週刊少年ジャンプで40年間連載していた秋本治による国民的人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の名言や感動シーンがある神回ランキングをまとめてみました。
- こち亀とは
- 45巻 シルバー・ツアーの巻
- 53巻 両津クリスマス劇場の巻
- 57巻 浅草物語の巻
- 59巻 お化け煙突が消えた日の巻
- 63巻 わが町・上野の巻
- 71巻 勝鬨橋ひらけ!の巻
- 76巻 浅草七ツ星物語の巻
- 79巻 白髭橋の思い出の巻
- 82巻 光の球場!の巻
- 92巻 親愛なる兄貴へ!
- 98巻 不忍池の思い出の巻
- 108巻 遠い放課後の巻
- 120巻 両さんのミレニアム婚!!の巻
- 123巻 檸檬が泣いた日…の巻
- 158巻 嗚呼!我が青春電車の巻
- 164巻 両津の決断の巻
- 166巻 やってきた3人組の巻
- 185巻 レイコ変身の巻
- 194巻 霧の中のアリア
- 200巻 永遠の腕時計の巻
- まとめ
こち亀とは
亀有公園前派出所に勤務する警察官の両津勘吉を主人公とし、その同僚や周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画。コミックスの発行巻数が多い単一マンガシリーズでギネス世界記録を保持。『週刊少年ジャンプ』の歴代連載作品の中で最長の連載記録であり、少年誌の最長連載記録。
1996年から2004年まで両津役にラサール石井を起用したテレビアニメが制作されフジテレビ系にて放送された。また2009年には両津役には香取慎吾が採用したテレビドラマも放送された。2019年9月5日には『アメトーク』にてこち亀芸人が放送されました。
45巻 シルバー・ツアーの巻
敬老会でハワイに行くはずだったが、旅行会社に騙されてしまった。両さんが困っている人を助けるために、無理矢理ハワイだと思わせた国内旅行が始まる。
53巻 両津クリスマス劇場の巻
金欠のため配送所でアルバイトをすることにした両さん。配達数に応じた歩合制のため人の3倍は働く。配達中にひょんなことから、さくら学園の子供たちと知り合う。子供たちのためにクリスマイヴにサンタに扮して人形劇を企画する。
57巻 浅草物語の巻
両さんが逃亡した小学校時代の同級生を捕まえる話。ヤクザの村瀬は昔は優等生で、その村瀬にベーゴマを教えたのが両さんだった。その村瀬が転校することになり、ベーゴマを入れたタイムカプセルを浅草神社の木の下に埋めたことを思い出す。ファンの間で屈指の人気を誇る名作。続編となる125巻の望郷編も合わせて読みたい。
59巻 お化け煙突が消えた日の巻
両さんの子供の頃からの親友、豚平と珍吉が初登場。東京電力千住火力発電所は通称おばけ煙突と呼ばれ、当時の下町の象徴として下町の住民に親しまれていた。ある日、担任の先生が入院してしまい臨時の先生が来てくれることになった。
63巻 わが町・上野の巻
子供の頃から上野で遊んでいた両さん。中川と一緒にアメ横を歩きながら子供時代の話をする。幻となった佃煮屋の支店の話(通称:両津家の乱)や、大火事になりかけた弁天堂の話をする。
71巻 勝鬨橋ひらけ!の巻
隅田川に架かる勝鬨橋(かちどきばし)の話。東京湾河口にかかる勝鬨橋は船を通すため橋の中央が開閉する。その規模の大きさは架道橋の中でも有数であり、墨田川の名物橋だったが、時代は海運から陸運に変わっていった…。病気がちな同級生・白鳥が北海道に転校することになるが、勝鬨橋を開くところが見れなかったのが心残りだと話す。それを聞いた両さんは…。ファンの間でも名作として有名。
76巻 浅草七ツ星物語の巻
浅草の花屋敷を舞台にした両さんと琴音ちゃんの昔話。琴音ちゃんは役者の家に生まれたため役者の稽古に励んでいる。そんな琴音ちゃんと両さんは仲良くなるが、公演が予定よりも早く終了することになり、京都に引っ越さなくてはならなくなる。引っ越しの前に両さんは『花屋敷の人口衛星塔に一緒に乗ろう』という約束を果たそうとするが…。
79巻 白髭橋の思い出の巻
両さんと弟の金次郎の話。ある日、金次郎が迷子になってしまった。浅草とは逆方向の白髭橋で座り込んでいると兄の両さんが全速力で迎えに来てくれた。しかし、両さんは本当は別の目的があった…。
82巻 光の球場!の巻
昭和30年代、プロ野球チーム『大毎オリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)』の本拠地として荒川区南千住に建てられた東京スタジアムの話。下町に誕生した球場はビルが少ないせいか強烈に明るく、ローソク塔の独特の照明から光の球場と呼ばれていた。
92巻 親愛なる兄貴へ!
