月刊少年マガジンで連載していた『フィールドの花子さん』の最終巻5巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?
体力の限界を越えて、怒濤の勢いで桜北(おうほく)ゴールに迫るデク達、二ッ森(ふたつもり)イレブン。だが激戦がクライマックスに向かう中、花子(はなこ)はデクとの別れを決意していた――!? 異次元コンビ、デクと花子さんの結末は!? “乗り移られ系”サッカー漫画、感動の最終回!!
フィールドの花子さん本編あらすじ
二ッ森は桜北相手に1点差に迫るも体力の限界を迎えた出玖森。そこに花子が乗り移る。出玖森のフィジカルが欲しい花子。ジュニア時代は男子顔負けだったが、成長とともに自分より下手だった男子達にごぼう抜きされた悔しさ。この体さえあればまた高く飛べると心の中で葛藤する。
一方で、意識を取り戻した出玖森自身は幽体離脱していることに気づくが、自分はチームにはいらないんじゃないかと疑問に思う。
試合は度重なる1対1の経験から生まれた桜北エース嬉志野のオートステップだが、薬師寺主将のオートブロックで止められる。
主将の雄姿を見る出玖森は花子からかけられた言葉を思い出す。「デクは一度でも最後まで自分を信じ抜いて戦った事がある?少なくとも私はデクを信じてる。それを忘れないで」肉体に戻る出玖森。
自分の力で戦う出玖森を見た花子は答えが出たとして出玖森に心の中でお別れを告げる。「うん。十分楽しめた」
花子からの最後の作戦。「短時間で現状を打破するには花っちのこの作戦しかない。あえて嬉志野さんにつなげさせて薬師寺主将に狩らせる」
薬師寺主将を抜くもシュートモーションをずらされた嬉志野はシュートを外す。カウンターでボールは阿澄宗一郎に回る。ボールを奪われそうなとき花子からのアドバイスを思い出す阿澄。「私が必ず助けてあげる。一人で前ばかり見てないで横を見て。そばをいつも走ってるから」
そばを走っている出玖森。呼吸法での一時的な回復で、1ダッシュ分回復した出玖森はパスをもらうが、シュートコースがないとみると阿澄に折り返す。ブレ球シュートで見事シュートを決める「俺はただ大好きなものを共有できる仲間が欲しかったんだ」
(デクに会って宗ちゃんは変わった。デクに会えてよかった。ありがとう。)花子はそう言って消える。
試合終盤、桜北が優位に試合展開をするもゴールをわらせない二ッ森。一進一退の攻防。阿澄のシュートのこぼれ球に反応する出玖森。(二人で積み上げた身体能力ならまだ跳べるよね。)ヘディングで逆転シュートを決める!!
4-3で二ッ森の勝利。試合後に力尽きて倒れる出玖森。翌日、病院に行くも花子の姿はもうない。亡くなってしまったと泣く出玖森だが「勝手に殺さないでくれる?」と姿をあらわす花子。
交通事故から意識を回復させた花子。どうしてと問いかけるデクに「自分のいるべき場所がわかったから」デクに取り憑いた時は性別の壁を取り払うことができ楽しかったが一時的な自己満足であることを理解した花子は、10年間努力した自分の肉体を愛しく思えたと答える。「私は私の身体能力を受け入れた。女としてサッカーの世界で戦っていくわ」
そして花子はケガのリハビリを兼ねて期間限定でサッカー部のマネージャーになる。薬師寺はアシスタントコーチに。チームは全国行きをかけた戦いが始まるため練習にも熱が入るチーム。(だって僕にはーー強い味方が付いている。)
終了!
最後の1ページでクシャミをする花子。カッと光り「あっ」の声が(笑)