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【終末のワルキューレ】感想ネタバレ第6巻まとめ

月刊コミックゼノンで連載中の【終末のワルキューレ】最新第6巻あらすじネタバレ。戦乙女に導かれし神と人とのタイマン勝負!

人類最大悪ジャック・ザ・リッパーと不撓の英雄ヘラクレスの死闘最高潮!史上最悪の殺人鬼誕生の純黒たる真相とは?絶望に生き、狂気と育った男の悪意に満ちた一撃が、ヘラクレスを襲う!!

第22話 ヘラクレスの選択
第23話 不屈の闘神
第24話 十二の災禍と罪過
第25話 怪物の誕生

本編あらすじ

第22話 ヘラクレスの選択

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神をも欺くブラフ。一撃を加えたあとに「神の祝福があらんことを」と丁寧に一礼するジャック。あくまで紳士然としているジャックの丁寧すぎる態度がヘラクレスの神経を逆撫でする。遠距離からの変化球ナイフ攻撃に防戦一方かと思われたが、傷つくのも意に介さず前進する。

ギリシア神話で戦を司る神アレスは「ヘラクレスの強さの本質は剛力無双ではなく、強靭な心にある」と解説する。アレスによってヘラクレスが如何にして神になったのかが語られる。

かつてはアルケイデスと言う名前で古代ギリシア都市国家テーバイで人間として暮らしており、幼少期は誰よりも貧弱な体格をしていたが、「正しき者の味方でいたい」という強く正しい心と信念を貫き通して生活を送っていた。周囲は体格に見合っていない考えをバカにするも、あえて困難な道を選択し続けた人生で、青年になる頃にはバカにするものはいなくなっていた。

紀元前2戦年前。天界では人類存亡会議が開かれていた。会議の結果、74%でとりあえず存続が決まったが、少し懲らしめることに決まった。「バベルの塔壊したときのようにやっちゃお!」と言うロキやシヴァを抑え、テーバイを縄張りにしている神アレスが任せられることになった。

第23話 不屈の闘神

文明を神の手で破壊するために「その命をもって罪をそそげ。神の正義に身を委ねよ」と戦を司る神アレス率いる神軍が降臨。人類は諦めてただ祈るだけだったが、ただ一人アルケイデスだけは、人類を守るために神々に対抗した。

テーバイの神殿にあったゼウスの血『アムブロシア』を手にする。真の勇者が飲めば不死の肉体を得るが、偽りの者が飲めば即死するという伝説を持ったゼウスの血を躊躇なく飲み干す。激痛と業火に包まれるも見事適応し、人間でありながら神々の王ゼウスの力を得た!

神軍の先鋒を単独で壊滅させ、軍を率いていた戦神アレスとも対等に渡り合うが、突如現れたゼウスによって戦いが止められた。ゼウスから神になるよう提案されると、神になる条件として「今後二度と人類に仇なさんと誓え」と約束させた。そして神に列せられ、ゼウスの正妻ヘラにちなんで、ヘラクレスと名付けられるのだった。

第24話 十二の災禍と罪過

ヘラクレスは「ネメアの獅子よ…我を喰らえ」と言いながら棍棒を握りしめる。十二の神技『十二の災禍と罪過(エルキュール・エグゾダス)』を発動させる。ヘラクレスの必殺技『大地を喰らう咆哮』が直撃するジャック。

ヘラクレスは表情を変えず平静を装っているが、この技は使用するたびに身体に入れ墨が広がるが、1ミリメートル広がるだけでも普通の神なら失神するほどの痛みが身体に襲いかかり、全身に広がると死に完全消滅する危険極まりない技だった。技のリスクを知っているアレスは技の使い過ぎを心配する。

神を殺すのは初めてと恍惚の表情を浮かべる。

第25話 怪物の誕生

19世紀末、ロンドンの貧民街で生まれ育ったジャックは、売春婦の母親メアリーとの2人暮らしだった。ゴミ箱を漁る貧しい生活ながら、優しい母親と幸せに暮らしていた。

ジャックは生まれながらにして、右眼で見た相手の感情を色で判別できる能力があり、本人はこの能力を「神がくれたたった一つのギフト」と思っている。母の純粋で綺麗な感情の色は世界一美しいと感じ、その感情を見るのが好きな少年だった。

ある日、新聞を見て母親が取り乱す。それは劇作家と貴族の娘の結婚記事だった。母は自分の父かもしれない作家との関係を結ぶためだけに自分を産み育てたのであり、母の愛情だと思っていた感情は自分に向けられていたものではないことを知ってしまう。

濁った哀しみの色に染まる母を救おうとする中で、母の首を絞めた時に初めて見た「恐怖」という感情の色に美しさを感じてしまい、とっさにナイフで母の首を刺し、他の感情の色を押し除け恐怖の色のみに染まっていく母の姿を美しさを覚え感動する。

母を殺した夜に自身の父かもしれない男を殺し、ロンドンの闇に消えていった。その後は自身の右眼で見る他人の感情の色を自身だけが創造出来る芸術作品とし、死の間際の「恐怖」の色のみに染まっていく感情の美しさを創るためだけに連続殺人鬼となっていたった…。

得意のワイヤーで距離を取りたいジャックだが、ヘラクレスがまたしても必殺技『怒れる奔牛の蹄』を放とうとしている。それを見たジャックはその場にあった時計台を投げる!ただの機械が神を傷つけられないはずだが、ヘラクレスの左腕はふっとばされた!?

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***感想・評価・考察***

智謀策略を駆使するジャックに対して、棍棒しか攻撃手段がないヘラクレスは不利に思えます。ブリュンヒルデの戦略通り、ハッタリを得意とするジャックにとって真面目なヘラクレスは一番相性が良いでしょう。第7巻は2020年6月19日発売予定!