渡って先に進んでおり、この川のどこかで足が届く浅瀬が対岸まで続く場所があると考えていた。岐鮑に見てもらうと読み通りそれらしい場所が二ヶ所存在した。この二ヶ所に兵を集中させて渡河を企てようとした。まずは浅瀬の幅が広い中央を飛麃、カク備兵ら屈強な兵士を集中させ、大軍とした。率いるのは隊長の信であった。

対岸から見ていた馬呈は川底の道に気付いたかと感心するが、そこは残念ながら凹地だとつぶやく。凹地とは上から見たくぼ地のことで、ここを攻めると対岸全てから集中砲火を浴びてしまうのであった。凹地を攻めるのは下策中の下策であるが、それを突き進むことにより、敵は当然大軍を投入した一点突破に見える。敵の注意が信達に集中した隙にもう一つの川底の道を貂と楚水が渡る作戦であり、こちらの対岸は凹地とは真逆の凸地のため、攻めるには上策の地であった。問題は川底の道が狭く、大軍を送れないため、上陸戦に不安があったが、そこは飛信隊の息の合う生え抜き少数精鋭で固めて挑むとした。しかし、馬呈は予め劉冬よりその可能性を示唆されており、凸地が主攻であると見抜き、主攻部隊の頭を叩き割るため、凸地に移動する。

ところが、貂はこの二手ではこの川は攻略できないと考えており、事前に三手目を用意していた。そこは浅瀬ではなく、真逆の底が見えない程、水深が深く流れも激流の地、かつ対岸が険しい絶壁という悪条件が重なる場所であった。しかし、悪条件過ぎてそこには敵の布陣は存在しなかった。魚の異名を持つ岐鮑はその川を命からがら泳ぎきり、対岸の岩に縄を括り付け、川に縄を張った。しかし、例え縄があったとしても、それをつたって川を渡るのは自殺行為であった。

まずは泳ぎが得意とする土南が渡ろうとするが、川の流れがあまりに強く、飲み込まれ、そのまま流されていってしまった。その姿をみた隊員は川を渡ることに怯んでしまう。そこに上流から赤い血が流れてくる。それは上流で身を呈して戦っている飛信隊のものであった。それを見た渕さんは改めて気合を入れ直し、渡河に挑戦するのであった。


第454話 軍師の底力
阻まれた前線を進めるため、目前にある川を渡ろうとするが、川は深く、渡ろうとしても胸の位置まで浸かり、趙軍の格好の矢の的になる状況で、現状を打破するのは困難を極めていた。河了貂は橋も舟もない状況に危機感をつのらせていた。

一度陣まで戻った飛信隊幹部達に河了貂は川を端から端まで見に行くと告げ、飛信隊の中で一番川に詳しい岐鮑を連れ、出発しようとする。信はそれを見て、状況をわかっているのか、時間がないんだぞと言うが、河了貂はわかっているから何とか策を見出そうとしているんだと反論する。

飛信隊はそれ程追い詰められていた状況であったのだ。今日中に中央丘の横まで軍を進めなければ信と貂の首が飛ぶだけでなく、全戦局に大きな影響を与えてしまう状況であり、岸を固めた敵を舟も持たない飛信隊が抜くには特別な作戦が必要だった。全ては軍師にかかっている、信じて待ってて信と言い残し、河了貂は出発する。


第455話 主攻なる助攻
信は飛信隊に配置に着くよう指示する。そして、貂に後で会うぞと言うと貂は向こう岸でと返す。また、信は緊張して固くなっている渕さんに飛信隊の力、趙の奴らに見せつけてやろうぜと拳を突き出すと、渕さんは拳を突き返し、存分にと答える。

河了貂は昨日斥候に出た羌瘣を手掛かりとしていた。羌瘣は昨日、この川を馬で渡って先に進んでおり、この川のどこかで足が届く浅瀬が対岸まで続く場所があると考えていた。岐鮑に見てもらうと読み通りそれらしい場所が二ヶ所存在した。この二ヶ所に兵を集中させて渡河を企てようとした。まずは浅瀬の幅が広い中央を飛麃、カク備兵ら屈強な兵士を集中させ、大軍とした。率いるのは隊長の信であった。

対岸から見ていた馬呈は川底の道に気付いたかと感心するが、そこは残念ながら凹地だとつぶやく。凹地とは上から見たくぼ地のことで、ここを攻めると対岸全てから集中砲火を浴びてしまうのであった。凹地を攻めるのは下策中の下策であるが、それを突き進むことにより、敵は当然大軍を投入した一点突破に見える。


