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【キングダム】感想ネタバレ第45巻まとめ

2017年2月に発売された週刊ヤングジャンプで連載中『キングダム』45巻の感想ネタバレまとめ

キングダム 45 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

キングダム 45 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:原泰久
  • 発売日: 2017/02/17
  • メディア: Kindle版
 

栄誉か信念か…。残酷な選択の行方は!?膠着状態の黒羊に青天の霹靂!!桓騎が紀彗に突きつけた残酷な選択。全趙将が動揺する中、その決断は!?予測不能の策略戦に決着!!一方、その模様を見据える者は…!?さらには咸陽中を騒然とさせる、驚愕の人物が秦王・エイ政を訪ねる!? 

目次

482話 離眼と趙国
483話 勝敗の夜ふけ
484話 それぞれの出発
485話 蒙恬の報せ
486話 文官達の戦い
487話 東西大王会談
488話 秦王の絵図
489話 蔡沢の矜持
490話 宿命の舌戦
491話 秦の障壁
492話 成長への募兵

キングダム本編あらすじ

482話 離眼と趙国

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桓騎は紀彗の弱点を抉り、趙軍を混乱に落とす選択を迫る。紀彗は金毛に対して、丘を捨てると宣言する。金毛は紀彗に対して丘の占拠こそ戦の勝利であり、自らそれを捨てるというのはあり得ないと諭す。「私は助けに行かねばならんのだ!」しかし、紀彗は離眼を助けに行かなければならないと自らの意志を曲げるつもりなかった。

金毛は桓騎軍が離眼を落としたとしても飛び地のため、趙軍に包囲され滅するだけだとし、明らかに紀彗を誘い出す罠であり、紀彗軍が去った後に丘を攻め上がる兵が隠されていると説得する。

馬呈はそんなことは紀彗も当然わかっているが、それでも追わないと「必ず腹いせに離眼を血の海にする!黒羊よりもひでぇ方法でな」と焦る。金毛はせめて二日待てば砦が完成し、慶舎軍だけで丘を守れると譲歩する。しかし、紀彗は「無理だ。今の離眼は桓騎軍を相手に半日も持たない」と受け入れなかった。

483話 勝敗の夜ふけ

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時は黒羊戦の五日目の午後に遡る。飛信隊は丘の麓で兵を待機させていた。桓騎からは丘を占拠した趙軍が桓騎軍を追って降りるので、その間に丘を奪取するよう命令が下っていた。

信はそんなにことが上手くいくかと反発していたが、眼前に紀彗が丘を駆け下りていく様を見て、唖然とする。この時、丘を占拠していた趙軍のおよそ半分を占める紀彗軍が下へ降り、丘を後にした。一方金毛、岳嬰率いる慶舎軍は丘に留まり、徹底抗戦の構えを示す。それに対し、樹海内に伏していた桓騎兵が続々と丘に攻め上がったのだ。

序盤高低差と砦を盾に趙軍が大いにこれを返り討ったが、最終的には砦を突破したゼノウ一家と飛信隊の前に敗れ去った。信は趙軍が続々と丘から降りていくのを目にする。岳嬰は最期まで戦うことを宣言するが、金毛はここで死ねば負け犬で終わるだけであり、慶舎の仇を取るためにもここで退くべきだと説得する。五日目の夕刻に黒羊より趙軍が全軍撤退。秦軍の完全勝利が決まった。

484話 それぞれの出発

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信は河了貂と那貴の桓騎の分析を聞いて、一体何者なんだと問う。那貴は桓騎は謎の多い人だと言い、なぜあれほど強いのか、家族はいるのか、どこから来たのかなど雷土ら幹部でさえ知らないと話す。しかし、過去に一度だけ最古参の者から桓騎の根っ子の部分について聞いたことがあった。最古参の砂鬼一家は桓騎の根にあるのは岩をも動かす怒りであり、それは「全てに対してでだ」と語った。

