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【リバーシブルマン】感想ネタバレ第2巻まとめ

エログロ漫画として注目している『リバーシブルマン』感想ネタバレ第2巻まとめ。

リバーシブルマン 2

リバーシブルマン 2

 

ギフト袋が発する携帯の着信音。中から現れたのは血塗れの胎児。異常な事件に信憑性を与える都市伝説。「ある日突然、全く別の人格になっちゃうウラガエリって病気があるんだって――」街に不安が広がる中、性犯罪者達が人知れず消されていく…。鍵を握るのは一人の女子高生。胎内に命を抱え、ヤミ医師の元へ…。

本編あらすじ

女子高生のアヤカは陽性の妊娠検査薬を見ている。同級生の彼氏は殺された。おそらく彼氏との子供である。犯人はすでに捕まっており大手商社のエリート社員だが、その人物の爪は反り爪(ウラガエリ)だった…。

アヤカの友達たちは帰り道に彼氏を殺されたアヤカのことを心配していると、ゴミ置き場にあるギフト袋から携帯電話の着信音が流れていることに気づく。調べてみると中からは血塗れの胎児が出てきた!?

場所は変わり、ある教会の懺悔室ではスプリットタンの若い男性が自身の四肢切断願望について語る。自分の手足が本来の自分の姿とは思えない身体完全同一障害と呼ばれる症状に悩む男性は、ここの教団の信者になればどんな望みも叶えてくれるという噂を聞きつけて自分の手足を綺麗に斬ってほしいときていた。

信者側の男性は「笑顔でいれば望みは必ず叶えられる」と言いながら斧で強引に男性の手足を斬ろうとし、断面の美しさを気にする男性は「ただ斬ればいいだけじゃない」として抵抗するが他の信者たちも現れ男性を抑え込む。

そこにロクとハチの二人がなだれ込む。笑顔こそが教団の教義と言いながら教団の信者たちは笑顔で二人に斬りかかる。ハチの右腕はマシンガン(機関銃)になっており教団の信者でウラガエリでもある七人を粉微塵に粉砕していく。

一年前のあの事件は医者一家の落ちこぼれ息子による猟奇大量殺人として面白おかしく世間を賑わせ一時期各メディアでは過剰なまでの報道合戦が繰り広げられた。

しかし、ウラガエリを飼育していた組織の話題についてだけはネットの中ですら囁かれることはなかった。あまりの異常事態に時の政府はこれを機密扱いとし一切の箝口令が強いられたのである。

アヤカはハチのマシンガンをメンテナンスしている医者のところにお腹の子を殺してほしいと頼み込む。事情を聴く医者にこれまでの経歴を話し始める。

アヤカが2歳の頃に母親がノイローゼになり、アヤカを育てられなくなってからは祖母と暮らしていた。2年前に祖母が他界して以降は15年ぶりに実の母との暮らしが始まったが、アヤカが彼氏と歩いているとオトコは汚いバケモノだと罵り男性に対して異常な敵対心を見せる母親。

アヤカのお腹の子の父親は通り魔事件に巻き込まれて死亡しており、父親のいない子供を産むことや、母親の様に子供に虐待してしまうかもしれない不安、そして母親が出産を許さないと推測されることから子供を殺してほしいと頼み込むのだった。

場所は変わり、あるところで男性にレイプされそうになっている女性のところに、サングラスをした女性が助けに入る。『本当の正義』と名乗る女性は、女性を逃がした後にレイプ未遂の男性を監禁し虐待の限りを尽くす。男性器をハサミ式の手動シュレッダーで斬り刻む女性は正義の女神テミスを自称する。

サングラスの女性は梶原と呼ばれる検察官。梶原は優秀な検察官だが性犯罪事案だけは暴走して無茶な量刑を言い渡して逆に一般的な刑罰以下になってしまっている。それさえなければ主任検察官になってもよいと言われてほど優秀だが本人は性犯罪は人権を奪う行為であり世の中が性犯罪者に甘すぎるとして全く気にしていない。