第456話 副長の責任
河了貂が描いた攻略絵図は渕さん達が激流の場所を対岸まで渡り、その足で凹地の右端の敵の背を打ち、それにより、信達が右岸に上陸、一気に岸を制圧し、後続の渡河の道を確保するというものであった。

我呂はその作戦を聞いた際、一手目の激流地の渡河が全てであり、そんな大役を渕副長に任せて大丈夫なのかと河了貂に問う。そんな場面を渕さんは命を削られるような激流を渡りながら、思い返していた。そして、我呂の言う通り、自分には荷が重いと感じていた。これだけ成長進化した飛信隊の副長を自らがまだ務めていてよいのかという疑問を感じていたのだ。

渕さんはもともと武人ではなく、王宮と信の連絡係であり、ひょんなことから王騎の城に行ったことにより、無国籍地帯平定の補佐をしただけであり、その流れで結成当初の飛信隊の副長になったのだ。最初は楽しく、信の補佐をできることが嬉しかったが、隊がふくれ、生粋の武人楚水が加入、副長になり、軍師には河了貂、もう一人の副長羌瘣は将軍の座すら狙える傑物であり、そんな中、渕さんの役割は小さく、大した武力、知力もないため、副長という席に釣り合っていないと感じていた。


第457話 執念の渡河
長年抱いていた劣等感を超え、飛信隊の渡河の光明を切り開いた渕さん。渕さんの隊は趙軍の左側の隊列を崩し、渡河の途中の信を呼ぶ。信はそれを聞き、渕さんのいる方向に進む。
しかし、川底の道は凹地の中央にしか繋がってなく、信達は足の着かない状況に溺れかけるが、渕さんはすかさず縄を投げ、上陸の手助けをする。趙軍はそれを見て焦り、拠点を潰しにかかる。渕さんは縄を引く人手だけ残し、趙軍に突進する。

しかし、川を渡ってきた渕さんの隊に余力は残されてなく、弾き飛ばされる。跪く渕さんであったが、役割はまだ完遂していないと立ち上がり、趙兵を一人も通さないと身を盾に、立ち塞がる。

趙軍は一気に渕さんに襲いかかるが、間一髪のところで、信の一刀が趙兵を切り裂いた。そして、一気に岸を制圧すべく、突撃を図る。我呂は渕さんに向かい、見直したと言い、飛信隊の副長をはっているだけのことはある、渕さんみたいな男は好きだぜ、あとは任せておきなと言い残し、岸制圧に向かった。


第458話 離眼の御印
初日、激戦となった雷土率いる桓騎軍左側の戦場は二日目、うって変わって両軍動かず密林を挟んで睨み合いとなっていた。前線はちょうど中央丘の真横であり、互角の位置であった。ゼノウは雷土に対してなぜ動かぬと詰問するが、雷土はお頭の命令であり、こっちから手を出すなということであった。

雷土は趙軍も動いていないことから、慶舎の指令が出ていると推測する。雷土は前線の睨み合いに向いていないゼノウ隊に対して、後方に下がるよう指示する。ゼノウは雷土に桓騎は何を考えているのかと尋ねるとお頭はどこをえぐれば相手が一番悶え苦しむか見定めようとしていると返す。さらにゼノウ達の力を使うときは必ず来る、その時は桓騎軍が勝つ時だと続ける。

そして、黒羊の戦いの勝敗に直結するという中央の丘では二日目にして早くも丘の傾斜に沿った陣取り合戦が始まっていた。左半円の摩論と金毛の戦いは開戦と同時に激戦となったが、力は拮抗し、前線は微動だにしなかった。一方、右半円の戦いは桓騎軍側が優位に進め前線を大いに押し込んでいた。


第459話 闘志の伝染
紀彗の登場により、趙軍は息を吹き返す。紀彗の離眼の兵よ戦えという一言は離眼兵の目と血に火をともした。秦の侵略者に対して、自らの土地を守るため、決死の想いで戦い、秦軍を跳ね返し始める。守りの布陣をしいていた他の隊も総攻撃に転じた。

しかし、そこに桓騎軍千人将の角雲が現れ、趙軍の勢いを止める。しかし、さらにそこに紀彗が、勢いを増しながら崖を下ってくる。そして、その紀彗に角雲はあっさり討ち取られたのであった。

その様子を黒桜は遠くから見ており、自らの判断の誤りを認識し、地形の見方を改める必要性を感じた。そこに趙兵が崖の上から襲いかかる。しかし、黒桜はすかさず弓を引き、趙兵を返り討ちにする。黒桜は再び戦場に視線を送る。そして、この状況から全軍退却の判断を下す。