咸陽に朗報が入る。伝令は秦軍が黒羊戦に勝利し、敵将慶舎を飛信隊の信が自ら討ち取ったと伝える。昌文君は信が慶舎を討ち取ったことに驚き、目を丸くし、声が出ない状況になった。しかし、伝令はその後、桓騎と信が内輪揉めをし、死人が出たという報告が入る。しかし、それも沈着したと報告される。

介億は戦の内容は不明であるが、黒羊を五日で勝利するのはさすが桓騎であると評価する。昌平君は桓騎が自分の予測を上回る戦いをしたと想像したが、黄龍と介億に黒羊を拠点化させる指示を出し、黒羊の先の趙領土へと意識を向かわせていた。大人の戦い方を見せつけられた信は「桓騎より先に大乗軍になる」と語る。

485話 蒙恬の報せ

着々と砦化の進む黒羊の丘。膨大な仕事を引き受ける飛信隊の下に楽華隊が現れる。信は蒙恬を迎え、酒を用意する。蒙恬は「慶舎を討って最大武功をあげて、その後、同士討ちの禁を犯して武功帳消しになった信に乾杯」と皮肉を言う。

そして、蒙恬は慶舎討ちの報せを聞いて、完全に信が将軍になったと思ったと感想を述べた。内輪揉めで昇格が消えたが、愚直さが揺るがないのは流石だと感じていた。

信は何の用で来たのかと蒙恬に尋ねる。蒙恬は現場の引き継ぎだとし、飛信隊の持ち場は全て楽華隊が引き取ることとなった。渕さんは砦はまだ完成してないと危惧するものの、テン曰く「いや蒙恬の方がオレよりきっと上手いよ」。蒙恬はしっかり仕上げると言い、これは総司令の温情であり、隊にとって休むことも大切なことだと諭す。

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信は休みはいらないと反発するが、飛信隊の隊員は疲れていると信に文句を口にする。蒙恬は「桓騎と揉めて結構思うところがあるだろうから、一度家に帰って、しっかり休んで気分転換でもしろ」と話す。

信は気分転換ですることもないと言うと蒙恬はお見合いを勧める。信は驚き焦るが、黒羊を取られて趙がこのまま黙っている訳はなく、前線を離れるわけにはいかないと固辞した。

486話 文官達の戦い

咸陽では文官達が激論を交わしていた。趙だけでなく、魏や楚も大軍を秦に向けていることもあり、再度合従軍が興る危険性を危惧していた。しかし、昌平君は合従軍は興らないと断言する。

四年前の合従軍は二十年間楚の宰相を務めた春申君の名の信頼と王騎、劇辛を討った李牧の名の信頼の二つが重なって興りえたものであり、すでに春申君は死去し、李牧も先の失敗の汚名返上ができていない現実と、それ以外で大掛かりな絵を描ける人物はいないからであった。

さらに昌平君は自ら二度とあんなものは作らせないと豪語した。介億は国間のつながりを妨害する遊説の徒を国外に多くはなっていると発言した。しかし、昌平君は見当たらぬといったものの、東に鎮座する人物だけは力が未知数であり、危険性を感じていたが、それは口には出さなかった。数日後ものものしい雰囲気の中、咸陽に国籍不明の一旅団が到着する。

487話 東西大王会談

突如咸陽に現れた王建王。急転直下の大王同士の会談に向け、文官たちに焦りが走っていた。昌文君は斉王との会談の内容は不明であるため、主要人の少数だけで本殿ではなく、人目につかない方紀殿で密かに執り行おうとしていた。

昌文君は政と昌平君と介億を連れ、方紀殿に向かって走っていた。李牧は本殿に待たせており、そちらで謁見させる予定としていた。

大国の王が突然咸陽に来るなど前代未聞であり、本来であれば国をあげて迎えばならない程であったが、斉王の長居せぬ故、すぐに場を設けよという注文により、大急ぎで準備に取り掛かっていた。

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方紀殿に向かう途中に王建と蔡沢と遭遇する。王建は突如遭遇した踊り場に会食の場を設けるよう仕向け、食べながら、会談すると提案する。

