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【ウマ娘プリティーダービー】日本競馬の歴代最強馬ランキング

アニメ化もされたゲームアプリ『ウマ娘プリティーダービー』の登場人物の中で、誰が一番速いのかアニメと史実を交えながら、独断と偏見で最強の称号を決める強さランキングをまとめてみました。

追記:アニメ第2期の活躍を加味しました。

第1位【スペシャルウィーク】日本総大将

第1期の主人公。同期にグラスワンダー・エルコンドルパサー・セイウンスカイなど最強世代が揃う中で、98年日本ダービーを制覇したスペシャルな馬。十度目の挑戦で悲願のダービー制覇した武豊は、普段のポーカーフェイスからは想像もできないほどガッツポーズを繰り返した。99年の宝塚記念と有馬記念は同期のグラスワンダーに敗けるも、白い稲妻タマモクロスに続く史上2頭目となる99年天皇賞(春・秋)を連覇。世界中の強敵が集結した99年ジャパンカップでは凱旋門賞でエルコンドルパサーを破った欧州最強馬モンジューを打ち負かす。凱旋門賞を制覇したからといって調子に乗んな!生涯成績17戦10勝。

第2位【サイレンススズカ】音速で走る影なき逃亡者

通称『異次元の逃亡者』『音速の貴公子』。武豊に『化物』と評された悲運の名馬。4歳時は安定感に欠ける走りが続いていたが、武豊とコンビを組み大逃げスタイルを確立すると、桁外れのスピードを武器に破竹の6連勝。98年毎日王冠はそれまで無敗だったエルコンドルパサー・グラスワンダーをくだしての戴冠。それ以降は影さえ踏ませぬ快速馬と呼ばれる。史実では98年秋の天皇賞レース中に骨折し安楽死の処置がとられたが、アニメでは見事に復活する。生涯成績16戦9勝。

第3位【エルコンドルパサー】凱旋門賞制覇に最も近かった馬

通称『怪鳥』。98年毎日王冠では音速の貴公子サイレンススズカに敗れるも、98年ジャパンカップ制覇。スペシャルウィークとエアグルーヴを抑えての優勝だった。その後は活躍の場を海外に移し、世界最高峰の凱旋門賞では欧州最強馬モンジュー(ブロワイエ)との歴史的一騎打ちを繰り広げた。日本中の競馬ファンが夢見た凱旋門賞制覇まで後一歩に迫る価値ある2位。国内ではサイレンススズカ以外に無敗のまま引退。デビュー戦から引退までの全てのレースで1着又は2着の成績を残した。生涯成績11戦8勝。 

第4位【グラスワンダー】ワンダーホース

キャラクタースリーブ ウマ娘 プリティーダービー グラスワンダー(EN-627)
 

最強世代の一角。栗毛の怪物マルゼンスキーの再来と言われ、スピードシンボリ以来となる史上2頭目のグランプリ三連覇を達成。外国産馬だったため出走レースが限られていた中で、スペシャルウィークとの対戦成績は2戦2勝と負けなし。99年宝塚記念はスペシャルウィークを徹底マークし完封。99年有馬記念でのスペシャルウィークとの死闘は今でも語り草。右後脚の骨折がなければどの程度まで成績をのばしたことか…。生涯成績15戦9勝。

第5位【セイウンスカイ】青空を往くトリックスター

キャラクタースリーブ ウマ娘 プリティーダービー セイウンスカイ(EN-628)
 

最強世代の一角。地味でマイナー血統だったため1995年生まれの黄金世代の中では評価が低かったが、1998年にスペシャルウィーク、キングヘイローらを相手に皐月賞と菊花賞の二冠を達成した名馬。菊花賞では疾風の如く駆け抜けて、当時の世界レコードを樹立。天賦の才能が血統を凌駕する。生涯成績13戦7勝。

第6位【ウオッカ】常識破りの女帝

キャラクタースリーブ ウマ娘 プリティーダービー ウオッカ(EN-622)

キャラクタースリーブ ウマ娘 プリティーダービー ウオッカ(EN-622)

  • 発売日: 2018/08/10
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

07年日本ダービーを牝馬として64年ぶりに制覇した馬。07年5月27日府中にて競馬界を揺るがす事件が起きる。牝馬のダービー参戦自体が11年ぶりであり無謀な挑戦と言われた中での歴史的偉業。08年・09年の年度代表馬に選出。同世代の宿敵ダイワスカーレットとは激しい争いを何度も繰り広げ、のちに08年度レース・オブ・ザ・イヤーに選ばれる秋の天皇賞では長時間に及ぶ写真判定の末、ダイワスカーレットを2センチ差でくだす。生涯成績26戦10勝。

