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【はじめの一歩】ボクシング漫画の名言・名台詞・名場面まとめ

週刊少年マガジンで連載している森川ジョージによるボクシング漫画『はじめの一歩』の名言・名場面・名実況・名シーンをまとめてみました。

待っとれよ。もう少しやから…。

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はじめの一歩(13) (週刊少年マガジンコミックス)

千堂武士の言葉。全日本新人王決定戦で幕之内一歩と対戦。地元大阪の熱い応援を背中に絶対に負けられない。地元の子供たちからはスーファミが欲しいとねだられ、新人王の賞金で買うことを約束していた。鴨川会長がタオルを準備するほど、一歩を追い詰めた。ロッキーコールが降り注ぐ中、しかし千堂の意識は…。(第13巻106話セコンドアウト)

ボクシングにラッキーパンチはない!

宮田父の言葉。アーニー・グレゴリー戦でカウンターパンチを封じられ「当たればおなぐさみ」と玉砕覚悟で手を出そうと考えている息子に伝えた。結果的に偶然当たったパンチにせよそれは練習で何百何千と振った拳。試合を投げて適当に振ったパンチなど決して当たらない。当たったとしても死んだ拳では人は倒せない。現役の時にラッキーパンチに泣かされ嘆いたときもあるが、選手を育てる立場になってようやく間違いだと気づいた。最期の最期まであきらめない。そういう生きた拳こそが奇跡を生む。(第36巻321話生きた拳と死んだ拳)

一睡もできなかった…

山田直道(ハンマー・ナオ)の発言。一歩のパンチが尋常じゃないと知っている山田は恐怖で一睡もできなかったと語る。一歩を本気にさせるため強気の発言を繰り返したが、試合前日の計量で「ベルトの獲り方は教えてない」と発言したときの一歩の本気の顔を思い出して控室で震える。(第39巻346話山田直道の告白)

今度の試合で自分が連れていくよ。未体験の海の底に!

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はじめの一歩(47) (週刊少年マガジンコミックス)

島袋岩男の言葉。海人同士の対決。国内最強のインファイター決定戦。ハードパンチャー同士の一戦。試合は超接近戦で一切クリンチはなし!心肺機能に絶対の自信を持つ島袋は一歩と正面から打ち合いをする。なんという勇敢さ!まさしく琉球戦士!(第47巻422話海人ご対面)

小僧にとっての究極のパンチ!

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鴨川源二の言葉。練習中のミット打ちで無心で打った一歩のパンチを究極と評する。軽く流した連打の中の一つだけが鴨川の左手を骨折させるほどの威力だった。力の入れ具合・抜け具合・スピード・タイミング全てが噛み合った構えから放たれるパンチは最高とも言えるパンチだった。(第47巻424話究極のパンチ)

タイトルマッチの日、狂犬は牙を剥く!!

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はじめの一歩(52) (週刊少年マガジンコミックス)

幕之内一歩戦を控えた沢村竜平。試合まで何人殴り倒そうが沢村の飢えは渇かない。身悶えするような飢餓感の中で五感を研ぎすます…。(第52巻467話飢えた狂犬)

じじいのミットめがけて打つだけだ!

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はじめの一歩(61) (週刊少年マガジンコミックス)

鷹村守の言葉。ジュニアミドル級タイトルマッチ。両目の視界が塞がれ、王者ブライアンホークを捉えることができなくなってしまった。どこだ。どこにいやがる。そこか!打て打て打て!また見失っちまった。構わねえ。手を出し続けろ。ヤツは絶対あきらめねえ。絶対に打ち返してくる。…観客は異常な光景を目にしていた。倒れている王者と、虚空に向かって手を出し続けている挑戦者。誰一人として声をあげることができない。無我夢中で手を出し続けていたとき手ごたえを感じる。そこにいたのは…。(第61巻555話努力の勝利)

誰にも言うな

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はじめの一歩(63) (週刊少年マガジンコミックス)

鴨川源二が板垣学に言った一言。唐沢拓三戦に向けて横のねじれに強い体を作るための練習『丸太叩き』の効果が出始めている。普通の選手ならオーバーワークで音を上げているが一歩は練習を確実に血肉にしていく。リズムや勘を頼りに戦うスマートな選手を天才と形容するが頑丈というのもまた天性。ヘナチョコのクセに一発受けるたびミットがねじ切れそうになりよる。やけに拳が堅く感じたわい。(第63巻574話苛烈な練習)

人身事故のような強烈なダウン!瞬時にレフェリーが続行不能を判断!

