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【テラフォーマーズ】感想ネタバレ第2巻まとめ

週刊ヤングジャンプで連載中の『テラフォーマーズ』感想ネタバレ第2巻まとめ

テラフォーマーズ 2 (ヤングジャンプコミックス)

テラフォーマーズ 2 (ヤングジャンプコミックス)

 

『バグズ2号』の任務から20年後のタイ──。闘病中の幼馴染のため、膝丸燈は賞金をかけたデスマッチに臨む! 一方、会場には燈をつけ狙う2人組が。彼らは戦いを終えた燈を火星でのある計画に誘うが!? 人類VSゴキブリ、再び激闘の幕が開く!! 

目次

第1話 SYMPTOM 変異
第2話 UNDERDOGS 流浪のむれ
第3話 FRIEND 共鳴と同盟
第4話 VIRUS 仇
第5話 WILL 遺志と意思
第6話 DEPARTURE 出陣
第7話 ENCOUNTER 対面
第8話 BAD AGAIN 悪夢ふたたび

本編あらすじ

第1話 SYMPTOM 変異

バグズ2号計画の中止から20年後。タイにある地下闘技場、金網デスマッチのリングでは膝丸燈(ひざまるあかり)が賞金目当てに体長240cmの人喰い熊とルール無用のデスマッチを繰り広げていた。彼が賞金を欲しがる理由は養護施設で共に育った幼馴染、百合子の臓器移植の費用を捻出するため。彼女は原因不明の病気のせいで長期の入院生活を余儀なくされていた。

燈は熊を相手に善戦するが、体格の差がありすぎる。一瞬の隙を突かれた燈は右肩の骨を砕かれマットに大の字。そこへ熊がのしかかり、生きながら燈を捕食する。残虐ショーの決着。誰もがそう思ったその時、燈の体に異変が起こる。傷はふさがり、頭からは短い角のようなものが生え、指先からは5cmはあろうかという鋭い爪が伸びている。

絶体絶命の体勢から立ち上がり、熊に目潰しから旧式一本背負いを決める燈。そして顔面を飛び蹴りで粉砕し完全勝利。人間とは思えないその姿を見て、スーツの観客2人はあることを確信する。

控え室では死闘を演じた膝丸燈とプロモーターが揉めていた。燈が熊に勝つとは露ほども考えていなかったプロモーターたちは、百合子の身柄をすでに売り渡していたからだ。買ったのは先程のスーツ姿の観客。彼らの正体は国連航空宇宙局(U-NASA)火星探索チームの総隊長、小町小吉と副長のミッシェル・K・デイヴスであった。

燈のスカウトを目的としタイへ赴いた彼らだったが、百合子を保護した時にはすでに手の施しようがない状態だったらしい。燈に百合子は死んだと告げる小町。そして彼はこうも言った。彼女と同じ病気の子供達を救うために力を貸してほしいと。百合子が死んだ病気の原因は火星から来た病原体。その解決策を探るため、2年後に火星へ飛ぶ計画がある。燈は小町の手を取る。「行こう」火星への旅が再び始まる。

第2話 UNDERDOGS 流浪のむれ

カリフォルニア州東部、サニープール。グランメキシコから職を求めて不法入国してきた二人組の少年、マルコスとアレックスは今日も飢えていた。この2週間まともに食べていない。野良犬を捕まえたが、腹を壊しそうだと逃がしてやった。マルコスは思案の末にストリートギャングに加わることを決めるが、アレックスはそれには賛同せず物別れに終わる。

彼らが不法に越境した理由は、シーラという幼なじみの女の子だった。彼女の父親が経営する会社で従業員が暴動を起こし、その父は死亡。シーラと母親は親類を頼りにアメリカへ渡った。マルコスとアレックスはその後を追ってきていた。だがアメリカに来て新聞を見ると、そこにはシーラの母親が不法入国の斡旋事業者と共に国境で死んだと書かれていた。他にも身元不明の12名の遺体があったという。

