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【死役所】感想ネタバレ第16巻まとめ

月刊コミック@バンチで連載中の『死役所』感想ネタバレ最新第16巻まとめ

死役所 16巻: バンチコミックス

死役所 16巻: バンチコミックス

 

“ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい”涙が枯れるまで、謝りたい人はいますか? 魂抉る死者との対話、忘却の第16巻。

第73話 白神静佳①
第74話 白神静佳②
第75話 白神静佳③
第76話 ニンジン
第77話 そばにいるよ

本編あらすじ

第73話 白神静佳①

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死役所職員のシラ神の話。シラ神が生きていたのは田舎の風習が残る地域だった。シラ神は白神靜佳(しずか)という名前だった。拝婚の儀と呼ばれる儀式に参加するシラ神。シラ神の家は特にしきたりに厳しく、祖母から毎日神様に挨拶に行けと言われる。なぜか父親は家におらず、シラ神が気にしているそぶりもない。祖母と母はシラ神を「人殺しの子」と呼んでいる理由は…。

第74話 白神静佳②

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その後、同級生と祝言をあげる。祖母からは子供は作るなと言われる。ある日、祖母と母親が言い争っているのを偶然聞いてしまう。その中に「人殺しの子」と話しており、自分の父親が人殺しをした人物なのかと疑うようになる。

第75話 白神静佳③

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その後、シラ神は「人殺しの子」と幻聴を聞くようになり、日常生活に支障をきたし始める。ついに父親の記憶を取り戻す。それは池に遊びに行ったときにふざけて父親を池に突き落とし、運悪く殺してしまった記憶だった。あまりにもツラい記憶だったため、小さかったシラ神は記憶をみずから封印していた。記憶の片隅にある「人殺しの子」とは「人殺しをした子」という自分自身のことだった。

急激に記憶を取り戻したことで混乱したシラ神は祖母と母親を包丁で刺し殺す。仕事から帰った夫が2人の遺体を発見。2日後に山中で彷徨っているところを警察が保護。犯行を自供し、逮捕される。裁判では犯行時に心神耗弱状態だったとして、刑事責任能力の有無が争点となる。そして最高裁で死刑が確定。判決が読み上げられるとシラ神は深々と頭を下げたのだった…。

第76話 ニンジン

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城戸徳夫さんの話。死役所でハシ本の首の傷がカッコいいと褒める城戸。ラインカットを入れた若い男性の髪型に「かっこいい」と憧れ自分も真似をしたくなったが、真似できずに亡くなってしまっていた。それが心残りだった。

元美容師のニシ川にお願いして、編み込みをしてもらいラインっぽくしてもらう。終始無愛想な城戸だったが、成仏課で隣の人に髪型を褒められると笑顔で「いいだろう」と自慢するのだった。

第77話 そばにいるよ

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照屋のお話。照屋は最近引っ越したが激安の事故物件であることを承知で借りた。そこに以前住んでいたのは一人暮らしの50代の女性で、浴槽で亡くなったらしいが、なぜかリビングで寒気を覚えていた。

その頃、死役所ではハヤシが七島俊美(53)さんの生活事故申請書をシ村に面白いと言いながら見せていた。その人の元恋人である大須賀(32)の人生史が面白いとおススメしている。

年の差カップルの二人が生きていた時は大須賀が七島のために勝手に仕事を辞めてしまったことがきっかけに別れてしまっていた。しかし、大須賀がストーカー化し、こっそり七島の部屋の天井裏に住み着き始める、バレずにいたが、天井裏が寒すぎて凍死してしまった。誰にも発見されず腐らずいたため、いまだ遺体は天井裏のまま。そこは照屋が寒気を感じていたリビングの上だった…。

***感想・評価・考察***

死役所 16巻: バンチコミックス

死役所 16巻: バンチコミックス

 

公共の安全と、秩序の維持に当たる。それが、警察官の責務だから。次巻は正義感を貫き人に従事した警察官。孫のアンコールに応えた雅なチェリスト。生き別れの息子と再会した独りよがりな男の話。気になる第17巻は2020年の冬頃に発売予定!