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【クズ~アナザークローズ九頭神竜男~】感想ネタバレ第15巻まとめ

ヤングチャンピオンで連載中の鈴木大による『クズ!! ~アナザークローズ九頭神竜男~』最新第15巻ネタバレまとめ。

南帝組幹部・五座亜夫。「強欲」という言葉、そのままの存在。ゼニの香りに惑わされた男が隠した巨額の裏金。その“虎の子”にアウトロー達が群がる。

【目次】第127話・128話・129話・130話・131話・132話・133話・134話・135話

本編あらすじ

五座亜夫はかつてボクシングで名を馳せた人物。強欲(グリード)の異名を持ち世界を期待されたボクサーだった。現役時代の五座は誰よりも強くなることに強欲だった。辛く地獄のような減量にも、そこからくる睡眠不足にも耐えたが世界戦への大事な一戦で負けてしまった。敗因は典型的なガラスの顎だったこと。

応援していた人間から「やっぱりお前はダメだ。死んだ親父に似たんだな」と言われキレてしまい殴り飛ばす。病院送りにした人物は千侍會の組員だったため追われる身になったが、そんな時に救いの手を差しのべたのが南帝組の安佐だった。ヤクザになった時に努力しても強くなれないなら、すべて好きなだけ喰らって本物の強欲になってやると誓った。

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五座亜夫と多宇椛が対決している中で、余一と真木幸四郎が対決し始める。お互いに戦いたくない相手だが、戦闘になる。防弾コートも長ドスもなく、まだ傷が癒えていない余は追い込まれてしまう。止めを刺される瞬間、二階から五座に殴り飛ばされてきた多宇が真木に直撃し失神してしまう。

真木と多宇に止めを刺そうとする五座は、地下室の存在を突き止めていた余を一緒に殺そうと考え「兄貴が死んだ理由はこいつらに押しつければええんやから」と銃口を突きつける。余は敵対する五座の左手を長ドスで一刀両断。しかし五座は執念で斬られた左手を口にくわえながら逃げる。

気がついた真木と多宇。多宇は、あるかも分からない金の為に殺し合うのは合理的ではないから一緒に地下室に見に行こうと余を誘う。全員で地下室に向かうとそこには南帝組幹部の元輝(ハジメヒカル)が待ち構えていた。

元輝は鉄格子の中におり鍵も手元にある。しかも警察を呼んでおり「たった15分の間に俺からカギを奪って、これだけのお宝を運び出すのは難儀」だと語る。もしも自身の頼みを聞いてくれたらこの地下室の金を5分で運び出す方法を教えると取引をもちだす。

元輝は西の街で名の知れたホストだった。巧みな話術によりナンバーワンの地位を築いていたが、太客の女社長が多額のツケを支払わないまま行方不明に。多額の借金を背負う事になり、そのままホストクラブのバックである南帝組の預かりという立場で監視下のもと働くことになった。そしてネット詐欺のシノギで荒稼ぎを続けて頭角を現し、幹部へと登りつめた。

隠していた金が南帝組にバレている以上は残っていてもそれなりの罰が待っている。だから交換条件として手元にある二億の現金を手土産に千侍會に迎えてほしいと伝える。

元輝は人を騙す事や嘘をつく事が得意だと忠告する余だが、その交換条件をのんだ多宇。元輝は南帝組の余とジローを眠らせる。実は地下室の金は全て偽物で、本当は換金洗浄し、メモリーデータの中に収まっていた。しかも両手の火傷はすべて嘘であり、警察を呼んだという話も「極道が警察頼ったらシマイでっせ」と嘘だった。

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街が南帝組と千侍會の抗争で荒れている頃、九頭神竜男は学校の屋上で物思いにふけっていた。狩羽との激闘の後、すっかり魂が抜けたみたいになってしまっていた。しかし街には天馬奏翔(てんまかなと)と呼ばれる男が登場。強者は強者を呼ぶのか?次号で物語は大きくうねっていく!?