月刊ビッグガンガンで連載中の【ゴブリンスレイヤー】第3巻ネタバレ。テレビアニメ化も決定した異世界ダークファンタジー物語。
小鬼王に率いられたゴブリンの大群が、辺境の村に押し寄せようとしていた。牛飼娘の牧場を守るため、多勢に立ち向かおうとするゴブリンスレイヤー。その彼の頼みに応えたのは、意外にも…!? ゴブリンの群れとの壮絶な戦い、ゴブリンスレイヤーと仲間達の思いを力強く描き出す、大人気ダークファンタジーコミカライズ第3巻!!
本編あらすじ
大規模なゴブリンの討伐から帰ってくるなり、ばったり倒れてしまったゴブリンスレイヤー(以下ゴブスレ)。ある程度回復すると防具屋に依頼していた防具を回収しに行く。女神官は十位から九位に昇給できたと嬉しそうに報告してくる。
ゴブスレの足音を聞きつけたエルフ・ドワーフ・リザードマンとも再会し、リザードマンは大好きなチーズを手に入れご満悦。久し振りにゆったりとした時間を過ごす。
しかし、事態は急変。牧場近くで大量のゴブリンの足跡が見つかったため、ゴブスレの幼馴染である牛飼娘に「逃げろ」と警告する。今夜にでも百を超す群れが一斉に牧場に襲撃するだろうと予想され、洞窟であれば一人でも勝てるが平野でそれだけの数を防ぐことができるのは白金等級か勇者しかいないため逃げろと伝える。
ゴブスレはギルドに出向き、ギルドにいる冒険者たちに小鬼の王(ゴブリンロード)討伐のため助力を願う。ロードは戦闘力でも魔力でもなく統率力に特化した変異種で、ギルドの等級で言えば白金等級レベルの相手になる。
ギルドからもゴブリン一匹につき金貨一枚という破格の報奨金を提示され、冒険者たちはそれぞれの理由を胸に参加を決意する。特にリザードマンは大好きなチーズを作っている牧場が狙われているとあって「許す道理はない」としては真っ先に参加する。
目論見通り夜になるとゴブリン達が牧場を襲撃してきた。ゴブリンたちはまず囚われた女性をくくりつけた『肉の盾』を使うが、眠りの呪文『酩酊』や『眠雲(スリープ)』をかけ、そのスキに救出させる。
乱戦になると狼に騎乗したゴブリンが仕掛けてくるが、準備しておいた槍の柵によって一網打尽にする。長年の経験からゴブリンの行動パターンや戦術を把握しているゴブスレによって、ロードの戦術はことごとく見破られる。
苛立つロードだが、ついに田舎者(ホブ)と小鬼英雄(チャンピオン)を出し、戦局をお互いの最強戦力同士の激しい戦いに突入する。チャンピオンはでかいだけでなく戦い慣れており、一進一退の攻防が続くが、銀等級の女騎士と重戦士の連携で倒される。
ロードは群れを見捨てて一人巣穴に逃げるが、待ち伏せをしていたゴブスレと一騎打ちの戦いになる。
しかし、実はゴブスレは囮で、女神官の『聖壁』でロードの動きを封じ、動けないところをゴブスレが倒すのがすべてのシナリオだった。涙ながらに命乞いをするロードだが、ゴブリンに対しては無慈悲なまでに非情なゴブスレに対しては通用しなかった。折れた剣でゆっくりとトドメを刺すのだった。
こうしてロード率いる軍勢は殲滅された。その後、ギルドでは祝勝会が開かれる。女神官から頼まれ、ゴブスレはいつも装備している兜を脱ぐ。貴重な素顔に冒険者たちが驚くが、意外と美男子の模様。4巻に続くーー。