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【ドクムシ】感想ネタバレ第5巻まとめ

アクションコミックスで連載している【ドクムシ】感想ネタバレ第5巻まとめです。

ドクムシ : 5 (アクションコミックス)

ドクムシ : 5 (アクションコミックス)

 

出口を塞がれた廃校に閉じ込められて6日。トシオ、ユミ、タイチに続く4人目の犠牲者は、アカネだった。余裕のなくなったユキトシが、瀕死のアカネを絞殺。続いてユキトシは、レイジにも襲いかかるが、間一髪のところでミチカの助けが入った。最終決戦に向け、準備を進める残された3人と、それを監視し続ける不気味な存在。そして、ついにタイマーがゼロになる! ――残り24時間。最後まで生き残るのは誰だ!?

本編あらすじ

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3−3の教室。ユキトシは既に死んでいるアカネにキスをし「ボクとともに蠱毒を完成させよう」とささやく。そして、包丁を振りかざし…。

その頃、1階のトイレでは「私、レイジくんが欲しい」レイジは突然のセリフに戸惑っていると押し倒され馬乗り状態にされてしまう。「あなたが…好き」ミチカの表情から”女”を感じたレイジはミチカを押し倒し犯そうとするが…。

アカネ「本当にあなたには虫唾が走るわ」タイチ「ぼくのこと散々ロリコンだって見下してたクセに」幻聴が聞こえる中、ある女性の幻覚が…。「早く…わたしを探して…!」我に返ったレイジは冷静さを取り戻し、ミチカを抱きかかえ「ミチカちゃんを傷つけたくない」と言います。

すると、ミチカの態度が一変。レイジのみぞおちを殴り、そのままトイレの外へ出ていこうとする。レイジはミチカの手を掴みますが、蹴り飛ばされてしまう。涙を浮かべながら「私が大人だったら続けたクセに…!」と言い残し、廊下に出ていってしまう。

廊下を歩いていると背後からユキトシが現れる。「子どもが一人で出歩くなんて、いけないなぁ」ユキトシは指輪の構造を解明していたため、針の出し方も知っていた。その針をミチカの首筋へブスッと刺す。「いや…ッ。やあああああアアア!」

<強欲>
氏名:岡澤三千子
年齢:不詳
身長:127cm
体重:25kg
血液型:O型
職業:宗教団体幹部

ミチカの過去の記憶。うだるように暑かった小学生の夏休み。この日の私は久しぶりにウキウキしていた。村の施設で楽しいお泊り会があったから。コータ、チズちゃん、ミチコは去年までは3人でよく遊んでいた仲。コータはミチコのことをミチカと呼ぶ。チズちゃんはコータのことが好きな模様。

「選ばれし子どもたちよ。ただ今より“蠱毒”の儀式を始める。お前たちをこの寺院に1か月間監禁する。食料はない。死にたくなければ隣の子を殺して食べなさい。」気づけば3人だけになった。強くて賢いチズちゃんとコータくん。守られているだけの私。二人を殺すミチカ。痛かっただろうに…。2人ともほとんど抵抗しなかった。

通達通りの一か月後、私は発見された。村の病院で目覚めたのは1年後。感情が戻るのにはもっと長い時間を要したけれど、体はそのまま成長を止めた。忘れたくても忘れられない。何年経っても鏡にうつるのはあのときのままの私。私はずっとあの蠱毒の中に取り残されたまま。

ミチカは身体が痙攣しており、身動きが取れなくなりました。そんなミチカを抱え、どこかへと運んでいくユキトシ。その頃、1階トイレでは、ミチカを探すレイジの姿が。トイレを出て廊下を歩いていると、ミチカの服と髪の毛が。(オレに見せつけるために…)レイジは一歩一歩、3−3の教室に近づいていく。内心は恐怖しているが「今度はオレがミチカちゃんを助ける番だろ!」と自分自身を鼓舞する。

レイジが3−3の教室を覗くと、ユキトシと下着姿のミチカが。レイジはミチカを救出するために突入するが、ユキトシに先に包丁を取られてしまう。が、何とかユキトシを押し倒し、包丁を奪い取ることに成功。

「…ほう、顔つきが変わったな。君も少しはこの蠱毒の中で成長したということか」「放っておいてもミチカは死ぬ。あとは君を殺せばボクの蠱毒は完成する」「見ているか、レンビ!!お前たちの企みにボクは感謝する」

レイジはレンビの正体が分からないまま、ユキトシと対峙。神経毒が仕込まれている指輪を武器にしているユキトシ、包丁を武器にしているレイジ。レイジは左腕を指輪の針で刺されると同時に、包丁でユキトシの身体を一刀両断。

レイジは助かるために刺された部位を包丁で切り落とす。腕からは血が吹き出し、あまりの痛さに悶絶するレイジ。そんなレイジにユキトシは最期の言葉を投げかける。「…やはりボクは…“傲慢”だったのか…。君にだけは負けるはずはないと思ったのにな…」

この様子を監視していたレンビ(鎌田)。レイジが生き残っていることを悔しがる。そこへ、警視庁本庁の捜査一課がやってきて職質される。レンビ(鎌田)は刑事たちを振り切り、車で逃走を図るが、突然目の前に子犬を追いかけてきた少女が…間一髪のところで避けるが、電柱に衝突し意識を失ってしまった。

その頃、レイジはミチカをおぶって1−3の教室に向かう。タイマーは残り10時間。レイジに腕枕をされながら眠るミチカ。「永遠に…この時間が続けばいいのに…」徐々に時間は経過し…。

そして、ついにタイマーがゼロに。レイジは泣きながら喜ぶ。どこが開いたはずだと、ミチカを置いて一人で脱出口を探しに行く。一人取り残されたミチカは、幻覚の人間から「あなたには“王”としてやるべきことがあるでしょう?」と言われ、そんなことはわかっていると返事をする。

どこを探しても脱出口を見つけることができないレイジ。再び1−3の教室に戻ると、笑っているミチカが。「0になったら出られると思った?あのタイマーに意味なんてないわ」「中の人間に希望を与え、焦らせ戦わせるためだけのトラップタイマー…」

そして、ミチカは「主催者側の人間はこの私」「みんなはユキトシを疑っていたけど」「ここは私のための“蠱毒”。私を再び“王”にするための儀式」ということを暴露。「例えばあなたを恨んだユミちゃん。彼女の“嫉妬”はおあつらえ向きだった。」

レイジはパニック状態になり、ミチカを殴ろうとするが、まだ少なからず理性が残っていたため、壁を殴って怒りをごまかしました。「主催者なら出る方法くらい知っているんだろ…!?ここから出せよ!」 「出る方法ならあるわ。私を殺せばいいのよ」レイジは「そ…そんな…こと…できるわけ…」といい、他の方法を模索しようとするが、ミチカは何としてもレイジに自分を殺させたい様子。

「あの時も同じように、あなたはマリちゃんから逃げたのね」この言葉にハッとするレイジ。その表情はもう理性・冷静さがない。「何なら聞かせてあげましょうか?マリちゃんが苦しみながら遺した“最後”の言葉を」「うるさいよさっきから。お前がオレたちの何を知ってるって?ミチカ」