週刊少年サンデーで連載していた『GOLDEN★AGE(ゴールデンエイジ)』の最終巻15巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめです。結末(ラスト)はいかに!?
サエグサ杯、かもめ中対ドルフィンズJr.ユース戦。後半1点を追うかもめ中だが、光の動きを読みきった唯のサインプレーが冴え、押せ押せの展開。だが、ドルフィンズも守りを固め容易に突破できない。それでもかもめ中イレブンに諦めの色は見えず、イーグルスを破った「対プロJr.ユース用布陣」で攻め続ける。その布陣のキーとなる男とは…?
本編あらすじ
試合は後半残り7分で2対3で横浜ドルフィンズがリード。唯はボランチでゲームをコントロールするが、横浜ドルフィンズは引いて守りFWが走り込むスペースを消す。
U-15でも活躍するセンターバック中矢のマークに近江は苦戦するも唯の強烈なパスを近江が絶妙なトラップからドリブル突破しシュート!残り5分で同点に追いつく!
ついに近江が覚醒し、その才能が解き放たれる。単独でドリブル突破を図りDF陣を一気に抜き去る。あせった出雲光が背後から危険なスライディングを犯しペナルティキックを獲得。出雲光はレッドカードで一発退場に。
しかし、足を怪我してしまった近江はPKを外してしまった…。唯のパスがチャンスの起点になり、かもめ中は躍動する。相手の監督は二人の天才がいたと認める。
U-15日本代表の丹波が自らボールを奪い、自陣から果敢にドリブルを仕掛ける。圧倒的不利な状況からたった一人で決定的チャンスを作り出すもボールはバーに当たり外れる。このプレーで横浜ドルフィンズも勢いを取り戻し試合は一進一退の攻防になる。
3対3の同点のまま迎えた残り2分。攻撃のキーマン近江の怪我を知り心配する唯だが、近江は「てめーの想像を超えたプレーをしてやる!」と宣言。唯もボランチからFWの位置にポジションチェンジして味方からのパスを待つ。
唯がFWになったことで守備が減りピンチになるもGK徳川の的確な指示と宮内の身体を張ったプレーで切り抜ける。残り時間もわずか、かもめ中は全員攻撃を仕掛けボールは唯から近江に渡る。シュートコースは防がれるが、最後は近江のクロスから唯がシュートを決めて劇的な勝利を飾る!
~エピローグ~
その後、近江はサエグサ杯での活躍がプレミアリーグのニューカッスルスカウト陣の目に止まり卒業後に渡英。若干16歳でプレミア史上最年少ゴールを決める活躍で日本代表にも選出される。そしてグラウンドには同じく日本代表を背負う唯が佇む。日本代表エースとして君臨する唯と国立競技場で再会したのだった。
***感想・評価・考察***
中学校を舞台にしたサッカー漫画。天才が隠れた天才を見つけて活躍する王道の展開なれど小学生低学年が読んでも30代の大人が読んでも面白いと感じられる本作の特徴。
キャラは可愛いが下手にコミカル路線に走らせず、かといって論理的なサッカー漫画にもなっておらず良い意味で読者層が広い。試合を長引かせることなくテンポよく物語が進み15巻までマンネリせずに完結した点が高評価。