漫画百科事典

漫画好きによる漫画好きの為の漫画情報サイトです。

【転生したらスライムだった件】感想ネタバレ第9巻まとめ

月刊少年シリウスで連載中の『転生したらスライムだった件』感想ネタバレ最新第9巻まとめ。アニメ化も決定!王道異世界ファンタジー漫画!

転生したらスライムだった件(9) (シリウスコミックス)

転生したらスライムだった件(9) (シリウスコミックス)

 

魔王・カリオンからの提案を受け、テンペストと獣王国(ユーラザニア)は互いに使節団を派遣し交流をはかることとなった。テンペストからはベニマルを団長とした数名が獣王国へ向かい、獣王国からは黄蛇角のアルビスを中心とする使節団がテンペストに到着。順調に交流が開始されると思われたが、挨拶もそこそこにリムルに対し敵意を剥き出しにする獣王国使節団の面々。

本編あらすじ

第40話 獣王国との交易

暴風大妖渦の核を喰い、そのスキルの解析が完了した。今試しているのは「重力操作」というスキルで、これを研究すれば色々なことができそうだ。

奴が自身の「魔力妨害」の影響下にありながら空を飛んでいたのはこの能力によるものだろう。俺が部分擬態で出していた吸血蝙蝠(ジャイアントバット)の羽にも備わっていたが、これで羽を出さずとも飛べるようになったわけだ。

魔王カリオンからの提案を受け、テンペストと獣王国ユーラザニアは互いに使節団を派遣することになった。使節団に任命したのは幹部候補のホブゴブリンが数名と、その取り纏め役としてリグル、そして団長にはベニマルを指名した。

暮らしぶりはゴブリン村だった頃に比べ、とてつもなく贅沢になったがテンペストはまだ国として全ての面で経験不足だ。ユーラザニアと良好な関係を築くことができれば正式に国交を結べる日も遠くないだろう。使節団には頑張って交流を確かなものにしてもらわないとな。

f:id:manga-diary:20180930014343p:plain

数日後、獣王国(ユーラザニア)使節団が来訪する。到着早々いきなり喧嘩腰の黄蛇角のアルビス、スフィア、グルーシスの三名だが、歓迎の宴で出された林檎のブランデーに酔いしれる。まだ果物が森からの恵みに頼っており大量生産できないことを告げると、ユーラザニアにある果物を物々交換しようと提案される。

第41話 ガゼル王の招待(前編)

使節団の到着から数日、アルビスとスフィアはユーラザニアへ帰って行ったが、彼女らの配下達はテンペストの首都リムルへの滞在を続けている。なんでもここの技術を色々学んで来いと言われているらしい。更に数日後こちらから送った使節団も帰ってきた。

使節団同士の交流が終わり、武装国家ドワルゴンに訪問するリムル一同。

今回の旅に同行してもらうのはシュナとシオン。狼車を引くランガにカイジンとドワーフ三兄弟。護衛としてゴブタ率いるゴブリンライダー。後ろの荷台にはガゼル王へのお土産を積んでいる。

胃袋にしまった方が楽だと言ったら「こういうのは形も大切なんです」だそうだ。さすが元オーガ族の姫。最近はべスターから色々と学んでおり、儀礼においてのマナー面でも頼りになるようになった。ちなみにシオンはベニマル以上に外に出してはならないタイプだと思ったんだが…。

泣くわ喚くわ暴れるわで置いて行くことができず連れていくことにした。黙っていれば美人秘書だし、そう大惨事にはならないだろうと考えるリムル。

第42話 ガゼル王の招待(後編)

一夜明けて今日は二国間の友好宣言の式典だ。すでに書面の上では友好国なわけだが、国民に向けて「俺たち仲良し」をアピールする場というわけだ。つまり俺は今テンペストのイメージを背負ってここにいる。

リムル本人はまぁまぁのスピーチだと思ったが、ガゼル王からは酷評される。その後かわいいエルフの女の子が隣に座って接客してくれるお店にゴブタ・カイドウ・カイゼンたちと秘密裏に訪れる。

f:id:manga-diary:20180930015938p:plain

第43話 人間の国へ

さてと一番の目的は夢で見た子供達だが、せっかく外に出るんだ。この旅ではテンペストの特産品…回復役の販路を確保したいと思っている。ドワルゴンでは回復薬が品薄だと聞いた。ガゼル王との交渉でウチから下位回復薬(ローポーション)を納入することになったのだ。ただしドワルゴンの薬師を研究員として受け入れるのが条件だ。

完全回復薬(フルポーション)は俺(リムル)の回復薬と同等の効力を持つ。大賢者曰く欠損した部位すらも再生可能な万能薬だ。これを特定の状況で20分の一に薄めたものが上位回復薬(ハイポーション)。

f:id:manga-diary:20180930011429p:plain

どんな怪我も治癒することが可能だが、欠損した部位の再生はできない。そして完全回復薬(フルポーション)を百分の一に薄めたものが下位回復薬(ローポーション)。怪我をある程度治癒する効果があり、冒険者の持つ回復薬といえば通常こちらを指す。

完全回復薬を売るのは性能が良すぎるため難しいと語る。気軽に使用できず、妥当な値段をつけたら冒険者には手が出せない。下位回復薬は冒険者にとって最も馴染みのある回復薬だが、今更どこぞの特産品だと周知させるのは難しい。

そうなると特産品として一番有力なのが上位回復薬。このアイテムは駆け出しが買うような代物ではなく、ベテランの冒険者が万一に備えて持つような薬になる。

カバル・エレン・ギド達と一緒にブルムンドを経由しながらイングラシア王国に旅に出るリムル。幻覚作用をもたらす幻妖花の影響で途中迷ったりするも、旅は順調に進んでいった。

嬉しい申し出だが今は俺も責任のある立場だ。遠い将来、テンペストの皆に必要とされることがなくなったなら、その時は自由な冒険者になるのもいいかもしれない。…そういえばスライムの寿命ってどのくらいなんだろう。

もうすぐブルムンド王国に着く。

俺が隠居を考える頃、人間は生きているんだろうか。…ミリムもこんな感じだったのかもしれない。大事な友人を作っても先立たれてしまうのならば俺なら孤独を選ぶだろうか。…わからない。慌てて答えを出す必要もないか。今の俺にはその問いに答えるだけの経験が足りていないのだから。