第7位【ダイワスカーレット】ミス・パーフェクト

08年有馬記念を牝馬として37年ぶりに制覇した馬。他にも桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯など数々のタイトルを獲得。宿命のライバルであるウォッカとの対戦成績は3勝2敗。デビュー戦から引退までの全てのレースで2着以上という連対率100%の超一流馬。08年有馬記念でのラストランで有終の美を飾る。子供が10人いるせいか、アニメでは巨乳キャラ。生涯成績12戦8勝。

第8位【トウカイテイオー】皇帝の血を継ぎし帝王

第2期の主人公で、七冠馬シンボリルドルフの代表産駒。天性の柔軟性が特徴で、足関節が非常に柔らかい。91年皐月賞、日本ダービー、92年ジャパンカップ、93年有馬記念など数々のタイトルを獲得した。ルドルフの才能を一番濃く受け継いだ一方で、度重なる怪我に泣かされ、菊花賞は出走を断念。父と同じクラシック三冠はならなかった。

恵まれた才能と引き換えに繊細な脚をもっており、生涯で4度の骨折に見舞われ、一部では『ガラスの脚』と称された。1年ぶりとなる復帰戦兼引退レースの有馬記念では、前年度優勝馬メジロパーマー、菊花賞馬ビワハヤヒデ、ダービー馬ウイニングチケット、伏兵マチカネタンホイザなどG1優勝経験がある馬が8頭も勢揃いしている中で奇跡の復活を見せる。アニメ第3話ではテイオーステップと呼ばれる華麗なステップを披露。恋の花火よーいドッカン!生涯成績12戦9勝。

第9位【メジロマックイーン】ターフの名優

通称『ターフの名優』。いまなお史上最強のステイヤーと言われ、春の天皇賞では無類の強さを発揮し、91年~92年と二連覇。92年は当時無敗のトウカイテイオーをくだして史上初の春の天皇賞連覇を達成し、父子3代天皇賞制覇を成し遂げた。三連覇をかけた93年天皇賞(春)は刺客ライスシャワーに阻止されるも2位。他にも90年菊花賞、91年天皇賞秋の幻の1位(進路妨害で降着)、93年宝塚記念など生涯成績21戦12勝を誇る。

第10位【ゴールドシップ】世紀の暴れん坊

キャラクタースリーブ ウマ娘 プリティーダービー ゴールドシップ(EN-624)
 

破天荒で自由奔放な白い猛獣。12年皐月賞、菊花賞、有馬記念、13年と14年の宝塚記念二連覇など数々のビッグタイトルを獲得した。本気を出せば誰も敵わないが、本気をださないのが欠点の馬。気分屋の性格で、宝塚記念史上初の三連覇をかけた第56回宝塚記念の世紀の出遅れは有名。のちに120億円事件と呼ばれるまでに至る。機嫌が悪ければジョッキーも制御不能で手が付けられない。54回宝塚記念ではジェンティルドンナのタックルに動じず、逆に仕掛けたはずのジェンティルドンナが弾き飛ばされる。スタートが致命的に下手という弱点があるため、最後尾からのレース展開が多いが、他の追随を許さない豪脚と無尽蔵のスタミナを武器にロングスパートをし、最終的には舌をペロペロさせながら余裕の勝利を飾る。生涯成績28戦13勝。

第11位【シンボリルドルフ】皇帝と呼ばれた伝説の七冠馬 

通称『皇帝』。史上初無敗の三冠を達成した伝説の競走馬。クラシック三冠馬は鬼の末脚ミスターシービーに続いて4頭目だが、無敗ではシンボリルドルフが初になる。1984~85年に活躍し、圧倒的な実力で難なく国内最強へと上り詰めた絶対王者。80年代最強馬と呼ばれ、当時の競馬界を席巻。「競馬に絶対は無いが、この馬には絶対がある」と言われた史上初の七冠馬。勝利より、たった3度の敗北を語りたくなる伝説の馬。生涯成績16戦13勝。

第12位【ナリタブライアン】シャドーロールの怪物

通称『シャドーロールの怪物』。中央競馬史上5頭目の三冠馬。94年のナリタブライアンは圧巻だった。最も速い馬が勝つと言われている皐月賞と、最も運のある馬が勝つと言われる日本ダービーを圧勝。そして最も強い馬が勝つと言われている菊花賞を七馬身差で勝利して日本中に衝撃を与えた。96年阪神大賞典では変幻自在の二つ名を持つマヤノトップガンと死闘を繰り広げた。20世紀の名馬ランキングで1位獲得。国内最高峰G1レースですら余裕で勝利していたため、往年ファンからはいまだに最強サラブレッドとして名前が挙げられる名馬。生涯成績21戦12勝。