昌文君は大国の王二人の会談がこんな踊り場ではと止めに入るが、王建は密室でただ話すのであればわざわざ秦まで足は運ばず、秦という国と王を感じに来たと話す。

488話 秦王の絵図

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中華統一を汚濁の極みと評した斉王。それに対し政は亡国の民の苦しみを救う答えがあると断言する。王建はその一言に興味を持ち、政にその考えの詳細を問う。

政は口を開く。国とは人の根付く大地であり、それを奪われた時そこにあった人間に残るのは耐え難い屈辱感と喪失感と恐怖である。

中華統一の時、滅ぼす側の王として、旧六国の民達からそれらを取り除く責任があることは重々承知していており、これが征服戦争ではないこと説いて理解してもらう必要があると語る。

王建はこれは異なことをと言い、六国制覇は征服戦争そのものではないかと指摘すると政は新国建国の戦争だと言い切る。征服とは支配であるが、六国を滅ぼし、その全てを西端の秦が一手に支配できるはずもなく、それを試みれば瞬く間に中華は再び混沌の世になる。

しかし、秦が支配者とならなければ亡国の民の恐怖心はぬぐえ、新しい国の形を伝えれば国境なく争乱は消え、人と物が自由に動き混ざり合う世界をとまで政が言うと、王建は空論だと吐き捨てる。

489話 蔡沢の矜持

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昌文君は王建の実質的な斉の降伏宣言に驚きを隠せないでいた。政がそれを受け入れたことにより、戦わずして六国制覇のうちの一国が成ったのである。政は蔡沢がこれほど強引に動いて斉王を咸陽まで連れてきた理由がようやく分かったと言い、斉王と蔡沢に感謝の意を表す。

王建は政にあまりぬか喜びをするなとし、ただの口約束であり、秦王の姿勢が変われば斉も大いに牙をむく、それが判明するまで斉は秦の戦いの一切を静観するものだと言う。しかし、政は三国の後押しをしないというだけで、秦は十万単位の兵の命が救われたことになるとその効果を説いた。

王建はそれに同意し、ならばやはり蔡沢に深く感謝するが良いと話す。蔡沢は感謝するのは自分の方だと話す。かつて斉王とは違う視点から世を導く道を探す時代があったが、勝手にもはやその道はないものばかりと考えていた。しかし、政は雍にて呂不韋との舌戦の中で光を教えて下さった、その言葉に芯から痺れ、長生きしてよかったと感じていた。

しかし、道も光も戦のない世界も実現できねばただの稚児の戯言と同じであり、中華統一実現の最大の障壁は何かお分かりですなと尋ねると政は李牧だと返す。蔡沢は李牧はと語ろうとすると苦しそうに胸を強く掴む。王建はそれを見て、李牧の目は常に秦に向いており、斉は趙李牧の背を長年見続けていたが、黒羊での敗戦はあるものの、まだ李牧には余裕があり、それを感じ取らせぬようにしているという印象があったと語る。

王建は趙三大天李牧は想定しているよりもはるかに強いぞと忠告する。政は王騎、麃公を討たれ、李牧が化け物であることは承知しており、李牧を倒さねば六国制覇が叶わぬことも重々承知であるが、これから出てくる秦の大将軍達が必ず李牧の首を取ると断言する。

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それを聞いた王建はならば本殿にて待っている李牧の元へ行けと言う。あまり待たせると会談の中身の重さを李牧に勘づかれる恐れがあったためであった。蔡沢は急いでその場を立ち去ろうとする政に対し、にこやかな笑顔でご武運をと送り出す。

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政と昌文君が立ち去った後、王建は何とかもったな蔡沢と語りかける。王建は蔡沢の言う通り千年に一人の王であり、政の中華統一の可能性を感じていた。しかし、蔡沢からは何の返事もなかった。蔡沢はその場で息を引き取っていたのである。

史記によれば蔡沢は燕の人で身一つで遊説し、秦にたどり着き、当時の絶対権力者丞相范雎との舌戦によりその席を譲り受ける。以後、昭王、孝文王、荘襄王、嬴政と四代の王に仕え、その間祖国燕にても重職についた稀有な政治家であった。