アレックスは野球が得意で、メジャーリーガーになりたいという夢を持っていた。まともな職に就こうにも、身分のない不法移民を雇ってくれるところはない。一方のマルコスはシーラを追ってきただけで、他のことは漠然としていた。だからシーラが死んだと知り、全てがどうでもよくなった。ギャングだろうがなんだろうが生きていければそれでよかった。

今夜はギャングに入って初の大仕事、近所の金持ち屋敷への押し込み強盗だ。従業員を焚きつけ暴動を煽り、その混乱に乗じて金品を頂く。マルコスはその手口に既視感を覚えた。この手の輩がグランメキシコで似たようなことをやり、シーラの父を死に追いやった。家族を離散させ、結果的にシーラも殺した。自分も今その片棒を担ごうとしている・・・。

マルコスは手にした鉄パイプでギャングのリーダーの頭を殴りつけ、反旗を翻すが、多勢に無勢であっけなく地面に転がされてしまい、あとはなぶり殺しにされるだけ・・・。どこからか飛んできた、こぶし大の石がギャングの一人の頭を割った。後方にはアレックスの姿。乱戦になったが辛うじて二人共生きて逃げ延びることができた。この国に来た時と同じ様に、路地裏で肩を並べて座り込む二人。

彼らはすでに何度も耳にしていた。U-NASAが火星行きのクルーを募集していること。命の保証がない危険な任務である代わりに高報酬であること。二人は昔シーラが火星に行ってみたいと口にした光景を思い出していた・・・。

U-NASAの病棟では手術を終えた膝丸燈が眠りから覚めていた。成功率40%にも満たない危険な手術だが、燈の場合は事情が異なる。彼は両親のどちらかがバグズ手術を受けた後に生まれた子で、手術で移植されるべき要素の大部分は先天的に備えている。そしてそれは副長のミッシェル・K・デイヴスも同じであった。

ミッシェルの父ドナテロ・K・デイヴスはバグズ2号の艦長として火星に行き、そこで死んだ。ドナテロは地球に娘を遺しており、その子にもバグズ手術で得た能力は遺伝していたといた。

生存率40%以下の危険な手術を受けてまで火星に行きたがる人間がいるのかという燈に対し、命の売り手は腐るほどいるとミッシェル。事実、まさにその時U-NASAに直接乗り込んできた入隊希望者が2人いた。元ギャングと、メジャーリーガー志望の不法入国者だ。

あまりにも唐突な押しかけに困惑する係員。そこへ現れた小町小吉が連れていたのは、シーラであった。越境中に射殺されそうになったところを保護され、そのまま火星クルーの募集に乗りU-NASAへ連れて来られたらしい。奇跡的な再会に沸き立つ3人。彼ら2名が手術に成功すれば、火星行き宇宙艦「アネックス1号」のクルーはちょうど定員となる。小町はマルコスとアレックスの採用を許可する。かつて志願して火星へ行った自分と秋田奈々緒の姿を重ねるように。

第3話 FRIEND 共鳴と同盟

マルコスとアレックスは小町艦長から、これから受けることになる手術の説明を受けていた。高山の上程度の空気圧の下で活動をするために肉体を強化する手術の成功率はわずか36%。なぜ宇宙服ではなく手術をするのか?当然の疑問を発するアレックスに、小町は言いよどむ。それがゴキブリとの戦いに備えたものであることを。

ドイツ出身の幹部乗組員(オフィサー)、アドルフはユーロから最後の乗組員候補、エヴァを連れてきていた。コートの襟で口元を隠したまま自己紹介もせずマルコスらを冷たくあしらうアドルフ。どうせ手術で死ぬんだから互いに覚える必要もないとの言い草に腹を立てるマルコスとアレックスをシーラが制する。一方でシーラとエヴァは互いに似たものを感じ、友達になりたいと笑いあうのだった。

時をおいて、エヴァが見たのは病棟の裏手で座り込み泣いているシーラの姿だった。両親を失い、自分も死んだつもりになって飛び込んだ火星行きのチーム。思いがけぬ再会やエヴァとの友情はシーラに死への恐怖を思い出させていた。そんなシーラを優しく元気づける小町。「俺は元々はお前らと同じだったからな」

