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【パーフェクトヒューマン】感想ネタバレ第5巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2016年から週刊漫画TIMESで連載していた高橋一仁氏による『パーフェクトヒューマン』最終巻5巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?

入れ替わりで演じる完璧な天才・世良優人。国会議員の座を掴み、誰にもバレることなく出世の階段を突き進む彼ら。その欲望の奥に潜む、それぞれの真の目的とは。そして、彼らに訪れた驚愕の結末とは―――。

第2・第3・第4巻のあらすじ

帝大生でプロボクサー、しかも芸能人顔負けのイケメン世良優人の本性は、オールマイティーでリーダー役のアカ、学業(頭脳)担当のアオ、スポーツ(ボクシング)担当のシロとクロ、ユーモア&芸術(音楽)担当のモモの5人で演じていた。

二葉ホールディングス社長令嬢の二葉栞と学生結婚。財力を手に入れる。引きこもりだった異母姉妹の二葉紫(ゆかり)を仲間に入れ、クライデーにガセネタを掴ませることに成功。パネェ共和国に1億円を寄付することで世論も味方につける。

ボクシング王座防衛戦に勝利し、歓喜に沸くさなか、世良が一人ではないことを確信した週刊誌記者・浦辺、ドーピング検査員・沼地は、その証拠をつかむべく、試合終了直後の世良優人(シロ)の入れ替わりを封じて追いつめるが、シロの機転のおかげで窮地を切り抜ける。クロが自分と似た境遇の子供を助けるために中学生4二人に重軽傷を負わせ逮捕されてしまう。

残された4人は週刊誌記者の浦辺に取引を持ち掛け、被害者家族のスキャンダルを掴んでもらいクロの正当防衛による無罪釈放を勝ち取る。だが、問題行動の多いクロはアカによって殺されてしまう。

同じ孤児院施設で育ったシロとクロ。幼なじみのクロを殺され、激高するシロ。殺されそうになったシロは世良優人をこれ以上続ける気はないとして姿を消す。3人体制になった世良優人はボクシングを引退し、弁護士になる。そして舞台は政治の世界へ。強力な支持母体を持つ野党の大物議員を崩すため、世良が奇策を仕掛けて当選する。ある日、家に戻ると行方不明だったシロが自殺していた…。

本編あらすじ

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スポーツ(ボクシング)担当のクロとシロが死んで3人になってしまった世良優人。

約25年前、のちに5人の父親になる世良正人は大学病院で遺伝子操作やクローン実験といった倫理的に問題視されている研究ばかりしていたため危険分子とみなされ、ナースの園山恵と一緒に大学病院を追い出され、離島の診療所に派遣された。

退屈な日々を過ごしていたある日、自殺を図った女性(谷川深雪)が担ぎ込まれた。その女性は双子を妊娠しており、世良のおかげで一命を取り留める。その女性は不倫の末の妊娠であり、相手は歌舞伎役者当代きっての女形・石川雪之進だった。その頃、診療所に地下室があることを発見し、そこで発見したのは…。

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その後、女性は無事に双子(アカとモモ)を出産。女性がもう一度自殺する前に結婚を提案し、書類的にもアカとモモの父となった世良正人。地下室とアオの発見によって空想でしかなかった『出生届は一人にして、もう一人は隠しながら英才教育をして、入れ替わりで偽りの天才と作って金儲けをする計画』が現実のものになっていく。

回想が終わる。アカは秘書の灰田京子にアプローチするが「何だか以前より魅力が薄れた気がします」「どこにでもいる様な男に抱かれるのは嫌なんです」と言われ拒否される。アカの魅力になびかない京子に興奮を覚え、自分を認めてもらおうと決心する。

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その後、厚労省による障害者雇用水増し問題で、副大臣が辞任に追い込まれ、世良優人(アカ)が後任として任命される。自由民政党の不正をマスコミにリーク。任命責任を総理に問うことでマスコミから救世主扱いされ、若手議員を中心とした新派閥の中心にまで上り詰める。