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幕之内一歩VS唐沢拓三戦での実況アナウンサーの言葉。必殺技を封印した一歩。勝って当たり前と言われた難しい試合。その重圧をはねのけ見事KO勝利を飾る。6度目の防衛に成功。 (第64巻590話リング上の明暗)

はじめの一歩(64) (週刊少年マガジンコミックス)

意外性だ。

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鷹村が板垣学に伝えた言葉。東日本新人王決勝を前に一歩とのスパーリングで明らかになる決定的な欠陥。決勝の対戦相手は過去3度も負けている今井京介。アウトボクサーの教科書のような板垣だが、逆にわかりやすいと指摘する。破壊力の差は歴然の中で、馴染んだスタイルを捨てて接近戦を挑むのは死刑宣告に近い…。(第65巻596話決定的な欠陥)

はじめの一歩(65) (週刊少年マガジンコミックス)

片や音速の戦闘機!そしてもう一方は重戦車の如し

板垣学VS今井京介戦での実況アナウンサーの言葉。共にアマチュアエリート同士!そして因縁の対決!柔と剛。スピードとパワーがぶつかり合う!東日本新人王トーナメント決勝両者初の6回戦!刮目の一戦!(第65巻598話板垣の選択)

まさしく生粋の拳闘家の証じゃ!

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鴨川源二の言葉。幕之内一歩にとって日本王座防衛6度目の試合。武恵一は日本王者時代の伊達英二が憂鬱になったほどの相手。そんな武恵一のマブタは試合前から腫れていた。腫れがひく暇もなく、その上から叩かれ永久的に厚みを持っている。それはまさしく生粋の拳闘家の証だった。(第69巻646話不吉な影)

はじめの一歩(69) (週刊少年マガジンコミックス)

冥界より彷徨い出でた死神!左手に携えるのは断罪の鎌!

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沢村竜平VS間柴了戦での実況アナウンサーのセリフ。百鬼羅刹の屍を踏みしめ血の色の階段を今登る。断固死刑執行!魂の緒を斬って落としにやってきた。墓場に送りにやってきた!冥府の王!間柴了ーー!(第72巻677話重い空気)

はじめの一歩(72) (週刊少年マガジンコミックス)

どこに行き着くかわからないのがボクシングだ。

ベテラン記者・藤井稔の言葉。本来世界王者になる実力がありながら、その時代に伝説の王者がいたり、逆に簡単に戴冠したりした場面を見てきた藤井。対戦を熱望しているのに折り合いがつかず試合が実現しない一歩と宮田。小指の糸をたどってみるとどこに行き着くかわからないのがボクシングだと語る。(第75巻712話篠田の決意)

強いボクサーの拳は例外なく重いのよ。

月刊ボクシングファン誌の女性記者・飯村真理の言葉。宮田一郎との試合が中止になり目標を見失った一歩。強いボクサーの拳にはお金・名誉・戦った人の想いが幾重にも染みついて絡みついている。少なくとも一歩の拳には19人分の想いが絡みついている。簡単にひっ込められるほどその拳は軽くないハズだと語る。(第77巻724話深い穴)

鮮やかに天才復活!ここに雷神降臨!

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宮田一郎にとって両拳の粉砕骨折からの復帰戦。宮田の拳が放たれてから数秒後のダウン。対戦相手は操り人形の糸にハサミを入れたように崩れ落ちた。すでに勝利を確信している宮田は振り返らない。光った後に轟音がとどろく正に雷の如し。(第79巻749話宮田からの伝言)

はじめの一歩(79) (週刊少年マガジンコミックス)

会場中に豪腕の風圧が届く!唸りが轟く!

幕之内一歩VSマルコム・ゲドー戦での実況アナウンサーの言葉。会場中に豪腕の風圧が届く!唸りが轟く!一撃必倒の拳を持ちながら連打を身上とする幕ノ内。一度回転がつけば巨木を根ごと引き抜き巻き上げる竜巻の如し!今夜もリング上に嵐が吹き荒れるのか!?台風を伴う低気圧が赤コーナーを駆け上がり今ーー風神リング・イン!(第81巻770話仕事開始)

はじめの一歩(81) (週刊少年マガジンコミックス)

魅せつけた野性と天性!積み上げた努力と根性!

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タオルが舞い落ちると勝者の幕の内もキャンバスに大の字。試合終了の瞬間、リング上に立っているのはレフェリーのみ。この様相が二人の死闘を物語る。期せずして巻き起こる大喝采!まるで両者を勝者と称えるように万雷の拍手が鳴り止まない。(第93巻894話これがボクサー)

はじめの一歩(93) (週刊少年マガジンコミックス)

王者として戦え!全部背負ってリングに立て。

鷹村が小島寿人戦を控えた一歩に贈った言葉。忘れるな。負けはお前一人のモノじゃない。殴られたら全員の顔を思い出せ。いつも通りの挑戦者のつもりで戦うだろうが今回はそれではダメだ。(第96巻924話クリとイモと助言)

もう一本…

アルフレド・ゴンザレス戦を終えて、一歩は梅沢の漫画を手伝いに行く。しかし、一歩は真っすぐ線を引くことができなくなっていた…。梅沢はぐにゃぐにゃの線を見て最悪の事態に気付くも一歩に伝えることができなかった。一歩にパンチドランカーの症状が…試合後の一時的なモノなのか…それとも…(第109巻1076話気づき)

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まとめ

鴨川会長の語録をはじめ人生の格言とも言える名言も多いですが、今回は心に残る言葉や名場面をまとめました。今回ご紹介している以外にも青木勝や木村達也による泣ける言葉や勇気を与えてくれる名言が沢山あります。ぜひ一度読んでみてください!