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【進撃の巨人】感想ネタバレ第5巻まとめ

【進撃の巨人】感想ネタバレ第5巻まとめ

進撃の巨人(5) (講談社コミックス)

進撃の巨人(5) (講談社コミックス)

 

目を覆い、それでも恐怖があふれ出る……。――巨人化したエレンの活躍により、人類はウォール・ローゼのトロスト区奪還に成功する。成功と同時に意識を失ったエレンが目を覚ますと、そこには調査兵団団長、エルヴィン・スミスの姿が。エルヴィンは巨人の謎が眠るとされるエレンの生家への調査を決意。そのためにはエレンの力が必要だと言うが……。

目次

特別編 イルゼの手帳
第19話 まだ目を見れない
第20話 特別作戦班
第21話 開門
第22話 長距離索敵陣形

本編あらすじ

特別編 イルゼの手帳

主人公の少女はイルゼ・ラングナー。巨人によって潰走した第二旅団の構成員です。馬と立体機動装置を失い、徒歩でひたすら街を目指しますが帰還は絶望的。9回裏ツーアウトです。巨人と遭遇した時点で3アウト確定。彼女にできること、それは今の状況を克明に記録し続けることだけでした。

「武器はないが私は戦えるこの紙に今を記し今できることを全力でやる私は屈しない」二宮尊徳も真っ青なランニングしながらの筆記で手帳に決意を書きとめた瞬間、目の前に巨人が現れます。唸り声をあげてイルゼを押し倒した巨人。巨大な顔面がイルゼの目前に迫る中、イルゼはそれでも巨人の様子を手帳に書き続けます。

6m級、すぐに私を食べない…すると巨人はこれまでの物語で見たことのない行動を取りました。「ユ…ミル…の…たみ…」「ユミル…さま…」「よくぞ…」なんと、この巨人は人語を話します。進撃中学校に通っていた成績のいい巨人でしょうか?

人語を発する巨人との遭遇は史上記録にありません。これまで巨人とは様々な方法で意志の疎通が図られてきましたが、教科書にはそのすべてが失敗に終わったと記されています。

「ユミルの民、ユミル様、よくぞ」
これだけでは何のことかわかりませんが、ともかくこの巨人はイルゼに語りかけ、そしてひれ伏すようにして四つん這いになります。イルゼは「あなた達は何?」「どこから来たの?」「どうして人間を食べるの?」と質問しますが、答えはなくうめき声だけ。業を煮やしたイルゼはひれ伏す巨人へこの世から消え失せろ!と激昂、巨人はそれに応えるように自分で自分の顔の皮を引きむしり始めます。血を吹き出す顔面、異様な光景です。

イルゼは恐怖し背を向けて逃げ出しますが、次の瞬間には巨人に捕獲され、結局頭から食われて絶命。そしてその場には手帳が残り、一年後…。壁外調査でその場所を訪れたリヴァイたちがイルゼのジャケットと手帳を回収します。この記録がどのようにして人類の役に立つのでしょうか?

第19話 まだ目を見れない

トロスト区奪還作戦の様子は速報で壁の中へも伝わっていました。ガリ版刷りの新聞のようなものが出回っていて、市民たちは事の真偽について議論します。王政のお墨付きのない商会の情報なんて当てにならん、いや王政府の発表なんて俺達を騙すための嘘だ、と懐疑的なリテラシーが強く持たれていますね。

まあ情報の正誤が生死を分ける状況なら自然とそうなりますか。岩で穴を塞いでから数日、エレンはまだ地下牢の中です。周りの状況はつかめていません。そこへ調査兵団分隊長のハンジ・ゾエ、およびミケ・ザカリアスが迎えに来ました。

連れて行かれたのは審議所。すでに大勢の聴衆が集まっています。憲兵団の幹部、ピクシス司令、エルヴィン団長、リヴァイ兵長、ミカサ、アルミン、リコらの姿もありました。兵法会議の議長を務めるのはダリス・ザックレー総統。3つの兵団を束ねるトップです。エレンの存在が民衆に知れ、政治的な存在になってしまったがゆえに、エレンの公式な処遇について決める必要があるとのことです。

