週刊少年サンデーで連載していた寒川一之によるサッカー漫画『GOLDEN★AGE(ゴールデンエイジ)』の1巻から7巻までの魅力・あらすじ・登場人物をお伝えしたいと思います。
ナリア・パルタス・エルプリシア(ナリア)、浦田虎昌(トラ)、そして白河唯の三人はJリーグ茅ヶ崎シーサーペンツのジュニアユースに所属するサッカーエリートの中学1年生。だが、親会社の経営難によってユースチームは解散…途方に暮れるナリアとトラだったが、唯は中学のサッカー部に入ると宣言する。
だが、かもめ中のサッカー部は近隣でも有名な弱小部だった!サッカー部の部室を溜まり場としている1年生の不良を相手に、部室を賭けて試合をすることになった唯達。15分で10点差のハンデを逆転できるのか?そして唯が気になっている近江舷也の秘められた能力とは!?
U-13日本代表にも選ばれサッカーエリートとして将来を期待されていた白川唯は周囲の反対を押し切り、かもめ中の弱小サッカー部へ入部。中学のサッカー部とクラブのサッカーチームを全て倒して日本一を目指すため、休日も部の練習をしたかった唯だが、部員の意識はまだそこまで高くなかったようで…。
仕方なく1人、砂浜で練習していた唯だったが、見学していた同級生の羽田小波の飼い犬がボールをなくしてしまい、スポーツ店にボールを買いに来た2人。その店に唯と入れ違いでやってきた近江は見知らぬ少年と何故か一触即発の事態に…!?
ついに始まった春の県大会予選。初戦ではあえて素人のヤンキー軍団に点を取らせようとした唯。周囲の期待に応え、見事決勝点を決めた藤川。他のヤンキー軍団にも徐々にやる気が!
2回戦の相手は強豪・御所美中。試合前に対戦校の監督に「お前らにサッカーをやる資格はない!」とバカにされたヤンキー軍団の面々。その話を聞いた唯は主力を前線に集めた超攻撃的な布陣に変更。普段は温和な唯が静かに燃える。唯の闘志に奮起したかもめ中イレブンは後半戦、御所美中を圧倒。10点差以上の大差をつけて快勝した!
春の県大会予選・3回戦の相手は唯達のシーサーペンツ時代の先輩で、当時10番を背負いエースだった蘭澄主が率いる丸蔵中!司令塔の蘭の華麗なパスと、驚異の決定力を持つ上井とのコンビプレーに翻弄され、かもめ中は3点差をつけられて大ピンチ!
しかし、近江のメチャクチャな攻撃が2得点に結びつき、流れは徐々にかもめ中へ動き前半は2対3で終了。試合後半、近江を警戒するあまり、マークの緩くなった唯が得点を決め、流れは一気にかもめ中に!唯と近江の大量得点で、ついに逆転勝利を果たす!
万年初戦敗退の弱小校・かもめ中は春の県大会予選でベスト8に駒を進める。準々決勝では私立の強豪・宇野森中を相手に攻撃陣の調子が上がらず苦戦を強いられるが、積極的なプレスと組織的な最終ラインを駆使した守備陣の奮起で勝利する。
勢いは止まらず、準決勝を勝利したかもめ中はついに決勝戦で王者・東神学園と戦うことに!昨年、20点以上の大差をつけられて大敗した強敵に、唯たちはどうやって立ち向かうのか?両チーム激突の時が静かに近づく…。
万年初戦敗退の弱小校かもめ中は春の県大会予選を破竹の快進撃で勝ち上がり、ついに決勝進出を果たす!決勝の相手は昨年20点以上の大差をつけられて大敗した王者・東神学園。
一色のキラーパスが冴え渡り、開始早々に2点を先制されてしまったかもめ中。極端に守備的な布陣に変更して、トラと唯の二人でゴールを狙おうとするが、東神の鉄壁の守備に阻まれてしまう。判定に腐るトラだったが、唯の気迫あふれるプレーに触発され…。
後半より切り札の1年生・甲斐を投入してきた王者・東神学園。イタリアのジュニアユース出身の甲斐のドリブル突破からゴールが決まり1対3と点差が開く。しかし、甲斐のドリブルのクセを見抜いた唯とナリアによって追加点を許さない。その後、激しい点の取り合いを繰り広げ、後半残り3分、近江のゴールで追いつく!
さらに勢いに乗ったかもめ中は後半終了間際に、鉄壁の守備を誇る東神のわずかな隙間を狙った唯のスーパープレーでついに逆転!4対3で見事に勝利する!
地区予選1位通過が決まったのも束の間、唯とトラがトレセンに召集される知らせが届くが、なんと近江までもが選ばれる!?