第13位【タイキシャトル】世界へ飛翔する最強マイラー

98年年度代表馬。アメリカ合衆国出身のダイナマイトボディ。短距離(マイル戦)を得意とし、97・98年の二年連続で最優秀短距離馬に選出。外国産馬として中央競馬史上初の年度代表馬を受賞。生涯成績13戦11勝。ハウディ!大雨もノープロブレム!私はお魚とスイミングしても短距離なら負けません♪

第14位【オグリキャップ】稀代のアイドルホース

通称『芦毛の怪物』。20世紀の名馬ランキングで3位獲得。88年有馬記念、90年安田記念、90年有馬記念など重賞12勝を獲得した。地方から来た怪物として競馬ファンを増やした立役者。アニメでは食事シーンと第8話と最終回(最終話)のレースにしか登場せず台詞も少ない。唯一の見せ場が第6話のスーパークリークやタマモクロスとの大食い対決のみで、大食いキャラのまま終了…。オレのオグリが…。通算成績32戦22勝。

第15位【ライスシャワー】レコードブレーカー

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通称『レコードブレーカー』『関東の黒い刺客』の異名を持つ漆黒のステイヤー。4度の敗北を糧に、5度目の対決になった菊花賞でクラシック3冠+8連勝の大記録がかかったミホノブルボンをレコードタイムで仕留める。93年の天皇賞春では当時現役最強ステイヤーのメジロマックイーンに挑む。レースは的場均騎手が武豊騎手を徹底マーク。大勢の観客が王者の3連覇を期待している中、祝福の名を冠した馬が最強サラブレッドの夢を打ち砕く。ヒールか、ヒーローか。悪夢か、奇跡か。生涯成績25戦6勝。

第16位【ミホノブルボン】坂路の申し子

通称『坂路の申し子』『サイボーグ』。92年の皐月賞、日本ダービーを無敗で優勝。シンボリルドルフ以来、2頭目となる無敗の三冠馬を期待されたが、菊花賞で刺客ライスシャワーに阻止され、二冠馬にとどまった。生涯成績8戦7勝。 

第17位【テイエムオペラオー】年間無敗!不世出の歌劇王

通称『世紀末覇王』。99年最優秀4歳牡馬、00年年度代表馬受賞。および顕彰馬。メジロマックイーン以来となる春の天皇賞連覇を達成。00年は8戦8勝と年間無敗を達成した怪物ホース。重賞最多勝利、重賞最多連勝、獲得賞金の世界記録など数々の記録を残し、ブエナビスタに次ぐ歴代2位となる15回連続1番人気最多連続記録をもっている。生涯成績26戦14勝。

第18位【マヤノトップガン】変幻自在の脚質

逃げて差して追い込んで変幻自在の脚質を持つ馬。95年菊花賞、95年有馬記念、96年宝塚記念、96年天皇賞(春)をそれぞれ異なる作戦で勝ったため『変幻自在』の二つ名を要する。当初はダート短距離レース中心だったが、芝に転向し才能が開花。

三冠馬ナリタブライアンと争った96年阪神大賞典は、最後の直線で完全な二頭のマッチレースとなり、どちらも一歩も譲らない展開はアタマ差で結果的に負けるも、日本競馬史上の名勝負の一つに挙げられている。マーベラスサンデーを差し切り、ライスシャワーのレコードを3秒も更新した天皇賞春は史上最高のレースとの呼び声が高い。勝利の投げキッス好き。20世紀の名馬100選では15位。生涯成績21戦8勝。 

第19位【エアグルーヴ】競馬黄金期に輝いた女帝

通称『女帝』。96年優駿牝馬(オークス)、97年天皇賞(秋)を制する。97年に牝馬として26年ぶりの年度代表馬に選出された。98年ジャパンカップではエルコンドルパサーに敗れるも、ダービー馬スペシャルウィークを抑え、2年連続2着。レース中の怪我や事故をのぞけば、19戦中3着以内が17回と抜群の安定感を残した。額の流星は宿命か。生涯成績19戦9勝。

第20位【ナイスネイチャ】愛しき名脇役

通称『ブロンズコレクター』。91年から93年の有馬記念では3年連続3着という怪挙を残した。瞬発力に欠けるが、どんな相手、どんな条件下のレース展開でも必ず入賞する実力を有している。ここ一番では勝ちきれないが、コツコツと入賞を繰り返した結果、生涯獲得賞金は6億を超えており、同世代1位のテイオーとほぼ同額を誇る。生涯成績41戦7勝。

