【トリコ】感想ネタバレ第23巻まとめ
人間界を襲う“四獣”に、それぞれ対抗する美食屋四天王トリコ・ココ・サニー・ゼブラ!! パワーアップした四天王は、四匹の化け物を追い詰めるものの、どこか違和感が…。そして恐るべき黒幕の存在が明らかに!!
目次
第199話 4つの決着!!
第200話 四獣の本体!!
第201話 人間界大混乱!!
第202話 緑の雨!!
第203話 解毒料理!!
第204話 新しい調理法!!
第205話 味への好奇心!!
第206話 “食欲”!!
第207話 “王食晩餐”!!
本編あらすじ
人類の存亡をかけた、四獣との戦いに挑むこととなったトリコたち四天王。牙王、インバイトデス、キングオクトパスコング、マウントタートル…捕獲レベル120を優に超える四獣と、対等以上に渡り合うトリコたち!ですが戦うトリコたちが知らない驚愕の事実があった。四獣は本当は「1匹」で、さらに四獣を裏で操る黒幕がいる!トリコたちは本当の四獣、そして黒幕を倒すことができるのか!?
捕獲レベル100以上と言う未知の領域の敵を相手にしても、トリコたちは余裕の表情。Uターンして襲い掛かるレッグブーメラン、超強力なフライングフォーク進化系のキャノンフォーク。光速にまで加速する毒のやり、モウルドスピア。敵の体内に入り込み神経を操るヘアマリオネット、ヘアパンチをスーパーフライ返しで往復させて増幅して放つスーパーヘアショット。パンチに音の振動を載せ、内部から敵を破壊するビートパンチ。
食義を身につけてパワーアップした四天王たちは、次々に新必殺技を披露。難なく四獣を撃破するのですが…どう見ても断末魔の叫びとしか思えない泣き声をあげるにもかかわらず、その体からは死に直面した生物から感じられるモノ…死相とか、そういったものが見て取れない。それを奇妙に思っている四天王の元に、リンからあの事実が告げられる。四獣は一匹である、という。
四獣。その本体は、地中に根付く植物のような姿をしていました。本体は手足に球根のような種を育て、数百年かけてあの4体の巨獣へと変じさせるのです。そしてその巨獣を解き放ち、人間をたっぷり食わせたところで戻ってこさせ、巨獣ごと人間を吸収する…ところが前回は、一龍の手によって4体の巨獣を撃退されてしまい、人間をそれほど食べられませんでした。そこで今回はより確実に人間を食らうため、本体直々に人間界の中心に出向くことにしたのです!4体の獣を四方から攻めさせ、中央に人間を集める。その作戦は見事に的中…。
避難してきた人々がごった返す人間界の中心に、四獣の本体が現われた!突然自分達の闘っていた巨獣が地中へ沈み、一気にどこかへと去っていく。それを四天王が追いかけた先に、あの本体がいるのです。その4体の巨獣を取り込んだ四獣本体は、枯れ木のようだった体を一気に肥大化!パンパンに膨れ上がった体となった四獣の本体!すると四獣は口からなにやら煙のようなものを吐き出しました!もうもうと立ち込める煙は、やがて雲へと変わり、そして雨をふらせ始めます。…緑色の雨を。それを見たココは、とんでもないことを言い出しました。
この緑の雨は別名「患いの雨」。人体には有毒で、濡れれば一時間ももたず死んでしまう、と!四天王はもちろんのこと、避難していた人類も…!そこで名前が挙がったのは薬膳料理を得意とするユダです。ユダならばこの毒の解毒料理を作れる。ですが人手が必要なはずなので、小松はこのことを伝えながら手伝いに向かうことになりました。しかしいかにユダとは言え、数十億人分は必要であろう解毒料理が一時間以内に作れるとは思えません。このままでは解毒料理を食べる人間を選別しなくてはならなくなるかも…いよいよ追い詰められてしまった人類。小松はこの危機にどう立ち向かうのか!?
そしていよいよ四獣との本格的な戦いを迎える事になる四天王。勢ぞろいした四天王を前にしても、四獣はいっさい恐怖や焦りといったネガティブな感情を抱いていないようです。その余裕は、絶対的な力の証明でもあります。ビートパンチを炸裂させても、体の中の振動を移動させて体外に放出してしまいますし、進化する毒をもつポイズンウイルスも到達する前に撃破。スーパーヘアショットもその衝撃を完全に逃がされてしまいますし、トリコの必殺技オンパレードを食らわせても四獣の指先を裂く程度…。
逆にトリコたちは、一発食らっただけで凄まじいダメージをおってしまいます。あまりにも強すぎる四獣の捕獲レベルは…310!いや、計測中にさらに上がっていき、320を記録!さらに患いの雨によって、トリコたちに残された時間は1時間しかない!絶望的ともいえるこの状況、四天王はこの最強の敵を倒すことができるのか!?