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【サトラレ】感想ネタバレ第8巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2001年までイブニングで連載していた『サトラレ』の最終巻8巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?

サトラレ(8) (イブニングコミックス)

サトラレ(8) (イブニングコミックス)

 

自分の娘・光がサトラレだと気付いてしまった西山幸夫。周囲との接触を断ってしまった西山を救えるのは、妻・小松しかいない。長い間、西山を支えつづけていた小松の本当の愛を知り、核融合発電研究にもう一度携わる決心をする西山。しかし、その西山をテロ集団の銃弾が襲う!悲しくも優しい人間たちの絆の物語、サトラレ第1部完!

目次

第49話 サトラレの可能性
第50話 西山が残した物
第51話 サトラレの選挙
第52話 里見を救え!
第53話 サトラレを知る者達
第54話 小松の気持ち

本編あらすじ

自身がサトラレである真実を知ってしまった西山は山奥深くの小屋に隠れる。しばらくは安静にさせておきたいが、暗殺者が潜伏しているという報告を受け悠長なことはしていられない。妻である小松にすべてが託される。

小松はすべてを打ち明ける。自身がサトラレ対策委員会であることも。これからどう生きていくべきなのか絶望する西山に全力で支えると伝える。自分の娘のためにも融合炉に関する研究を続けたいと研究所局長に伝える。

夜になってしまったが二人は小屋を出る。西山は小松にも出会ってから全部の心の内が伝わってしまっていたことを理解し、それでも隣にいて温かく見守ってくれた小松に感謝する。

ずっとこんなボクの人生に何も言わず付き添ってきてくれたんだな。

皮肉にも小松に上着を渡したことで、暗闇の中でワイシャツを着ている西山の輪郭が正確になってしまい暗殺者から狙撃されてしまう。致命傷を受け死期を悟った西山は自分の子供である光に研究のすべてを託す。

人が人に情報を伝えるのは難しい。一つの言葉でも人の数だけ解釈が異なるからだ。しかし、サトラレ同士だと人の認識力を超えたスピードと情報量が可能。意味すらも解らない難解な数式を4歳児が理解する。気持ちも疑問も瞬間的に互いが理解する。

サトラレ同士の完全なコミュニケーション。普通の人間では叶えられないパーフェクトコミュニケーション。サトラレの真の可能性。最後に光にメッセージを送る。

愛してるよ、光。強く生きてくれ。サトラレで幸せだった。

死の瞬間、西山の思念波は娘・光へと受け継がれた。

西山の死後、サトラレ対策委員会は通常思念の距離が桁違いに大きい光が生活できるだけの環境を探すが、早急にそれだけの広さの島を用意することができない。

西山が殺されたのは石油メジャーの手によるもの。石油に代わる新エネルギーである融合炉完成の可能性を彼らは消したかった。研究の全てが娘へと受け継がれた事が外部に漏れれば今度は娘の光が命を狙われることになる。そのためマスコミには西山の死は隠されている。

西山の死と娘である光がサトラレであることは報道規制を敷いているが、負傷の程度すら発表されないことや厳重の警備が継続されていることに疑念を抱くマスコミ関係者。

あるマスコミによって光がサトラレであることがバレてしまい、研究成果も受け継いでいることも公表されてしまう。あせる対策委員会だが、同じサトラレの白木重文が残された二人を援助する。原油の先物取引で得た利益で島を買った。安全に暮らせる孤島でたった二人だけの生活が始まる。

小松は対策委員として光の思念を記録し、西山の遺産を引き出す事も大切な仕事。委員会との定時連絡も欠かせない。大人のように整然と基礎から積み上げた知識ではなく、幼い子供故に漠然とイメージとして存在しているに過ぎない。現実的には光の成長を待つしかない。

気候も温暖で必要な物資はすぐに届けられてくるし、自覚したサトラレの生活環境としては何の不満もないのだけれど、光の将来を考えるとやはり不安を覚える小松。

この子がこの先、社会の中で生きるのか。それとも一生この島で暮らすのかはまだ解らない。でも光は普通の子供として育てていきたい。

光は島で唯一の友達であるリスと遊ぶが、一人の寂しさを感じる。小松も仕事がありいつも一緒にはいられないが、島のどこからでも家が見られるように工夫する。サトラレ第一部完。

***感想コメント***

サトラレ(1) (イブニングコミックス)

サトラレ(1) (イブニングコミックス)

 

小松の女であり、妻であり、母である強さと優しさが好きな点です。

2001年に映画化され話題を呼んだ名作。漫画原作だと劣化する場合が多い中で素晴らしい作品に仕上がっています。映画では漫画と内容が違い、里見健一が主人公になっており、漫画とは違った魅力のある作品だと言えます。完成度の高い映画で、感動的なラストに涙腺崩壊。

「相手の気持ちが分かればな」と思ったことはあるだろうか。相手に自分の気持ちが筒抜けになってしまうのは、相手の気持ちが聞こえてしまうのは悲劇なのか…。心が温かくなる作品です。