490話 宿命の舌戦

秦斉対談で思いもよらぬ大収穫をあげたものの、その余韻に浸る間もなく、政は玉座に着き、李牧と相対する。政と李牧はしばらくお互い目を合わせていた。先に李牧が口を開き、挨拶をしようとすると政はそれを遮り、無用な前置きはいらぬとし、「何の目的でわざわざ自ら咸陽まで乗り込んできたか」と問い詰める。

その政の礼を欠いた様子に介億は違和感を感じていた。しかし、昌文君はそのくらいでちょうど良いと考えており、黒羊戦終えて間もない敵国王都に宰相自ら乗り込んでくるとは非常識であると感じていた。

李牧は歓迎されていないのは百も承知であるが、間に合う内に政に上奏したことがあって、参上したと説明する。「中華統一の夢を諦めて頂きたい」李牧は邯鄲で生まれた不幸をはねのけ、秦の玉座につき、蕞では自ら死地に入り、民兵を奮わせ奇跡を起こした政に心から尊敬していると伝える。

そして、政はこの世から戦争を無くすために国を一つにしようと志されている、本当なら政のような王に仕えたかったと言い、しかし、仕えていたのであれば中華統一を全力で止めていたと断言する。

491話 秦の障壁

李牧は政を睨みつけ、宮殿を立ち去ろうとするが、昌平君は聞き捨てならない、秦が後悔するとはどういう意味かと李牧に問い質す。李牧は昌平君に分からんのか、本気で秦が六国制覇に乗り出すというならばこの中華七国で最初に滅ぶ国こそ秦だと言っているのだと豪語する。

秦にとって六国制覇とは持久力との戦いであり、中華の中心にある趙を早い段階で滅ぼす必要がある。しかし、李牧がいる限り秦は趙を討つことは叶わぬし、さらに秦軍を内地に誘い込み、徹底的に討ち殺す。趙としてはもはや相殺でも構わない、それは泥沼化すれば楚が北上して咸陽を攻め落とすからである。

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趙と楚でそのような密約があるわけではないが、媧燐がその好機を見逃すはずがないと断言する。昌平君は李牧の目の前に立ち、そうなる前にお前を討つと言っているのだと睨みつける。しかし、李牧は誰が私を討つのですと聞き返す。桓騎ですか、蒙武ですか、騰、王翦ですか、笑わせる、そんな目で中華統一をなせると思っているのか秦軍総司令と見下した。

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492話 成長への募兵

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「いいか!ぶら下がりは戦力じゃねぇ!根性だ!」飛信隊の入隊試験では過酷な持久走や根性を試すための試練が行われていた。その光景は飛信隊の古参隊員ですら、心配するほどであった。そこに文句を言う入隊希望の輩が現れる。戦場は殺し合いであり、走り回るだけならガキでもできると隊員に詰め寄る。

崇原は威勢がいいのが出てきたと前に出て「真剣でいい。俺は木剣でやる」と十人同時に相手にし、傷をつけられれば即入隊を認めると宣言する。輩が襲いかかろうとした瞬間、崇原は片手でその十人を倒した。

輩は崇原は飛信隊の中でも屈指の剣使いであることを耳にしており、隊長は崇原よりも強いかと問うと崇原は自分が百人いても勝てないほど隊長は強いと言い聞かせる。

「何か特殊技能があるものがいるかどうか」信達が歩いていると落選組に少し前に会った弓矢の兄弟がいることを見つける。弓矢兄弟はまた信に会えたことに喜ぶが、落ちたことに気を沈めていた。弓の腕前だけで入れると甘く考えていたからである。

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河了貂が弓兵を欲しがっていることを思い出した信は、河了貂からは弓の能力だけで合格したいなら、遠くからでも高い命中率が必要だと語る。それを知り、仁淡兄弟はその場から的に矢を射抜く。そのあまりにも高い技術に誰から教わったのか聞くと、父親からだと話す。しかし、その父親は麃公軍にいたときに死んでしまっていた。

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父親の名前が蒼源だと聞かされ、元麃公軍の我呂は驚く。それもそのはず、二人の父親が中華十弓の一人、特殊弓騎兵団の蒼源であった!まさかの超有望株!?