漫画百科事典

漫画好きによる漫画好きの為の漫画情報サイトです。

【幕張】感想ネタバレ第9巻(最終回・最終話・結末)まとめ

1996年から1997年まで週刊少年ジャンプで連載していた『幕張』の最終巻9巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?

幕張 9 (highstone comic)

幕張 9 (highstone comic)

 

最優秀高校生大会決勝の一回戦で、モンゴル代表・吉六会のスペースガチョビンスーツに身に付けた総理に苦戦する塩田。そこで塩田は、総理のロケットパンチと自分のピョン吉Tシャツを交換しないかと取引を持ちかけるが……!?そして、ついに「幕張」の真の主役が明かされる衝撃の完結巻!!

本編あらすじ

最優秀高校生大会決勝!吉六会と戦う事になった幕南チームの先鋒・塩田。総理のメガトン級の攻撃にいきなりピンチ!窮地に立たされた塩田は着ているぴょん吉シャツ(嘘)と交換を申し出る!超ヘタな腹話術に騙された総理はついに一度は封印した技『屁』をだすが…。

最優秀高校生大会で負傷した塩田は医者から求乳症候群と診断される。それは乳を見て揉んで吸えば治るという恐ろしい病気!桜井に頼む塩田だが、桜井の「お前は未だにバースをひきずっている阪神ファンか」という言葉に「誰がつの丸やねん!」と激しすぎるコークスクリューツッコミで気絶させてしまう。そこに叶親浩司が現れ…。

吉崎哲也と鬼瓶久吉の壮絶な試合が始まる!妖怪雨あらしと異名を持つホリデー垣内の靴に匂いを嗅いで1ポイントを奪取する吉崎。鬼瓶は垣内の下半身を剃るというマニアックな要求を達成することで1ポイントを奪取。肛門・剛毛・拷問の三段階活用だ!これはケツの穴だけに穴どれない!

続いて自由根性戦では鬼瓶が自分が担当している女性作家に手を出したことがあると突然の暴露を始める。解説も幕張担当の瓶子吉久ではないと補足するも頑張れ瓶子!と応援する一同!集英社的に問題ないのか。この号の幕張がジャンプに掲載されるかどうかが気になるとコメントする解説!ちきしょう!なんだかわからんが涙が出てきやがった!

これが原因で離婚になったら木多君のせいだからな!マジでなぜか怒っている編集瓶子を見てさわやかな青年Kは「なんであんなに怒るんだろう…あれだけ怒るって事はやっぱり噂は本当だったのかなー」と思った。

最優秀高校生大会決勝の場に現れた鈴木智恵子!吉崎を智恵子の勘違いから救うため智恵子は本当はブサイクだと告白しようとした桜井は逆に鬼瓶の催眠術にかかったままの智恵子に会場中に桜井は男だと言われてしまった。男だと証明するために脱げコール一色の会場。その桜井を救おうとした叶親にパイパンであるとバラされた!

最優秀高校生大会の会場に塩田を追ってやってきたゴリ!ついに奈良にゴリと智恵子が同一人物だとバラす時がやって来た!そのショックからババ様になってしまった奈良をゴリのキスが襲う!奈良…闘死!

ゴリにキスされ闘死した奈良が伝説の男としてよみがえった!そして最優秀高校生大会の最強の敵、吉六会・矢禿との死闘が始まった!奈良カッターで先制するが、太陽拳で誤爆させる一進一退の攻防。必殺技『奈良づくし』同士の激突!しかし、矢禿が奈良づくしを完成させるには奈良にフ〇ラをしなければいけない体制になってしまったのだ!どうする矢禿!

最優秀高校生大会大詰め!伝説の男・奈良と矢禿の壮絶な死闘!矢禿メタンで奈良を仕留めかけた矢禿は逆に浣腸系大技『奈良スクリュー』の餌食に!しかし、極限の状態の中で生まれた矢禿の最終奥義『矢禿ウンコ』が奈良を襲う!

史上最大の激突となった最優秀高校生大会決勝!奈良と矢禿の戦いは矢禿ウンコをかわした奈良カッターで幕南チームの優勝となった。その優勝賞金500万円のそれぞれの取り分を決めるために塩田達は桜井邸に集まる事になった。

最終回では物語を締めくくるどころかストーリーには触れず、作者自身の「やってられっか!」「もうイヤなんだよ!せっかくの合併号のたびにわざわざ病院行くのは!」という叫びと悲しき連載漫画家の病院話で幕を閉じた。なお漫画家を辞めない理由は子供達に夢と勇気をあたえる誇り高き職業だからとのこと。

最後に「ガモウひろしが『幕張』の真の主人公だった」とオチを付けた。後の単行本最終巻の描き下ろしにおいて、連載終了に至った経緯を自宅で自分で出した「巨大ウンコを流すことが出来なかったから」と、ただ「ウンコがでかかった」それが本当の理由であると説明している。

***感想・評価・考察***

幕張 1 (highstone comic)

幕張 1 (highstone comic)

 

ストーリーはメチャクチャな青春下ネタギャグコメディ漫画。作者の木多康昭は実在する漫画家をネタにした毒舌や過激な下ネタを中心とした漫画界の異端児。その後、同じような路線の高校野球漫画『泣くようぐいす』、正統派な格闘漫画『喧嘩商売』を連載開始する。

いまなおパクリネタの最高傑作。少年ジャンプらしくない漫画だが、そこが面白い。当時連載されていた少年ジャンプの作品を知らなくても面白いが、ジャンプ連載作品を知っていると死ぬほど面白い漫画。