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【トリコ】感想ネタバレ第33巻まとめ

【トリコ】感想ネタバレ第33巻まとめ

トリコ 33 (ジャンプコミックス)

トリコ 33 (ジャンプコミックス)

 

食王“エア”の効果はトリコらのグルメ細胞に大きな変化をもたらした。そんな時、小松を急襲する影!! そこにはNEOに落ちた再生屋・鉄平が!? 瀕死の小松を救うためトリコは次なる食材“ペア”を求めエリア7へ!!

目次

第292話 グルメ細胞の謎!!
第293話 NEO急襲!!
第294話 もう一つの世界!!
第295話 いざエリア7!!
第296話 生態系の統率者!!
第297話 際限なき包囲!!
第298話 大古人の警告!!
第299話 圧政への反旗!!
第300話 猛攻と咆哮!!

本編あらすじ

アカシアのサラダ・エアを手に入れることができたトリコたち。その戦いの中で、トリコの中に眠る別の「鬼」も目覚めました。まだまだ謎の多そうなトリコたちのグルメ細胞ですが、そんなことよりも今はエアの実食!一同はついに手に入れた「食王」エアを前に沸き立つ!

ステーキ、コールスロー風サラダ、カリカリ揚げ、甘辛煮。ブランチがその腕前を存分にふるい、エアを調理していきます。そのすべてが極上の味を誇って…はいるのですが、実際には「生で食べたほうがおいしい」という結果に終わってしまいました。さすがは食王、調理を施す必要なんてないんだ、とマッピーやダルマ仙人は涙しながらエアをもりもり食べまくる!

そんな食材を前にして、小松は逆に奮い立っていました。食べた人がほとんどいない分、研究も浅い。アカシアの、トリコのフルコースであるエアを、より一層おいしくする「料理」を考えるのが楽しみだと!そして、エアを食べた四天王のほうにも変化が現れました。その左腕が、彼らの中に眠るグルメ細胞の悪魔のそれへと変貌していた!

食王の味に触発されて、暴走を始めた…?いや、そうではないようです。食王の圧倒的な栄養価で、四天王の力が大幅にアップ!そのおかげで、左腕だけという部分的なものながら、グルメ細胞の悪魔を制御できるようになったのです!今までは「力を借りていた」感覚に近いグルメ細胞の力ですが、これで自由自在にその力の一部を操れるようになった四天王。
これは大幅なパワーアップと言えるでしょう!

このまま順調にアカシアのフルコースを集めていけば、八王に対抗できる力が手に入るかもしれません。そして待ち受けているであろう、NEOやブルーニトロたちとの戦いも有利に進められるわけです!ですが、今はこのエアによって人間界がうるおい、妖食界も活気づき、人間界の食糧事情も改善したことをまず喜びたいところでしょう!妖食界の一同は、エアを手に入れてくれたトリコたちに、心からの感謝の意を表す!

…が。その瞬間、妖食界の住人達が一斉に崩れ落ちました。一体何が起きたのか?それを理解する間もなく、「何もない空間」から突然、鉄平が姿を現したのです!!小松の背後に現れた鉄平は、囁きます。しばらく大人しく、寝ていたほうがいい。後ろを振り返る暇もなく、小松は、鉄平によって心臓を抜き取られ、握りつぶされてしまった!!

目の前で繰り広げられてしまった惨劇。ココ、サニー、ゼブラは懐から「療水」を取り出しました。上半身の半分を削られたトリコの体を、たちどころに癒した療水の力ならば、小松を癒すこともできるはず…なのですが、その三人の療水は、鉄平の操る植物のつたによって破壊されてしまう!さらにその場に続々と現れる、NEOの刺客。その先頭に立つのは…元IGO副会長、茂松!!茂松は、単刀直入に告げてきます。我々はNEO、エアを貰いに来た。別に何も答えなくていい。トリコはその言葉に、こう応じるのです。お前もこれ以上しゃべらなくていい。数秒後の断末魔まで、もう何もしゃべるな!

倒れた妖食界の住民たちは、ブランチの電気ショックで蘇生。彼らを昏倒させたのは茂松が操る猛獣の放つ毒だったのですが、サニーによってその毒は蹴散らされ、ゼブラの攻撃で猛獣自体も撃退しました。そして医者であるアタシノや、妖食界の再生屋が駆け寄って小松の治療を開始。トリコは彼らに小松を託し…NEOの刺客たちをにらみつけました。トリコの怒りはもはや頂点をはるかに超えてしまっています。

NEOの刺客は4人。茂松、鉄平に加え、かつて美食會に籍を置いていた猛者、カリウとボンレスです。その頃からグルメ界に入る実力を持っていた彼ら、4人を相手にしては流石のトリコも分が悪い…?カリウは口からガムのようなものでできた檻を掃き出し、相手を拘束する「蠅帳」を放って先制攻撃!!…したかに思ったのですが、蠅帳が口から放たれるよりもはるかに早く、トリコの左拳がさく裂!!

その威力はすさまじくカリウの上半身は跡形もなく消し飛んでしまいます!!予想していなかった威力に仰天したボンレスですが、すぐに戦闘態勢を整えて振り返った、瞬間にトリコの左手によって上半身がなくなりました!自分の知っていたトリコとは、格段に違う実力を備えている。そう察知した茂松は、鼻についていた器具をとり、その力を全開に!!…したのですが、今のトリコの前ではその力ですら何の意味も成しません。

あの世で会長に土下座しな。そんな言葉とともに放たれた「無限釘パンチ」は一撃で茂松を撃退してしまったのです!!残るは鉄平の実。今までに輪をかけて力をこめた拳で殴りつけるトリコですが、鉄平は難なくそれを受け止めて…早くも始まってしまった、かつての仲間との戦い。果たしてこの戦いの結末は…!?