実のところ梶原はあえて性犯罪者に対して短い懲役に誘導させて人知れず犯罪者を自分自身で裁いていた。今回掴まえた犯罪者もチェーンソーで殺す梶原。そして梶原の裏の顔はカルト教団の幹部テミスだった。教団内では正義の執行として過去に和姦や強姦などの罪を犯した人間を殺害していた。

場所は変わり、ロクとハチの二人はウラガエリは一般的に病気という認識から、ウラガエリの人間は病院に駆け込むだろうと予想する。ハチは肺癌を患っていることを利用し患者として疑惑の病院に潜入する。

怪しい棺桶セラピーに参加したときに怪しい完全個室の別棟生活の情報を得る。そして噂の別棟を調べているところを丸山先生に見つかる。丸山先生にはヤクザのハチであることが既に気付かれていた。

捕まったハチは全身ぐるぐる巻きにされる。丸山先生はウラガエリの人間は内臓を取り除いても一週間も経てばなぜか表面の肉体だけは元通りに再生する生態を利用し、健康で新鮮な臓器を安定供給できる臓器売買をおこなっていた。

ハチは殺されそうになるが偶然にもスプリットタンの男性が助けに入る。しかし、男性も捕まってしまい絶体絶命の危機。そこに呉(5)のオジキと呼ばれる男性も登場。呉は十年以上前にロクのいた組にいたヤクザで、新興アジア系組織と手を組んでロクやハチの所属する組を裏切っていた。

ロクの兄弟分にあたる五人の男達は、裏切る際に家族も親族も全て巻き込んだ根絶やしの虐殺をしていた。そのとき妊娠中だったロクの嫁も拉致され、必死に探して見つけた時は海外の町はずれの小さな見世物小屋で両手両足を切断されていた。

人間としての意識も失っており暗闇の中で芋虫のように蠢いており、お腹の中にいた赤子は死んですでに腐敗していた。ロクは家族を殺された恨みを晴らすために五人の行方を追っていることが明かされる。 

ロクがハチのSOSを聞きつけて駆けつける。ロクのウラガエリの能力によって、体の中で作成したかのようなマシンガンを出し、形勢は逆転。右腕マシンガンのハチも復活し呉を倒す。その後ロクは命の恩人でもあるスプリットタンの男を助ける。男はキュウタロウと名乗る。

場所は変わり、母親の腹の中の胎児を略奪・誘拐・遺棄する事件が起きる。警察内部では保護観察中の性犯罪者が連続失踪している件と妊婦たちの連続傷害の件の関係性を調べ始める。調べてみると眠っている間に腹を割かれ、胎児の命を奪われた女性たちには人知れぬ共通点があった。

それは女性たちの夫は全員が過去に性犯罪に関わっていた前科があった。そして行方不明の性犯罪者を調べると18年前の監禁和姦事件に辿り着くことが出来た。

当時レイプされた女性は当時司法試験を目指す浪人生。その浪人生こそが東京地方検察庁検察官の梶井マリアだった。殺人および死体損壊の容疑で緊急指名手配される梶井。

さらに警察が調べると事件から一年後に梶井マリアの母親から出生届が出されているが母親は50歳を超えていることから梶井マリアの偽装だと判明。梶井はレイプされた時の子を産んでいた!

場所は変わり、アヤカは自宅で母親にどんな人なのか何も教えてもらえていない父親について質問する。そして妊娠していることを打ち明けると母親は「お腹の中の汚いもの、お母さんが取り出してあげましょう」と言い出す。その母親こそが梶井マリア本人!

妊婦たちの連続傷害もすべて自分がやったと自白する梶井マリア。そしてウラガエリでもあることも自白。そしてアヤカの彼氏を殺したのも梶井マリア(でも犯人は別にいるけどどういうこと?)。

色々と自分で自白しまくりの梶井マリア。アヤカは母親を殺してでもお腹の子供を守る決意をする。第3巻でマリアとアヤカの親子対決の決着はどうなるのか!?