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【二瘤駱駝】感想ネタバレ第4巻(最終回・最終話・結末)まとめ

ヤングマガジンで連載していた【二瘤駱駝(ふたこぶらくだ)】最終巻4巻の感想ネタバレです。最終話や結末(ラスト)も含まれています。

二瘤駱駝 (4) (ヤンマガKCスペシャル)

二瘤駱駝 (4) (ヤンマガKCスペシャル)

 

日本フェザー級12位「喧嘩ボクサー」片切シンヤ対日本フェザー級3位「怪物」信念雄大が壮絶激死闘!2年の歳月を越え、ついに因縁の両雄が聖地・後楽園ホールで雌雄を決する!

本編あらすじ

前回の試合の結果、片切シンヤは日本フェザー級12位にランキングされる。ジム内が湧く中で当人はいたって冷静。チャンピオンの天満を筆頭に自分より上にランキングされているのが12人いることを冷静に見つめている。

その12位のシンヤに3位にランキングされている信念雄大からオファーがきた。信念は日本王者どころか世界挑戦も近いと言われている実力者。以前は南雄大と名乗っており、2年前の東日本新人トーナメント初戦で片切シンヤが倒した相手だった。

信念雄大の過去の試合をジムメイトと一緒に見るシンヤ。そこにはダウン経験のない沖縄のタフな選手を相手に左ボディーで沈める信念の姿があった。

信念雄大はデビュー3戦目でシンヤに倒されて以降、リングネームを改名し、翌年のフェザー級全日本新人王を獲得しMVPも獲得。現在は破竹の10連勝中。

ある日、トレーナーから今までと同じ気持ちならオファーは辞退すると告げられる。これまでは天性の勝負根性や格闘センスだけでやってこれたが、これからの道はそれだけじゃ通用しないと諭す。

それを内心では認識しつつあったシンヤは、トレーニング・減量・コンディション作り全てをトレーナーに託すことになる。そして翌日から地獄の特訓が始まる。早朝ロードワークから階段ダッシュまで徹底した肉体強化がおこなわれる。

一方で、信念雄大も今回の試合に懸ける想いは人一倍だった。厳しい減量にも不屈の闘志で乗り切る。試合前日の計量ではシンヤにウィナーテイクオール(勝者総取り方式)と提案(挑発)されたことに対して、いつもは冷静沈着な信念雄大も感情をさらけ出すなど試合前から荒れ模様。

試合当日、信念セコンド側も並々ならぬ気持ちを抱えながら試合に挑む。「リングではどんな事があっても…ボクサーがケンカ屋に負ける事は許されんのだよ」

試合開始。1R目からシンヤはダウンを喫する。2R目も早々から追い込まれるが、必殺のドリフトフックで信念の右目下をカット。世界戦を見据えて名止血係をセコンドに入れていたことや、傷は深いが目の下にあるため止血は成功し試合続行。3R目もシンヤは攻めているが、固い守りに攻略を見いだせず、逆にアッパーをもらってしまう。

4R目からシンヤは相打ちの戦略に出る。リスクは高いが相打ちは格上選手と戦う時の常套手段。完璧な防御で10連勝してきた信念のリズムを崩すにはもってこいの作戦だとリング外の記者は説明する。しかし、信念は動揺しない。

5R目から信念がスタイルを変えて、こまかい連打を繰り返す。一発一発のダメージは小さいが、連打が早いため相打ち狙いができない。一方的にやられつつあるシンヤだが、ドリフトフックを炸裂させたところで7R目が終了。

8R目以降も信念のアリ地獄が続き、少しずつダメージが蓄積される。ポイントでは信念が圧勝しており、勝利するには倒さなければいけない。必殺のドリフトフックもかわされてしまい、二度目のダウンをしてしまう。

最終ラウンドが始まった直後、信念の殺人ボディーブローをもらってしまい三度目のダウンをするも、すぐに立ち上げる。あと一発で倒されるかと思われた直後、ついにシンヤの殺戮本能に火がつく。無意識のまま右アッパーのドリフトから左ドリフトフックのダブルで信念を大逆転KOする!

試合終了直後、三度目はもっとでかい舞台でやろうと話すシンヤだが、減量苦で階級を上げると伝える信念。「お前の一瘤がこのリングなら、世界チャンピオンだって夢じゃないんだ」エピローグでは日本フェザー級タイトルマッチに挑む片切シンヤが登場し、完結。

***感想コメント***

4巻完結だとやはり中途半端になってしまいますね。いままでにないタイプの主人公という斬新さはあるが、チンピラのような悪役系の主人公だったため、感情移入しにくいなと思いました。『はじめの一歩』の幕之内一歩とは真逆で、どちらかといえば千堂武士と沢村竜平を足して2で割ったタイプ。

人気は出づらいため打ち切りになるのも理解できる。ただストーリーは面白いので、4巻(10回戦)で終わらせるのは勿体ない。『はじめの一歩』も4巻までなら面白くないだろうし、色々と惜しい漫画という評価です。 

なお題名になっている二瘤駱駝(ふたこぶらくだ)の意味は、第3巻にトレーナーと片切との会話で「ボクサーはろくに金にもならねーのに、まるで乾いた砂漠を歩くように厳しいトレーニングと減量の日々だ。ただそれに耐え抜いた奴だけに勝利という名のオアシスが見えてくる。ボクサー一本でいられないシンヤはフタコブラクダだ」という場面があります。