自ら志願して成功率の低い手術を受け、ミッションの遂行と引き換えに大金を得る。ミッションは失敗したが、多くのクルーの犠牲の上で小町は生き残った。冷徹な任務の鬼だと思っていた小町の思いがけない包容力に驚くシーラ。更に小町は壁の陰で電話をしているアドルフに気づき、シーラに盗み聞きを促す。アドルフの電話の相手は彼の妻であり、その内容は若い補充兵を迎えることへの複雑な心境であった。

死に別れることが辛いから、命が軽い現場で親密にはなりたくないという人間らしいアドルフの吐露。シーラの顔には笑みが戻っていた。夕食は鍋だった。意外なことにアットホームな雰囲気で、これから手術を受ける補充兵たちと幹部乗組員たちの交流が催されているようだ。当然アドルフの姿はない。膝丸燈、マルコス、アレックス、ミッシェル、シーラ、エヴァという面々を前に小町はテラフォーミングのおさらいと、手術の真の目的について語り始める。

彼らが受ける手術は「巨大化したゴキブリ」から身を守るためのものであることを。そしてプロジェクトの目的は火星から来た病原体への対抗策の手がかりを探すことであり、ゴキブリとの戦争が第一ではないとも。同じ頃、U-NASAのロシア支局では髭面の大男が己の拳で火星ゴキブリの顔面や四肢を破壊する訓練をしていた。ロシアの幹部乗組員、シルヴェスター・アシモフである。

第4話 VIRUS 仇

-NASAロシア支局ではアシモフが部下のエレナとイワンにミッションの目的を説明していた。エレナ曰く、ゴキブリが火星の開発の妨げになるなら手っ取り早く爆弾でも落とせばよい。もっともな意見だが、今回アネックス1号が火星に行くのはそれだけが目的ではないとアシモフ。

今回の火星探索の目的は、地球で流行の兆しがある新種のウイルス「エイリアン・エンジン・ウイルス」(AEウイルス)に関わることだ。このウイルスは42年前に突如出現し、20年前にその数を急激に増やしており、これはバグズ1号、2号が火星に行った時期と一致する。

そしてキャリアとなる動植物が発見されていないことから火星由来であると推測される。最大の問題は致死率が100%であり培養ができず、抗体が作れない点。火星の環境を調査し、AEウイルスのワクチンを作る手がかりを得ることがアネックス計画の主目的である。

これまで無人機によるサンプル採集は何度も試みられ、そして失敗してきた。理由は明白であり、必ず火星のゴキブリが妨害してくるため。バグズ1号と2号の乗員をことごとく殺害してのけた火星のゴキブリの姿にさすがの膝丸燈も驚きを禁じ得ない。

「ひ・・・人を・・・食うのか・・・!?この巨大ゴキブリは・・・」
ミッシェルの答えは否。

「お前自分ちの台所でゴキブリ見つけたら拾って食うのか
食わねぇだろでもブッ殺すだろ
冷静に考えたら何で殺す必要があるのかも分かんねぇだろ
それでも全力でブッ殺すだろ
そんなもんだ”テラフォーマー”にとって人間など」

第5話 WILL 遺志と意思

膝丸燈は苦悩していた。火星行きのミッションの目的。ゴキブリの真実。決して恐怖に屈したわけではないが、そうまでして火星に行きたいという目的意識が自分にはない。仮に生還し大金を手に入れたとしても、自分が命をかけて救おうとした百合子はもう死んでしまった。何のために?誰のために?