両さんと弟の金次郎の話。金次郎は弁護士になるため文京区にある国立の中学校を受験することを決意する。普段は勉強の邪魔ばかりする兄だが、受験日当日の災難を助けてくれたのは兄だった…。
98巻 不忍池の思い出の巻
中川や本田たちと上野恩賜公園の不忍池でボートを漕いでいると昔のプラモデルが浮いてきた。不忍池は両さんの小学生時代の遊び場だったため、四手網を使い湖底を探ると思い出の品々が見つかる。思い出の品として昔の仲間に渡そうとするが、その中に高山と書かれたプラモデルが目につく。
108巻 遠い放課後の巻
トンチンカントリオ(両さん・豚平・珍吉)が登場。母校の小学校が老朽化で取り壊されることになったため、小学校に訪れる。そこで出会ったのが同級生の姫野と瓜二つの女の娘だった。この三バカトリオが登場する回は感動するいい話が多い。
120巻 両さんのミレニアム婚!!の巻
両さんと擬宝珠纏が結婚しかけた話。いままで一度も夏春都に反対したことがなかった纏が「自分の意志で決めたい」と自分の気持ちを伝えるシーンが好きです。夏春都も「…好きにしな」と映画のようなワンシーンでした。夫婦ネタとしては162巻『初めての仲人の巻』も好きです。
123巻 檸檬が泣いた日…の巻
ある日、檸檬がいる年中組にハムスターが6匹やってきた。檸檬は生き物係としてハムスターの世話をすることになるが、その中の1匹が妊娠していることが発覚。子供が生まれるのを楽しみにしていた檸檬だが…。
158巻 嗚呼!我が青春電車の巻
大原部長の若い頃の話。大学生時代に乗っていた東急デハ200形電車(通称いもむし)を懐かしむ。
164巻 両津の決断の巻
テレビ局の企画でハニートラップを仕掛けられる予定が、美女に全く興味のない両さんだけはマネートラップに変更して罠を仕掛けられる。警察官が落とし物を着服するのは警察の恥としてSATが出動する事態に。果たして交番前に落ちている現金をネコババするのか…。
166巻 やってきた3人組の巻
亀有商店街の「少年両さん像」建立に合わせてトンチンカントリオ(両さん・豚平・珍吉)が過去から現代にやってくる記念エピソード回。1960年代との物価の違いが何気に勉強になります。
185巻 レイコ変身の巻
麗子が女優の仕事で、太って地味な顔になる回です。ブスでデブの姿になった途端に、周囲の扱いが変わったことに気づく麗子。コーヒーの買い物をする際に両さんと偶然出会い、両さんは麗子と知らずに親切にする。「女は愛嬌。笑顔が宝だよ!」周囲の態度が変化する中で両さんだけは態度が変化しなかった良い話。
194巻 霧の中のアリア
両さん・豚平・珍吉の記憶にうっすら残る美少女アリアとは…。少年時代に隅田公園で出会ったアリアの消息を辿った3人は、戦後の一時期に実在していた「蟻の町」という生活共同体を知ることになる。結末に感動がまっている。
200巻 永遠の腕時計の巻
両津の大叔母・夏春都の話。最終巻は永久保存してもいいくらいですね。夏春都の昔話では181巻の『現金コレクターの巻』でも太平洋戦争時の徴兵により夫が戦没したエピソードが語られています。
まとめ
こちら亀有公園前派出所 文庫版 コミック 全26巻完結セット (集英社文庫―コミック版)
- 作者: 秋本治
- 出版社/メーカー: 集英社 Direct
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: 文庫
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人気の高いエピソードをまとめました。今回20話を挙げましたが、それ以外にも神回は存在します。2016年に終了したこち亀ですが、全1960話の中には流行しているモノについて解説する勉強になる話や、泣ける人情話も多く存在しています。基本的には笑える話が中心ですが、両さんの少年時代の話は泣ける話が多いです。
全巻揃えるのは大変ですが、1話完結スタイルなので1巻だけ購入してもわかりやすいのが特徴。ぜひ買って自分にとっての名言や名シーンを見つけてほしいと思います。