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【凍牌ミナゴロシ篇】感想ネタバレ第10巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2021年8月19日に発売予定のヤングチャンピオンで連載中『凍牌~ミナゴロシ篇~』最新話を含めた最終巻10巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?

真の自由を掴み取るため、人質の『凍死』を賭けた竜王位戦決勝に挑む氷のK。だが、本当の力を発揮する堂嶋と白翁の前に、なすすべもなく追い込まれていく…そして白翁と組むことを宣言したK。彼は本当に悪の道に染まってしまうのか…!?氷のKの戦いが、ここについに完結する!

目次

第82話 狙い
第83話 戦い方
第84話 佳境
第85話 流転
第86話 麻雀
第87話 帝王
第88話 最終形
第89話 鳳凰
第81話 ケイ

本編あらすじ

羽鳥の名簿とは、羽鳥が政治家であった父から受け継いだ政・官・財癒着の結晶。与野党を問わず大物政治家の名前が並び内閣を複数回吹き飛ばす力を持つと言われる。その名簿の争奪戦で数多の血が流れ、そして最後の所有者・高津も死に…名簿は行方不明になっていた。足を焼かれる拷問を受けてまで隠し通していたケイ。

白翁が勝てばケイは名簿を提供し、白翁はケイの自由と安全を保障する。これでケイと白翁が同盟を組んだ!しかし、ケイは堂嶋の波がくるのを恐れる。白翁は三色同刻を狙うが…。

同盟を組んだと思われたケイだが、白翁に誤ロンさせようとするケイ。倒牌すればチョンボで罰符5万点。5万点といえば役満以上。しかし「牌の音が違う」として牌の種類を見抜いた白翁には通じなかった…。

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しかし、ケイは白翁が見抜くことすら想定内だった。
ここにきて白翁が3局連続の振り込みで、計46300点の出費となる。

白翁 ー13700
ケイ  17600
堂嶋 118500
真木 ー22400

1~3回戦までの合計を順位込みで出すと
白翁 48
ケイ 55
堂嶋 63
と白翁が総合3位まで転落してしまった。長い戦いもいよいよオーラスに。配牌で白翁がドラ3枚をもらい和了ればマンガン以上!ここでまさかの真木がツモ!シロの盟友が謀反か!?

誰も予想できなかった事態が起きる。激昂する白翁だが、裏切ったわけではなく、雀士の本能だと語る真木。優勝する確率はゼロじゃない、もう少し麻雀を頑張ってみると語る。ほぼ勝利確定の状況からの真木の意外な行動で、白翁の集中力が切れてしまい牌の重さがわからなくなってしまう。

ついに白翁が薬の過剰摂取で正気を失ってしまい脱落する。しかも無情にも白翁の手にイーワンが2枚、北が3枚あり、真木の国士無双が消滅。もう和了れないことが確定。それどころかテンパイさえも不可能になった。自分の実力の限界を悟る。真木は今は亡き川瀬りんから「気づけよ。自分の小ささに」と言われた一言を思い出す。勝負はケイと堂嶋の2人に絞られる!!

 

裏ドラ勝負になる。裏ドラが乗ればケイの優勝。乗らなければ堂嶋の優勝。その夜、鳳凰が2度羽ばたく。史上初の連覇。日本麻雀界の頂点に立つ。気が付けば白翁は薬の過剰摂取で死んでいた…。

その後、ケイは土曜会の記録を手にする。数万ページの紙の資料と音声映像。あえてデジタル複製はされていなかった。白翁を自然死させてしまったことに怒る堂嶋だが、ケイは白翁が不治の病であることに気づいていた。

羽鳥の名簿について質問されたケイは、なんと頭の中にあると答えた。第28代鳳凰はその夜、絶大なる力を手に入れた。

最終話

全ての戦いを終えたK。勝利がもたらしたのは…。

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アミナは足の指が右3本、左2本なくなったが足そのものは無事だった。

その頃、ケイは倉橋から桜輪会最高顧問を打診される。千里眼のユキも登場。ケイが竜凰位戦前に拷問されたのは小野の自作自演だったとして、実行犯グループのリーダーは小野で、黒幕は桜輪会二代目会長の田代だと見破る。「殺しておいてください」と依頼してその場を去る。倉橋はケイが「表の世界から決別した」と歓喜する。

その後、雀荘で堂嶋と話すケイ。堂嶋との会話でアミナと優を守るためにも最高顧問を正式に引き受けたことが明かされる。石原は残念ながら義足になったが、リハビリを頑張っている。なんでも屋として使えるとして、関はケイが引き取った。アミナも養子として正式に妹に。スーリヤ、リーニャも引き取ってくれと頼まれるが拒否する。

そこに優とアミナもあらわれ、4人で麻雀を始める。もう何も賭けないと言いながら…。

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最後のページで榊原圭、榊原亜美奈、榊原優、安田薫と紹介される。ケイと優の左指には指輪がはめられており苗字も同じため結婚したと推測される。アミナも正式に妹になって漢字の名前になっていた。堂嶋も本名が安田薫であることが最終話になって明らかに。ここに完結。

***感想・評価・考察***

いい最終回でした。2006年から始まり、15年もの長きに渡る連載が終了。全く麻雀がわからないまま15年間も読んでしまいました。15年間読んでも麻雀が全く分からないままでした笑 でも面白い漫画でした!

その間に作者の志名坂高次氏は凍牌スピンオフ作品や『モンキーピーク』『モンキーサークル』などの連載も手掛けていました。作者のツイッターで凍牌に関係あるかは秘密ながらも、新シリーズを手掛けていることが発表されています。次作にも期待したいと思います。