第21位【ツインターボ】最後の個性派

通称『最後の個性派』『快速の暴走車』『永遠の逃亡者』。93年の七夕賞とオールカマーで逃げて逃げて逃げ切った伝説の馬。福島競馬場の七夕賞は、全馬を巻き込んだ超ハイペースなレース展開で自ら破滅しながらもライバルも破滅させて勝利。17年の福島競馬場百周年でおこなわれた思い出のベストホース投票では2位に10倍以上の得票差をつけて、ぶっちぎりの1位を獲得。あの日、福島競馬場に響き渡った歓声は今なおファンの間に鳴り響いており、レースから30年たった今でも最高のレースと語り継がれている。

玉砕覚悟の大逃げ戦法が人気を博し、04年におこなわれた広報誌『優駿』の逃げ馬部門でサイレンススズカに次ぐ第2位に選ばれた。勝つときは圧勝、負けるときは『逆噴射』と評されるほどの急激な失速から惨敗という極端なレース運びが特徴。俺にかまわず逃げてくれ!生涯成績35戦6勝。

第22位【イクノディクタス】鉄の女

通称『鉄の女』。中央競馬で51戦ものレースに出走し、引退まで一度も故障せずに走り続け、G3の91年京阪杯、金鯱賞、小倉記念、92年オールカマー戦に勝利。G1どころかG2も未勝利ながら獲得賞金は5億円を超えており、一時期は最高獲得賞金女王にも躍り出た。『無事之名馬(無事これ名馬)』だとすれば間違いなく名馬に名前が挙げられるだろう。連戦しても全く怪我をしなかったため鉄の女の異名で知られる。生涯成績51戦9勝。

第23位【マチカネタンホイザ】不運な伏兵

93年目黒記念、95年高松宮杯に勝利。いつもいいところまではいけるが、いいところで終わるのが特徴。94年に鼻出血による競走除外と、蕁麻疹による出走取消という2レース連続で出走取消になる珍記録を持っている。えい、えい、むん!生涯成績32戦8勝

第24位【タマモクロス】天皇賞連覇した白い稲妻

通称『白い稲妻』『稲妻2世』。転倒事故に巻き込まれたこともあり、デビュー以降しばらくはパッとしない戦績だったが、4歳終わりごろから頭角を現し始め7連勝。抜きん出た瞬発力を武器に、後方からの強烈な追い込みが持ち味。皇帝シンボリルドルフも成し得なかった史上初の天皇賞春秋を連覇。天皇賞(秋)では『芦毛頂上対決』と呼ばれ、前人未踏の重賞7連勝を目論むオグリキャップの前に立ちはだかった。主に阪神競馬場で活躍したためアニメでは関西弁。もっとタマちゃんの出番を増やしてほしかった…。生涯成績18戦9勝。

第25位【フジキセキ】幻の三冠馬

サンデーサイレンスの代表産駒。94年の朝日杯3歳ステークス優勝。屈腱炎を発症させてしまい、わずか4戦で引退してしまったが、その実力は本物と噂されている。生涯成績4戦4勝。

第26位【ハルウララ】目指せ一勝!地方競馬の救世主 

連戦連敗が注目を浴びた高知競馬場の救世主。『負け組の星』『絶対に当たらない』としてハルウララブームを巻き起こして全国的な人気者になった。競馬を知らない女性も名前を知っているほど知名度は抜群に高い。とにかく一生懸命走るのが長所。高知でデビューしてきたきに!生涯成績113戦0勝。

まとめ

日本競馬史上歴代最強馬は誰なのか。競馬ファンなら一度は考えたことがある疑問。騎手との相性や距離適性もあり比較は簡単ではないですが、もしも時代を超えて歴代の名馬が一同に会する夢のレースがあると考えたら胸が熱くなりますね。

プリティーダービーには登場していませんが、日本競馬の至宝ディープインパクトや、気性の荒い性格から暴君と言われたオルフェーヴルも歴代トップクラスの名馬です。今回は選外ながら女傑ヒシアマゾン、音速の貴公子アグネスタキオン、シルバーコレクターステイゴールドなど名前を言い出したら尽きません。

アニメのプリティダービーでは悲運の伝説馬サイレンススズカが復活したり、ルドルフとテイオーの親子競演など夢のメンバーが揃っています。トウカイテイオーを始め各キャラもかわいく、それぞれの特徴をとらえており、逸話やエピソードも再現。競馬ファンならずとも誰でも楽しめるアニメ(漫画)です。

※追記:祝!2021年1月から第2期放映決定!