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【ノノノノ】感想ネタバレ第13巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2007年から2010年まで週刊ヤングジャンプに連載していた『ノノノノ』最終巻13巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?

インターハイ最終組!優勝は誰の手に!?ノノの驚愕の大ジャンプでついにトップに躍り出た奥信高校!だが、アンカーの岸谷は瀕死の状態で立つこともままならない。絶望的な状況の中、勝利の行方は!?革命的スキージャンプ漫画、衝撃の完結編!!

本編あらすじ

月山商業高校の禰宜田義親や、雪野高校の赫和也が大ジャンプをしたため、奥信高校の岸谷弘基はノーマルヒル自己ベスト92Mから20Mも更新しなければ優勝できなくなる。

しかも岸谷は腹にケガをして大出血しており、一度は棄権しようとする。そのときになって幼い頃の初恋相手が野々宮だとわかり、野々宮の小さい頃からの夢を叶えるために死を覚悟したジャンプを決意する。

運の強い岸谷は向かい風をとらえ、空中で一回転しながらもギリギリのところでテレマークもできた。115Mを記録し奥信高校が優勝。

野々宮、天津、尻屋が日本代表入りしヨーロッパ遠征に出発。ジャンプ直後に意識不明になった岸谷は死んだかと思われたが、生きておりリハビリ生活を頑張っている。その後遠征から戻った野々宮がジャンプしたら着地に失敗。スーツが破れ胸が全開。チームメイト全員に女だということがバレてしまった…かと思われたが夢だった。

冬季オリンピック日本代表選手として槙野慎二、赫和也、尻屋潔、天津暁、野々宮悠太の名前が発表される。終了。

***感想・評価・考察***

ノルディックスキージャンプを題材としたスポーツ漫画。作者のツイッターで打ち切りでの終了であることが明かされている。最終回はこれまでの話をぶったぎって強引に終了させており、誰が読んでも打ち切りであることがわかることから、漫画史上でもヒドイ最終回として挙げられることがあるが、打ち切りならこれぐらいでもいいと評価したい。

大体が早くても「あと10話以内で完結してください」と言われるだろうが、他作品の多くが強引に最終回までをまとめようとして、駆け足で強引なストーリー展開になってしまい作品の価値を損ねてしまいがち。それと比較してノノノノは最終話直前まで予め決めていたストーリーが進む満足感があり、ラスト数ページで完結させる手法はある意味スッキリしたものがある。

岡本倫氏は『エルフェンリート』『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、2017年から週刊ヤングマガジンで連載中『パラレルパラダイス』すべてが面白い漫画家です。パラレルパラダイスも打ち切りではなく、しっかり完結してくれることを願っています。