そしてついに「私の大好きな世良優人が戻ってきましたね」と灰田をふりむかせることに成功した優人(アカ)は自宅でセックスしようと誘われる。

しかし、灰田の身体を堪能しようとした瞬間、アイスピックで刺される。アオとモモに助けを求めるも喉を刺されてしまったことで、助けを呼ぶ声が出せない。カギもかけられてしまい「上でヤるから出てくるな」と言っといたことも仇になる。

なぜ灰田が自分を殺すのか理由をわからないアカだが、灰田の正体は自殺したはずのシロだった。何度もアイスピックで刺され、薄れゆく意識の中でアカは、総理大臣に任命され、父親である石川雪之進を人間国宝として認定する席で、母親のことを質問する姿を夢見ていた…。

 

シロはそのままアカを殺すと、モモとアオの二人が待つ地下へと向かう。自殺したシロこそが本物の灰田京子で、闇医者を使って灰田京子そっくりに整形してもらったことを明かす。

逆上したモモが殴りかかるが、シロ相手に歯が立つ筈も無くワンパンで失神させられてしまう。アオは勝ち目が無いとわかるなり土下座をして許しを請うが、シロはそれが「その謙虚ぶった芝居…ヘドが出る」と見抜いていた。

今までの大事な局面にはずっとアオの言葉があったことに気がついたシロは、世良正人が園山恵を殺しを決意したときも、アカがクロを殺したときもすべてアオが言葉巧みに操っていたのだと気がついていた。

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正体を見破られたアオは「他の3人と比べれば君が一番有能だとは思ってました」と本性を現す。アオは隠し持っていた改造モデルガンでシロを撃ち、意識を失っていたモモの頭を撃ち抜いて殺す。

いずれ破綻することを確信していたアオ。アオは自分を助けてくれた父(世良正人)を神として尊敬しており、神と共に行けるところまで行ってみたいと話す。真相を知ったシロが最後の力を振り絞り殴りかかるも、アオが一瞬早く拳銃で撃ち抜くのだった…。

 

1年後…。27歳になった世良優人(アオ)は「世界に最も影響を与える50人」に選出され、次期総理大臣候補とまで言われるぐらいに成長する。その選出されたセレモニーに参加するためアメリカ・ニューヨーク州に。

そこでアオは司会にラップのフリースタイルやパンチングマシーンで実力を見せてほしいと無理難題を振られる。そこでついに秘書の浦辺が「ラップやボクシングを担当していた影武者はもう居ないからです」と突如して裏切りを図る。

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会場のモニターに幼い頃の5人の写真が映し出される。周囲が驚き、アオも(どうやらここが最高到達点のようですね)と限界を悟る。そして会場に参加していた父の世良正人に対して「とても刺激的な人生でした」と感謝の言葉を述べたのち、射殺されてしまうのだった…。

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『パーフェクトヒューマン』と書かれた小説が閉じられる。

今までのは全て小説の中の物語だった。その小説はベストセラーとなり日本文化文学賞を受賞するまでに至る。世良が自宅に戻ると「真実をフィクションとして公表して大丈夫なのかよ?」「逆にこれで俺達を怪しむ奴が現れても小説にのめり込んだ頭のおかしい奴になるよ。」「なるほど確かに。」…地下室で誰かが話し合う声が聞こえてくるシーンで終了。

***感想・評価・考察***

面白かったです。画力、企画力、興味を引くストーリー、魅力的なキャラクターともに高いレベルでまとめっていると思います。特に第1巻は読んでいて、ページをめくる手が止まらなかった。

最後はまさかの小説オチで驚きました。私の好きな終わり方ではないのでモヤッとした部分も残りますが、これはこれでアリかな。個人的にはシロとクロの孤児院時代の彩姉のその後が気になったまま終わってしまったのは残念だけど。読んで損はない。満足のいく漫画でした。同じ作者の『オーダーメイド』も面白いのでおススメです。