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【OUT(アウト)】感想ネタバレ最新第21巻まとめ

2021年6月18日に発売予定のヤングチャンピオンで連載中『OUT(アウト)』最新話を含めた最新刊第21巻ネタバレあらすじまとめです。

長嶋圭吾の過去と共に明らかになっていく皆川状介が見据える斬人の将来のビジョン。それは、不良・半グレを大きく逸脱するものだった。各メンバーの思惑が絡み合い、徐々に崩れていく西千葉最凶5代目斬人の絶妙なバランス。もがけばもがくほど、若きハズレ者たちは深く沈んでいく…。そして、物語は現代へ…。強すぎる因縁は凄惨な暴力となって衝突する。この狂乱の殺し合いの、次の犠牲者は誰だ!?

目次:第190話・191話・192話・193話・194話・195話・196話・197話

本編あらすじ

第191話

後に斬人を背負う2人の怪物の密会…

選別の対象者について丹沢敦司は、自分と安部要だけと聞かされていた。弦巻良樹は、自分と角田瑛二だけと聞かされていた。皆川状介は斬人引退後、表社会でまともに生きられない者を集めた新たな組織『斬伐会』を立ち上げようと計画していた。

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丹沢は斬伐会を半グレ的なギャング組織と予想していたが、支援者と呼ばれる人達が後見人となり、皆川状介を頭に据える極道組織のことだった。描かれていたのは不良・半グレを大きく逸脱する絵図に丹沢も驚く…。

第192話

のどかな漁港の堤防で長嶋圭吾、山口俊男、福山荒志の3人は誰かと待ち合わせをしている。福山荒志は突然姿を消した長嶋圭吾の父親を知っている人物に合わせると話す。車から出てきたのは明らかにヤクザと分かる人物で、緒形を名乗る。緒形は今いる堤防で圭吾の父親が息を引き取ったと説明する。

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圭吾の父親は昔でいう侠客のような存在で、命懸けの修羅場にしか生を見いだせない人物だったことから仲間内では喧嘩中毒の長嶋と呼ばれていた。緒形のいる組織には所属していなかったが、困っていたときに助けてくれたとして感謝の言葉を述べる。

そして圭吾の父親から譲り受けた日本刀を圭吾に渡すのだった。自分と違う真っ当な道に進んでほしい、自分のようになってほしくないと気にかけていたとの言葉と共に…。

第193話

父の意志を受け取った圭吾。それを促した福山荒志の意図とは!?

行方不明だった父親の死を知った圭吾は何かを考えている。荒志は俊男に自分の過去を語りだす。荒志は私生児として生まれ、母親は寂しさからシャブに手を出し、荒志が小5の時には完全に薬物中毒者だった。薬物がヤバいことを知っていた荒志はシャブを隠したが、その結果ブチ切れた母親にビール瓶で目をやられた。

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気絶していた荒志が目を覚ますと、母親は薬物過剰摂取で糞尿塗れで死んでいた。母親はシャブを打つたびに神様ありがとうございます」と言う口癖があったが、神なんて呼ばれるモノほど安っぽく、ろくなもんじゃないと語る。そして圭吾を連れた来た理由は自分自身と向き合わせることが目的だった。

一方その頃、フーリンは6代目世代の斬人メンバーを前にして、荒志にアフマドの事を知られたとして殺すしかないと話す…。西千葉最凶5代目霧人、その絶妙なバランスが崩れ始める…。

第194話

浮上する「殺し」という選択肢…。直ちに高まる緊張感。

良樹、イッカク、ニカク、ルキア、フーリン、海の6名が話し合いをおこなう。アフマドと支援者は不可侵条約を結んでいるが敵対関係。アフマドと良樹ら斬人6代目世代の関係が支援者に知られれば皆川状介含め斬人全体が支援者に信用されなくなり、斬人の存続そのものが危ぶまれる。

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そうならないために状介は支援者に知られる前に自分たちを殺そうとする。状介の側近中の側近である福山荒志が保身のためにも黙っているはずがないとして、殺すしかないと話すが、仲間内でも意見が割れる。誰が殺すかでも揉め、最後は良樹が直接状介に話すことになる。氾濫する感情…。絶望的窮地に立たされる6代目だが…!?

第195話

激化する抗争に5代目霧人幹部が揃い踏み!

斬人は幻縛、愚狼、死怒など連日連夜の抗争が続いており、主要4チーム以外にも西千葉内の様々なチームが参戦してきている。荒志は今回の抗争で仲間も疲弊してきており、疑問を持ち始めている者もいるため一度士気を高め直す必要があると語る。

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会議後、荒志と状介は二人で話し合う。状介はヤクザを死ぬほど嫌っていると言い、渡世の義理や任侠道を謳いつつも所詮は我欲の塊でしかなく、関わっているだけで反吐が出ると話す。

なのに信頼を得るためにヤクザの事務所に出入りしていると矛盾したことを話す。皆川状介も荒志もヤクザのせいで母親が死んでいる。荒志は外から文句を言うだけではなく、中から戦って変えていくしかないと語る。

その夜、荒志が道を歩いているとフーリン・ルキア・イッカク・カイら4人に包囲される。4人は斬人の仲間達そして西千葉全体の平和と共存の為と大義名分を話すが「日和って仲間を裏切っているクソだ」と荒志は突き放す。

崩壊するバランス…。その連鎖は西千葉全体を巻き込む火種へと繋がる…。

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回想は終わり、現在に戻る。圭吾とフーリンが相対する。フーリンは脇腹を斬られるも圭吾は腹部に鉄球(ゴルバッキー)で強烈に殴られ肋骨が折られる。互角の勝負が繰り広げられる。

フーリンが土で視界をくらませ攻撃を仕掛け、圭吾の左指を潰す。しかし、圭吾は左指を犠牲にしながら右手で斬りかかる。それすらも読んでいたフーリンは日本刀を破壊する。しかし、折れた日本刀で斬りかかりフーリンは右指4本を切断するのだった…。

***感想・評価・考察***

期間限定で第1巻から第2巻まで無料で読めます。

第21巻は回想が中心でした。5代目斬人の福山荒志は死亡しているのか、6代目斬人の本郷流希亜(ゴルバッキー)がどうやって死亡したのかはまだ明らかになっていません。

抗争が激化する中、仲間からアイスマンと呼ばれる黒金冬馬と呼ばれる登場人物があらわれました。これが噂の井口達也に少し似ていると言われている皆川千紘の元カレのようです。いつのまにか少年院から出てこれたようです。黒金冬馬がどちら側につくのかで抗争が大きく変化すると推測されます。気になる第22巻は2021年11月頃に発売予定!