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【軒猿】感想ネタバレ第5巻(最終回・最終話・結末)まとめ

月刊ヤングジャンプで連載していた『軒猿』の最終巻5巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめです。結末(ラスト)はいかに!?

軒猿 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

軒猿 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

景虎(上杉謙信)に仕える忍び衆「軒猿」として、修練に励む少年・旭。景虎の命により、軒猿一行と側近・河田長親は、北条勢に囲まれた唐沢山城へ偵察に向かう。小田原攻略の足がかりとすべく、景虎が施した唐沢山城救援の秘策とは!? 景虎に命を救われた旭は、苛烈な運命を乗り越え、主君の為に生きる!!

本編あらすじ

旭は一千に長尾景虎(上杉謙信)が河田長親を召し抱えたときの話を聞く。河田は近江の出身で、1年半前に景虎公が上洛されたときに召し抱えられた。

ーー1559年春、景虎は2度目の上洛のとき公卿である関白近衛家に気に入られ連日もてなしを受けていた。公卿と親睦を深めることは戦において朝廷という後盾を得ることになり地方大名にとってそれは大きな意味を持った。近衛の奉公にきていた河田は宴席で景虎に対して「酔ったフリまでなさって公卿に取り入ろうなど無様な真似私には出来ません」と憎まれ口を叩く。

翌朝、偶然にも景虎と一千の朝稽古に出くわす。手合わせを願う河田岩鶴丸。その日、景虎は正装をして河田家に赴き岩鶴丸を河田長親とし家臣として越後に迎え入れたいと願い出る。

その日以来、河田は政治、兵法、武芸を必死に学び馬廻り兵にまで一気に駆け上がった。その出世を多くの家臣から妬まれ冷遇を受けながらも礼節正しく決して弱音などこぼさなかった。ーー

唐沢城城主の佐野正綱を助けたい景虎。しかし、唐沢城は大将・北条氏政と軍監・狩野泰光が率いる北条軍によって囲まれていた。北条氏政は景虎の救援を恐れて早々に総攻撃を選択する。旭たちは北条軍に潜入し悪い噂を流すことで兵の士気を下げ脱走兵を意図的に増やしていった。

雑兵への噂の流布は絶大な効果があった。陣内という閉鎖された空間。緊張状態の兵達は悪い噂ほど口に出しやすくなる。農民出の雑兵達にとって恐怖は最大の敵であり軍の8割を占める彼らの士気は多くの戦局を左右した。

その日の正午、唐沢山城に陣太鼓が鳴り響き北条軍3万人による唐沢山城への総攻撃が始まった。そのとき具足もまとわず、たった3騎で3万の敵の中を歩いてくる軍神・長尾景虎。

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一旦退き、景虎が小田原に来る日に備えるほうが得策だと考え、撤退する。景虎のこの行動は瞬く間に周囲に伝わり、再び景虎の元に続々と将兵が集まり始めた。春日山城出陣のときその数わずか四千人。強国に囲まれ孤立無援と称された景虎だったが、10万の兵の先頭に立ち、小田原の北条氏康に挑むことになる。

唐沢山城の佐野を救出した景虎は続々と集まる諸将と従軍を一旦城下に留めていた。そこで隊の再編と補給をおこない一気に小田原を攻めるためである。

景虎は一千と旭を連れて小田原の近くまで遠物見に出かける。その頃、壬上は信玄の情報収集の量と速さからして三ツ者の中に耳都市がいることを予感していた。小田原城下の大きさに圧倒される旭。

~エピローグ~

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小島弥太郎

川中島での重傷が尾を引き謙信幼少期から務めてきた馬廻り衆を辞退するが、謙信の側近の最高位として晩年まで仕えることとなる。

壬上

この後謙信の晩年まで続く全ての関東遠征に同行し翌年から再び信玄と3年に渡って繰り広げられる武蔵松山城をめぐる攻防戦では軒猿全体の現場の指揮官となる。

この後も実戦・潜入・内偵などあらゆる面でいくつも成果を挙げるが子供を授かり春日山城番を下りる。以降は軒猿の見習い達の指導役となる。

北条氏康

関東の覇者として長く君臨し以降も謙信と闘争を続けるが、数年後信玄と決裂し、謙信と手を組むこととなる。晩年は再び謙信と対立するが1571年57歳で永眠となる。

風魔小太郎

氏康、氏政に仕え数々の武勇を築き上げるが、氏康没後は頭目の座を部下に譲り以降の消息は不明となる。

三ツ者 豊彦

道鬼亡き後、筆頭の座につき信玄のこの後の遠征では有能さを発揮し、氏康との決裂のきっかけとなる駿河侵攻の立役者となる。

山本勘助入道道鬼

4度目の川中島で信玄の戦法の立案者となるが、両軍激突の深い霧の中で69年間の生涯を終える。

武田信玄

これより本格的な全国制覇への道を走りだし謙信とは武蔵松山城をめぐって再び相まみえ氏康とも激闘を重ねることとなる。その後、天下まであとわずかという行軍中に病に敗れ『戦国最強』の名のまま永眠する。

崇緑
この後は謙信の主治医を兼ねて全ての行軍に同行するが、後期は忍びの任務より軍医として努めることが多くなる。謙信の臨終を看取るのも彼となる。

河田長親

この後、重要拠点となる城を数多く預かり名実共に謙信の代理役の座につきその辣腕を見せつける。謙信亡き後は出家し、そして間もなく病に倒れることとなる。

軒猿棟梁 一千

背中の負傷のため足に不自由が残り武蔵松山城戦から前線指揮を壬上に任せ、自身は後方で謙信の参謀的役に回る。その後棟梁から退くも影の軍師として生涯謙信に仕えることになる。

上杉謙信

この後も武田信玄、北条氏康らと激闘を重ね休む間もなく戦に明け暮れた軍神は1578年3月9日、春日山城で突然倒れ、そして一度も目を覚ますことなく3月13日、49年の生涯の中で最も安らかな眠りにつく。

***感想コメント***

軒猿 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

軒猿 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

本作は忍者漫画または歴史漫画に分類されるが、一般的な織田信長や豊臣秀吉ではなく上杉謙信を選んだ点は高評価。画も上手で展開も面白く良作と言えるが、掲載誌の休刊に伴い連載が終了してしまった悲しい漫画。

本来は今後の展開として用意されていたであろう武田信玄や北条氏康との戦(小田原城の戦いや第四次合戦)は描かれずじまいだった点はただただ残念でならない。しかし、半ば強引ながらもラストで登場人物のその後について書かれており第一部完としての終わらせたのは素晴らしかった。