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【グラシュロス】感想ネタバレ第5巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2017年から2018年まで週刊ヤングマガジンで連載していた『グラシュロス』の最終巻5巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?

グラシュロス(5) (ヤングマガジンコミックス)
 

累計555万部『神さまの言うとおり』金城宗幸×藤村緋二が再びタッグを組んだ! 原始時代を生きた人間(クロマニョン)を紡ぐ物語!! 絶望の山(グラシュ)の襲撃を受けた、集落(アーツ)とアクウ達の運命は?サダムから得た手がかりにより、ついにグラシュと対峙したアクウ!!そのグラシュは父親を殺した仇であった!!復讐のためだけに生きた青年の結末はいかに!? 

第38話 ハナスハウス
第39話 バカトノ
第40話 ムロフシャア
第41話 ゲ・レンデ
第42話 クラシアン
第43話 イボヂ
第44話 マシャ
第45話 グラシュロス
第46話 チョレイ
最終話 イクウ

4巻のあらすじ

カンパクス・エンゲンの首長サダム・アッサシに囚われたシュリの奪還を試みたシュラヴァとツー・フーだったが返り討ちにあってしまう。シュラヴァが処刑される寸前、グラシュの情報を求めてやってきたアクウは、サダムを一撃で倒してしまう。その時、囚われていたシュリが姿をあらわした。

本編あらすじ

カンパクス・エンゲンの首長サダム・アッサシを一撃で倒したアクウはサダムに囚われていたシュリと再会する。シュリの弟シュラヴァ、ツー・フーも含めて5人でハナス・ハウスで話し合い、アクウはイービンと共に、グラシュがいると思われる【白い暴君(バカトノ)】という土地に向かった。「俺はグラシュを殺す(ロス)だけだ」

カンパクス・エンゲンを出たアクウとイービンは、サダムが「グラシュがいる」と語っていた白い暴君と呼ばれる場所を探し求めて旅に出た。アクウは旅の途中で大蛇や大蜘蛛など数多くの化け物を倒し、数多くの女性と交わった。そしてついに雪山『白い暴君』に辿り着いた。一夜の恋人との情事を重ね辿り着いた目的の地…。

雪で覆われた山脈『白い暴君』でグラシュを独りで探すアクウだったが、一向に見つからなかった。体力が尽きようとしていたその時、故郷の集落の仲間ボロジャイの死体を見つける。そして、ついに近くの雪山でグラシュの群れを発見する。アクウはグラシュのいる雪山にボロジャイの死体を投げつけ雪崩を起こすのだった。

アクウに置いて行かれたイービンだったが、シュラヴァやツー・フーらを連れて再び白い暴君にやって来た。アクウが雪崩を起こした場所では、グラシュが全滅していたと思われたが、左眼に傷のあるグラシュが雪の中から現れる。そして、アクウも死んだグラシュの中から現れたのだった。

シュラヴァ達が見守る中、ついにアクウとグラシュの一騎打ちが始まった。丸腰で突進するアクウ。闘いの中で、かつてダダアの攻撃を受けて、グラシュの左眼が見えていないことに気づいたアクウは、グラシュの左眼を狙って攻撃する。グラシュの自爆も誘い、左眼を抉り取ることに成功する。

左眼を抉られたグラシュは、その左眼から血を抜き出し、高々と上空に吹き上げて雄叫びをあげる。雄叫びによって召喚された牙虎の群れと闘うシュラヴァ達。再びアクウとグラシュの一騎打ちになると思いきや、グラシュに狙われたシュリを助けたアクウは、左足に重傷を負ってしまう。

雄叫びをあげ襲い掛かってくるグラシュの攻撃をかわし、シュラヴァから牙虎のキバを受け取ったアクウはグラシュの脳天にそれを突き刺した。

両親を殺し、故郷を滅ぼしたグラシュを倒したアクウは、直後に気を失ってしまう。シュラヴァ達で盛り上がる中、目を覚ましたアクウは、ずっと看病し続けたシュリに「一緒に生きたい」と告げ、二人はついに結ばれることに。そして、シュリは失っていた声を取り戻すのだった。

…時は流れ現代の日本に。イービンに似た人物が古代壁画展を見ている。その後、動物園で彼女とデート。近くにはシュラヴァに似た人物がラップをしており、ツー・フーに似た人物が飼育員として働いている。

…時は過去に戻る。アクウとシュラヴァが一緒に狩りをしている。集落にはアクウの子供を妊娠しているシュリ。二人の子供が生まれる。一方で、グラシュの子供が生き残っていた!サーベルタイガーの群れを一蹴し、どこに向かうのか。復讐は繰り返されるのか!?完結。

***感想・評価・考察***

グラシュロス(1) (ヤングマガジンコミックス)
 

一言でまとめると原始人復讐漫画。女性は可愛く迫力もあり画力は高い。ストーリーも面白いが、面白いポイントになるルビが、時事ネタ、ブラックユーモア、風刺ギャグになっているため、そもそもネタ元が分からないとつまらない作品だと思う。

原始人の漫画なら『創世のタイガ』に勝てないし、エロ要素も中途半端。打ち切りが決定したのかわからないけれど、ハッピーエンドではあるものの最後に若干の含みをもたせるような終わり方は好きではない。

『神さまの言うとおり』みたいなグダグダ感がなくなったけれど、逆に本作では展開が早くなりすぎた感がある。全体的にラッパー調。