ヤングガンガンで連載中の『MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ-』最新第16巻あらすじネタバレ。
MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ- 16巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
- 作者:よしむらかな
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2020/01/23
- メディア: Kindle版
楽しませる事――全てを擲つ紙一重の狂気――大勢の人がアドバルーンに吊るされる、そして大勢の人によって人間橋が作られる、「喜劇作家(コメディーライター)」によると思われる一連の怪事件は、サーカス団の団長・真理男レガシーにその疑惑が浮上する。彼を追い詰める黒湖。一方「喜劇作家」を追い続けてきた元刑事・寺田はアドバルーン事件が「喜劇作家」の仕業でないと断言する。とすると、犯人は一体…!?
目次
第105話 THE ENTERTAINER➆
第106話 THE ENTERTAINER⑧
第107話 THE ENTERTAINER➈
第108話 THE ENTERTAINER➉
第109話 THE ENTERTAINER⑪
第110話 THE ENTERTAINER⑫
第111話 針千本
本編あらすじ
真理男レガシーが真犯人だと直感した紅守黒湖は橋の上に呼び出す。橋を爆弾で爆発させて二人きりで会話する。最初は否定していた団長だが、遂に喜劇作家だと認める。
「私を見逃してくれるなら…その彼女を解放しましょう」と交換条件を申し出る。黒湖は「今後延々と全てのショーを台無しにされるか、今ここで死ぬか」と選ばせるが、すぐに考えを変えて「ここで鬼籍に入ってもらった方がラクっぽいね」とナイフを団長の胸に刺す。
団長は「エンターテイナーの責務として自分の幕は自分で引かせてください」として自ら海に身を投げ出す。万が一生き延びられでもしたら大変だとして落下する団長に乗る形で飛び降りる。水面下でナイフを深々と刺しながら、着水するタイミングで近くの岸にジャンプする超人的な身のこなしの黒湖。
その頃、かつて喜劇作家を追っていた寺田巌元警部は現場検証をおこなっている。路地裏の事件と違い、人間橋は本物の仕業だと話す。鑑識にいる息子の昌弘は物的証拠がないと言うが、唐突に寺田巌は「お前か?」と質問する。
押収品倉庫からフランシスがなくなっていることから警察内部の犯行の可能性があると話す。証拠はなにかと問う昌弘に「お前の顔を見りゃわかる。俺が何年刑事やってたと思ってやがる」と刑事の勘を信じる寺田元警部。
話の途中で集めた証拠を整理しなければいけないとして現場を去る昌弘。ちょうどそのとき近くの橋が紅守黒湖によって爆破されたことで、昌弘への追及はうやむやになってしまう。
黒湖の指示で屠桜ひな子は空飛ぶ靴を利用して尾行する。昌弘の車を壊し、車内に「おまえのやったことは全部わかっている」とメモを残し、わざと秘密のアジトに誘導させる。山奥にある地下シェルターを突き止めた屠桜は、大胆にも一人で潜入。
無謀にも昌弘の前に姿を現すが、昌弘は警察術で屠桜を拘束し、致死量の覚醒剤を打つ。意識を失った屠桜は自分の肩が壊れるのを全く意に介さず強引に拘束を外すと強烈な足蹴りを昌弘にあてる。そして無表情のまま異常な量の涙を流す。
今まさに昌弘を殺そうとした瞬間に警視庁の御剣燈悟と君原茶々が到着し、間一髪のところで殺害を止めることが出来た。そしてお菓子を目の前にだすと、いつもの屠桜ひな子に戻った。
入院した寺さんは笠木三郎太と御剣燈悟から状況を報告される。御剣は寺さんに昌弘は自首したと嘘の報告をする。それを聞いて安心したのか、目に涙を浮かべながら寺さんは亡くなるのだった…。
全てが解決し、黒湖は右目を怪我した十奈ちゃんと巨乳のお姉さんと一緒に病室でラブラブするのだった。
***感想・評価・考察***
MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ- 16巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
- 作者:よしむらかな
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2020/01/23
- メディア: Kindle版
喜劇作家が抵抗もせずに殺されたのは拍子抜けでした。本作では屠桜ひな子のバーサーカーモードが楽しめた。いまだ正体不明の存在。大量の涙を流したことで覚醒剤の効能を打ち消すことができたと考察できます。 第17巻は2019年7月23日頃の予定です。