市民権を得てメジャーリーガーになりたい、そのためなら覚悟はできているというアレックス。手術の成功率36%、シミュレーション達成率19%という数字を聞いてもなお、彼の目に宿った決意は曇らない。安心したといい、笑って手術室へ運ばれていくアレックス。燈はその姿に圧倒されるばかりだった。

病棟の横で考えこむ燈の手には百合子との思い出の小さな人形が握られていた。人形の首は取れてしまったままだ。その人形がかわいそうだと声をかけたのは、U-NASAの病棟にAEウイルスの治療で入院している少年。春風桜人だった。百合子と同じ病気、致死率は100%。膝丸は壊れた人形を桜人に預け忘れたまま訓練へ戻る。そして月日が流れた-。

出発当日、燈は桜人の病室へ見舞いに来ていた。あまり期待させるようなことは言わないほうがいいと釘を刺すミッシェル。生きて帰れるか、ウイルスのサンプルが採れるか、ワクチンが間に合うか・・・全てがうまくいくというのは、針の穴に糸を通すような可能性しかないのだ。

桜人は壊れた人形をしっかり繕って修理してくれていた。忘れ物だといって燈に人形を返す桜人。百合子の姿と重ね、決意を新たにする燈。任せておけと力強く言い切る瞳にもう迷いはない。自分の帰りを待つ間その人形を持っていてくれと、再び桜人に返す。どこかで間違えてしまった自分の人生の何かをやり直す。きっとクルーの誰もがそう思っているはずだ。アネックス1号へ向かうメンバーの中には、マルコス、アレックス、シーラ、エヴァの姿があった。

乗員94名、幹部乗組員5名、艦長1名
100名を乗せたアネックス1号が、いよいよ火星へ発つ。

第6話 DEPARTURE 出陣

アメリカ合衆国ネバダ州南部の発射場。轟音を立ててアネックス1号は火星へ向け出発した。アネックス1号は鉢を伏せたような形状をしており、およそ現代のロケットやスペースシャトルとは似つかない。100人もの乗組員が共同生活をする居住区や実験設備を広く取っているのだろう。

地球を出発して20日、火星までの中間地点。クルー同士の間でささいな口論が起こった。密閉された環境に閉じ込められてストレスが溜まっているのだろう、殴り合いにまで発展しそうな気配だ。身を呈して割って入り、その場を収めたのはロシアのイワン。とばっちりで顔面を殴られた傷をシーラに治療してもらい、ひと目で彼女を好きになってしまう。シーラが好意を寄せているのは小町艦長なので、なかなか厳しい恋になりそうだ。

舞台は変わり、日本・・・埼玉県字浦市。路地の寂れたバーに、スーツ姿のたくましい体つきの客が一人。酒を一杯頼むやいなや、客は懐から身分証を取り出しU-NASA出向中の自衛官を名乗る。彼の名は蛭間七星(ひるましちせい)。バーの店主がバグズ計画に関わっていた本多晃博士だと目星をつけての訪問である。「話を聞いて頂きたい」

第7話 ENCOUNTER 対面

蛭間七星-目の前の男が名乗った苗字に、本多博士は覚えがあった。バグズ2号計画で自分が内通し、他のメンバーを犠牲にしてでもテラフォーマーの卵を持ち帰るよう依頼した男。小町小吉とともに生還した蛭間一郎である。七星はその弟だ。七星が本多博士のもとを訪れた目的は逃亡した博士の身柄を拘束することではなく、航空自衛隊三等空佐としての協力要請であった。

アネックス1号は火星の大気圏へ接近していた。予定ではあと2時間で着陸し、火星での任務が開始される。ゴキブリの姿を思い出し、クルーにも緊張が漂いはじめた。エヴァは出発前のアドルフの言葉を思い出す。実際に戦線を張るのは戦闘に長けた幹部乗組員たちで、一般クルーはウイルス調査中心。そして自分の他に99人の仲間がおり、事前に作戦を練ることができる。気休めにはなるが、それでもエヴァの心には拭い去れない恐怖がこびりついていた。

小町艦長はシャワールーム付近の監視カメラの異常を感知し、ミッシェルへすぐに調査するよう命じる。換気口からシャワールームを覗こうとしたマルコスと燈はが見たのは、長湯をしていた中国人女性クルーの一糸纏わぬ姿・・・ただし、上半身だけになった死体であった。その頭を軽々と片手で持つのはテラフォーマー。火星に着いてもいないのに、なぜ船内にゴキブリがいるのか。そしてなぜ的確に監視カメラが破壊されているのか・・・