医療・医師・病院系漫画好き必見！９０年代の過去から最新作まで網羅したおススメ人気漫画をまとめました。簡単にあらすじ・作風・登場人物を紹介しながら内容も少しネタバレさせていただきます。
ブラック・ジャック
医療漫画のパイオニア。巨匠・手塚治虫が書いた無免許医ブラック・ジャックの物語。すべての話数が名作と呼べるので、まだ読んでいない人は絶対に読むべし。全巻買って損なし。復刊ドットコムなら過去の文庫版では様々な理由から収録されていない幻の話数も収録。永久保存版にしないとアッチョンブリケ。大全集版全１３巻。
ブラックジャックによろしく
日本の大学病院や医療現場の現状を描いた不朽の名作。過去にタブー視されていた医療現場の問題点も切れ味鋭く触れており、医療や社会に対して問題提起もしている社会派の一面も。商用・非商用とも２次利用フリー化されており、運営サイトから無料でダウンロード可能と神のような存在。全１３巻。
ゴッドハンド輝
日本を代表する週刊少年マガジンで１０年間も連載された人気コミック。医者として未熟な主人公が少しずつ成長する展開や、登場人物に「黄金の左手」や「氷凍のメス」など通り名や異名がついている、切磋琢磨するライバルが登場するなど少年漫画らしさ溢れる本作。医療というシリアスになりがちな分野において、重たい空気感になっていないのが最大の特長。小学生でもわかりやすく気軽に読める。全６２巻。
最上の命医
小児系の外科医が最高のステータスとされるアメリカと違い、小児外科医不足が深刻な日本において、次元変換能力を持った小児科の外科医・西條命が活躍する物語。症例や手術の描写含め本格的な医療漫画となっている。全１１巻（続編と合わせると全３０巻）
麻酔科医ハナ
麻酔科の医師に特化した職業漫画。小児科と同じく人気が無くて人手不足のため超多忙な麻酔科医・華岡ハナ子が奮闘する物語。麻酔科医の仕事は手術の最初に麻酔をおこなうだけだと思われがちだが、手術中も患者の生命活動を維持管理する大切な仕事。ちなみにゴッドハンド輝でも麻酔科医の先生が登場し、その存在の重要性を説いている。漫画アクション（双葉社）連載中。
ワイルドライフ
絶対音感の持ち主である若き獣医師・岩城鉄生が獣医病院で活躍する物語。天才で変人の上司・陵刀のおかげで知識や経験も身につき、確実に成長していく。２００５年小学館漫画賞を受賞。０８年放映のテレビドラマでは岩城鉄生役を市原隼人さんが演じる。全２７巻。
AIの遺電子
近未来を舞台にヒューマノイドを治療する人間の医者のＳＦ物語。本ランキングの中でも毛色が違うが、泣ける神回エピソードも多いので現代版ブラック・ジャックとしておススメしたい。ブラック・ジャックが好きな人は確実に夢中になると思います。全８巻。
バカレイドッグス
裏路地（バカレイ）で闇営業をしている二人の兄弟が、一癖も二癖もある患者を治療する漫画。闇医者が主人公という点ではブラックジャックに似ているが、本作はアンダーグラウンドで活躍する本物の闇医者を舞台にしている。病気や症例よりも、患者と医者の人間模様が中心。最終的に一部の伏線が回収されていないまま終了したのは残念だったが、続編がコミックデイズで連載開始しました。全３巻。
ムショ医
刑務所内で働く医者の物語。医療というよりも普段は絶対に知る事のない刑務所内で起きる人間ドラマが中心。よくもこんな題材をテーマにしたものだと感心。リアリティがあるのかないのかわからない…。全６巻。
アンサングシンデレラ
病院内の薬局で働く薬剤師を主人公にした作品。月間コミックゼノンで２０１８年から連載開始とまだ若く注目度は低いが、現役の薬剤師からも描写が正確だと評価されている本作。次の医療テレビドラマ化作品の有力候補。
まとめ
他にも『Dr.コトー診療所』『JIN-仁-』『コウノドリ』『医龍』など医療漫画には名作と評価される作品が多く、数々の漫画がテレビドラマ化・アニメ化されています。
監修を担当してくれる医者が積極的な体制を確保しなければ週刊連載できない等、連載には高いハードルがある医療漫画。症例に間違いがあると原作者や出版社にクレームにもつながる難しいジャンルですが、そうした難題をクリアして連載に繋がった作品だからこそ名作が多いのかもしれませんね。