憲兵団の師団長ナイル・ドークの主張は、解剖ののち処刑。エレンを英雄視する改革派の民衆や商人が勢いづいており、保守派の有力者を脅かしつつあるという理由です。割って入ったのは宗教団体幹部のニック司祭。直ちに殺すべしと主張します。調査兵団のエルヴィン団長は一言、エレンを調査兵団に迎え入れ、ウォール・マリア奪回の戦力とすると述べました。

壁を完全に埋めろと主張する保守派の商会関係者、壁は神聖不可侵にして触れるべからずと吠えるニック司祭。ここではこの司祭が空論をのたまい白い目で見られる道化として描かれていますが、重要なのは壁が神から授かった人知の及ばぬ偉業だと言っている点です。単に街の先祖が作った壁ならばこのような言い方はされないはず。あの壁はどのようにして作られたのでしょうか?

議題はエレンが巨人の力をコントロールできるか?という点へ移ります。ミカサを攻撃した件ですが、エレンの記憶にはありません。ミカサはエレンが自分を救ってくれたと抗弁しますが、ナイルに主観的見解であると反論され、さらに幼少期の強盗誘拐犯を刺殺した事件を掘り起こされます。人間性に疑問ありと。

しかしあの時は過剰防衛などの罪に問われなかったはず。ちょっと辻褄のあわない倫理観ですが、とにかくエレンとミカサは凶暴で危険な人間だと聴衆に印象づけられました。恐怖に怯え、己の保身に腐心する人々をみて業を煮やしたエレンは叫びます。「力を持ってる人が戦わなくてどうするんですか生きるために戦うのが怖いって言うなら力を貸してくださいよ」

「この…腰抜けどもめ…いいから黙って全部オレに投資しろ!!」浮き足立った聴衆はエレンが自分たちに攻撃的な態度を取ったと受け止めますが、そこへリヴァイが乱入。後ろ手で縛られたエレンをボッコボコに蹴り飛ばします。数えること10回。躾だと。怒らせると巨人化するのではないかと憲兵団のナイルが咎めると、「お前らはこいつを解剖するんだろ?」とリヴァイに問われます。

エレンを目の前に怖気づく聴衆たち。そこでエルヴィンがリヴァイを監視役とし、自分たちが身柄を預かると主張。しかし内地でエレンを担いで秩序を乱そうとしている勢力がいるのも事実。悠長にはしていられません。そのため次回の壁外調査へエレンを同行させ、そこで戦力としての価値を確認する。それができなければ再度審議するということで決着しました。

必要な演出であったとは言え、リヴァイに殴られた時に歯が折れてしまい、治療をしようとエレンの口を見たハンジ。驚くべきことに、エレンの歯は再生していたのでした…。巨人の能力は人間でいる時のエレンにも伝播・侵食する…?

第20話 特別作戦班

エレンの身柄は調査兵団に預けられることになりました。拠点として使うのは旧調査兵団本部。古城を改装した立派な建物ですが、壁と川から遠く交通の便が悪かったようで現在は使われていません。

エレンが所属するのは調査兵団特別作戦班、通称リヴァイ班。巨人殺しの達人をリヴァイ兵長が直々に選抜して作られた、エレンの護衛と監視を目的としたチームです。班員のペトラから少しだけリヴァイの過去が聞けます。なんでも以前は都の地下街で有名なゴロツキであり、エルヴィンに下る形でスカウトされたと。今では組織に従順でルールを重んじるまともなサラリーマンになっているようですが…。

夕食にはハンジ分隊長が訪問し、翌日の実験でエレンに協力するよう依頼します。明日の実験とはなんですか?と当然の疑問を口にするエレンですが、ハンジがその話をしようとすると全員が席を立ち部屋から出ていってしまいます。やべーこいつ地雷踏みやがった…とでも言うような気まずい空気ですが、ハンジは目を輝かせて巨人の実験について語り始めます。

トロスト区奪還作戦で捕獲した巨人は2体。「ソニー」「ビーン」と名付けられました。意志の疎通、日光の遮断、痛覚の確認と実験を進めていきます。ハンジは自ら実験の先頭に立ち、巨人に噛み付かれそうになりながらもコミュニケーションを楽しんでいるようです。が、さすがにタダの気違いではなかったようです。見るべきところは見ていました。

