1998年から2002年まで週刊少年ジャンプに連載していた樋口大輔の漫画作品『ホイッスル!』の好きな台詞や名場面をまとめました。
If you can dream it, you can do it! 願えば叶う!!
風祭の武蔵森在学中の親友でありライバル山川智之が風祭のレガースに書いた言葉。山川は風祭が逃げ出したと思っていたが前半の動きを見て違っていたと気づく。武蔵森戦の後半に向けてこの言葉と一緒に「決めてこい!」と風祭を送り出した。
いい試合だったぞ。桜上水中!
武蔵森学園中等部に負けた後のロッカールームで松下左右十がかけた第一声。「勝たなければ意味がない。どんなにいい試合したとしてもどんなに頑張ったとしても負けたらそこで終わりなんだ。記録には残らない。「いい試合でした」なんてな。負けたらまったく意味がなくなるんだ。サッカーは結果がすべてだ。でも…それでも一言だけ言いたい。いい試合だったぞ。」
僕にはサッカーの戦術なんてわかってないからどっちの選択がいいか言ってあげられない。けど君らより年くってる分どうしたら幸せになれる確率が高いか知ってる。勝っても負けても試合で気持ちのいいプレイができたらそれでいい。それが一番じゃないかな。
岩清水工大附属中サッカー部顧問の柴田先生が選手に言った一言。1点を守り切る守備重視のサッカースタイルに、このままでいいのか議論がおきたときに後悔しない方法をさりげなくアドバイスした。
…なんで涙がとまらないんだろうな。
試合集終了後に岩清水工大附属中の尾形主将が風祭に言った一言。「岩工らしいサッカーができた。もてる力全てを出しきって戦った。だから…悔いはない。悔いはないはずなのに…」
左だ!右腕がなぜかチリチリする。否!気にするな。根拠のない現象など。だがしかし左に決めた途端右の方が気になるのはなぜだ?
GK不破大地の名場面。PK戦でデータ重視の不破が第6感に動かされてサッカーの面白みを実感する場面。「俺は左に飛ぶつもりだったんだ。…しかし気づいたら右に飛んでた。頭で考えるより先に体が動いたのは初めてだ。ピンときたんだ」
日本人は正々堂々を好むが、そんなことでは海千山千の世界相手に戦えん。
武蔵森学園中等部監督の桐原総一郎の一言。飛葉中戦でおきた佐藤成樹のハンドについて持論を展開する。「分かれ目だな。部活としての楽しいサッカーか、あくまで勝ちにこだわるサッカー選手としての未来を見据えたサッカーか」
今なら親父の言いたかったことがわかるような気がする。
水野竜也が選抜選考合宿で高いレベルの選手と一緒にプレーする意味を見出した場面。父親からは環境が優秀な選手を作り上げると小さい頃から言われており、当初は反発していたが、同世代トップレベルの選手と出会い、その言葉の意味を理解する。「ここにいる連中は誰よりも俺を自由にする」
背番号10を背負えるのはチーム内で1番信頼されてる選手。
東京都選抜コーチ西園寺から言われた一言。うまい選手が10番を背負うのではなく、チームが苦しい時に助けてくれる頼れる存在が10番なのだと言われ、水野は初めて風祭を意識する。
おれはGKをやりたくてやってる。このポジションが好きだし一番おもしろいと思ってるからだ。
小学校や中学校のGKはやらされてる人のほうが多い中で、サッカーを始めた時からGK一筋の小堤健太郎の一言。一番サッカーがうまいやつがGKをやるんだと幼き日の小堤に伝える父親の言葉も素敵ですね。
この国でサッカーを続けていくにはそういうチャンスをものにするか、常に勝ち続け勝ち組に生き残るかだ。負けたら道が絶たれてしまう。
アウェイの韓国でおこなわれたU-14ソウル市選抜との親善試合での記者の一言。スペインのスカウトがいる中で韓国の選手は自分の実力をアピールする絶好の機会。韓国の過酷なサッカー環境が伝わってきます。
まとめ
24巻完結のマンガで、アニメもリメイク版が2017年からアニマックスで放映されています。いまなお根強い人気を誇っているサッカーマンガ。本作から14年後が舞台となっている続編の『ホイッスル!W』が裏サンデーで連載中です。気になったらぜひ読んでみてください!