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【有害都市】感想ネタバレ第1巻まとめ

となりのヤングジャンプで連載していた『有害都市』最終巻2巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめです。結末(ラスト)はいかに!?

有害都市 上 (ヤングジャンプコミックス)

有害都市 上 (ヤングジャンプコミックス)

 

2020年、東京の街ではオリンピックを目前に控え、浄化作戦と称した異常な排斥運動が行われ、猥褻なもの、いかがわしいものを排除するべきだという風潮に傾き始めていた。『表現の自由』を巡る業界震撼の衝撃作!!

本編あらすじ

2019年の通常国会は改正国民年金法の強制採決により大荒れとなっていた。その混乱の隙間を縫うように可決された法案の一つが有害図書類指定制度に関する新法案(通称・健全図書法)である。

有害図書の指定はそれまで全国の各自治体の裁量に委ねられていたが従来の方法では自治体の負担も大きく、また指定基準も地域によってバラつきがあったことから一部に混乱が生じていた。

健全図書法はこの指定基準を全国一律のものとして改め青少年の健全な育成を阻害する有害図書を全国の書店から一掃するための画期的な法案だった。有害図書を選定する有識者会議は元文科省大臣・社会学者・精神科医・小説家など13人の著名人・学識経験者によって構成される。

真偽の対象となる諮問図書に対しては対象年齢を15歳以上に推奨とする「不健全図書」と書店での陳列と18歳未満への販売が禁止される「有害図書」の2段階で判定される。

不健全図書は犯罪行為全般を描いた作品や不適切な恋愛の形態を描いた作品など青少年に好ましくないと判断される作品に指定される。有害図書は過激な性表現、暴力・残虐表現、反社会的・反権力的な描写が著しく青少年の健全な育成を阻害すると判断される作品に指定される。

漫画家・日比野幹雄はホラー作品「DARK・WALKER」の連載を勝ち取る。担当編集者の比嘉忠岑は打ち合わせの際にグロテスクな残酷表現は当分控えてほしいと伝える。そして次の打ち合わせでも主人公の煙草の場面をカットしてほしいと要望する。

日比野は有識者の許しを請うために漫画を描いているわけではないため納得できないと反発するが、編集者の比嘉はチャンスを掴んだ作家には1週でも長く連載を続けてほしい。作品を長く続けさせるために妥協できるところは妥協してほしいと話す。比嘉自身もこれまで指摘してきたことは作品を面白くすることとは何の関係もないことばかりだと理解しているため自分の立場がもどかしい。

しかし、十分に配慮したつもりだったが元文科省大臣の故寺修から投書で出版社に抗議がきたため出版社は雑誌の自主回収を決定。日比野はショックを受けながらも回収騒ぎになったことを他の連載作家に直接謝罪しに行く。最後に先輩漫画家の松本慎吾を訪問する。

社会派の作風で知られていた漫画家・松本慎吾は児童虐待問題をテーマに描いた作品『イノセンス』を発表していた。幼い子供を対象とした過激な暴力表現は発表当時から物議を醸していた。

そんな中、中学生が学校内で同級生を殺害するという事件が発生した。クラスの同級生4人が被害者の少年に対して罰ゲームと称しビニール袋を頭から被せて窒息死させるという事件だった。犯行を指示した生徒の自宅の部屋には松本慎吾の『イノセンス』が置いてあったことが地元テレビ局の取材で明らかとなった。

イノセンスの作品内には虐待する親が子供にビニール袋を被せ窒息させるという場面が描かれていたことから事件との強い関連性が疑われた。この時メディアに露出して松本の著作を激しく非難したのが元文科省大臣で大学教授の故寺修だった。

その後成立した健全図書法によって松本の著作は全て有害図書の指定を受けた。さらに松本は有害図書の中でも極めて悪質な作品の作者に指定される「有害作家」認定を受け矯正プログラムの受講という行政処分が下された。発光物と小英社は松本の全著作の絶版・回収を決定し、やがて松本はメディアから姿を消した…。

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***感想コメント***

有害都市 下 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

有害都市 下 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

近年では漫画家や編集者を主人公にした作品は殖えている。例えば『バクマン』が有名だしリアル志向だが、それでも表現の自由というテーマ性はなかった。そういう意味では唯一無二のカテゴリーと言えるかもしれない。異世界ものが流行しているのは昔より規制が厳しくなっているせいなのかなぁと思いながら読んだ。実際にこの規制が現実に存在していたら不良漫画は全部ダメだろうなぁ…。