ハンジが気づいたのは巨人が異常に軽いということ。そもそも物理的にはあの巨体が二本足で立つことは不可能。切断した腕や首はあるべき重量に達していなかったのです。「私は思うんだ本当は…私達に見えている物と実在する物の本質は…全然違うんじゃないかってね」

結局、ハンジの実験話は基本的な部分だけで朝まで続きました。そしてハンジの話がイルゼの事例に及ぼうとした時、火急の報せが。なんと、巨人が2体とも殺されたというのです。犯人は立体機動装置をつけた兵士で、2人以上での計画的な犯行。エルヴィンはエレンに「君には何が見える?敵は何だと思う?」と尋ねますが、エレンは理解できない様子で「…はい?」と返すのが精一杯。

第21話 開門

「ソニー」と「ビーン」が殺害されてから、犯人探しが始まります。装置の点検を待つ間、コニー・アルミン・アニは今後の進路について話しています。調査兵団に行くつもりだったが、憲兵団にするべきか迷うコニー。調査兵団行きを決めたアルミン。

一貫して憲兵団志望で変わらないアニ。「あんた弱いくせに根性あるからね」とアニはアルミンを認めた様子。アルミンも「アニってさ…実はけっこう優しいね」とイケメン発言。これはアルミンとアニがくっつくフラグか!?と思いきや全くそんな空気にはなりませんでした。結局、犯人はみつからず。証拠が出てこない点から見ても、衝動的な犯行でないことは明らかです。

そして部隊は新兵勧誘式へ。訓練兵団の卒業生が、正式に所属する兵科を選ぶ場所です。勧誘演説の壇上に立ったエルヴィン団長は、調査兵団が置かれた厳しい現実を包み隠さずに話します。曰く、新兵が最初の遠征で死ぬ確率は5割。人員不足のため、新兵も来月の遠征に参加してもらう。自分の命をかけ、ウォール・マリア奪還のために心臓を捧げることのできる者だけ残れと。

殆どの者はその場から去ります。残ろうとする者も、恐怖と使命感との葛藤。残ればまた巨人と戦う、そしてかなりの確率で死ぬ。それでもなお残ったのは…ミカサ・アルミン・コニー・ジャン・サシャ・ライナー・クリスタ・ソバカスです。その他あわせて入団希望21名。アニはやはりその場を去ります。

それより一ヶ月後。東のカラネス区より、いよいよ壁外遠征に出発する時が来ました。目的はウォール・マリア奪還のための補給路の確立です。果たしてこの遠征はどのような展開になるのでしょうか?

第22話 長距離索敵陣形

今回の遠征の目的は「行って帰ってくる」試運転だという建前なのですが、エルヴィン団長には別の思惑があるようです。出発前、エレンは久々に同期と顔を合わせました。背中から呼びかけられて不自然なほどに驚くミカサ。普段落ち着いている彼女にしては珍しいリアクションです。

この場にいないのはアニとマルコ。アニは憲兵団、マルコはトロスト区で戦死しました。ジャンはエレンに対し、巨人の力の行使について問いただします。エレンが力の存在も今まで知らなかったし、それをまだ掌握できていないことを確認すると、「エレンお前…本当に…頼むぞ?」と念押し。

エレンは友の命をも一身に背負っているのです。遠征隊はエルヴィンが考案した長距離索敵陣形を展開し、煙弾で連絡を取り合いながら巨人を避けて進みます。まれに行動予測が難しい奇行種が現れますが、ベテランの班長が始末することで隊の安全を確保しています。この陣形の説明が今回かなりのページに渡って描かれています。

そこへ現れた新たな奇行種、14m級ですが尋常ではないスピードでアルミンの班へ迫ります。アルミンを守るために班長と兵士が二人がかりで巨人に挑みますが、巨人はアンカーワイヤーを逆手にとって二人を瞬殺。その光景を見たアルミンは即座に察知します。

「どうすればいいんですかヤツは!?」
「通常種でも…奇行種でもありません…」
「ヤツは!「知性がある」
「超大型巨人や鎧の巨人とか…エレンと同じです!」
「巨人の体を纏った人間です!!」

この巨人は珍しく女性的な体格をしており、他の巨人を誘導する能力を持っているようです。さあ、女型の巨人に追いすがられるアルミンの生死は?