週刊少年サンデーで連載していた椎名高志によるオカルトコメディー漫画『GS美神 極楽大作戦!! 』の３２巻から３８巻までの魅力とあらすじをお伝えしたいと思います。最終巻になる３９巻直前の美神事務所はいつも通りのドタバタ！？
ワナと知りつつ母の解毒剤を手に入れ核ミサイル発射を阻止すべく敵地・南極へと乗りこむ美神達。そこで因縁の再会を果たした美神は、宿敵アシュタロスに一か八かの合体攻撃をしかけるが…失敗。
打つ手なし、絶体絶命の大ピンチを、横島が文珠の裏ワザを使ってアシュタロスのフイをつき、なんとか脱出に成功。ひとまず敵を撃退し、横島にホレてアシュタロスを裏切ったルシオラと、なりゆきで保護されたパピリオも一緒に東京に戻ったＧＳチーム。これでひと安心…と思ったが！？
アシュタロスと南極で激突したＧＳ美神令子。そして、死闘から二ヶ月。周囲はすっかり平和モードで、ますますルシオラと横島はラブラブ状態。ちょっと面白くない美神は、どう見ても怪しいアシュタロス似の隣人・芦優太郎と急接近。
が、やはりそれはアシュタロスの巧妙なワナで、一瞬のスキをつかれた美神の魂はついに敵の手中に。さすがに動揺の色を隠せないＧＳチームだったが、美神の魂奪還のために総決起。世界を破滅から救えるのか…！？
美神の魂奪回へ向かうゴーストスイーパーチームの前に、宇宙処理装置の発動により復活した魔物達が次々に出現。一方、アシュタロスのもとへ急ぐ横島達はベスパの妨害をうけ重傷。ルシオラは横島を助けるため自ら犠牲に…。
アシュタロスの攻撃をかわしながら宇宙処理装置（コスモプロセッサ）に侵入した横島は、美神の救出に成功し、エネルギー結晶までも奪取。追いつめられたアシュタロスは、ルシオラの命とひきかえに卑劣な取引を横島に持ちかける…！！
前世よりの因縁、世界崩壊の危機に面した魔神アシュタロスとの長き戦い、ようやく終止符を打った美神たちＧＳチーム。犠牲になったルシオラの復活は叶わなかったが、時間移動能力者の美神の母・美智恵はめでたく延命。ところが、いきなり妊婦姿で現代に戻った美智恵に一同ビックリ。
通常業務を再開し、久しぶりの平和な毎日のはずが、二十歳も年の離れた妹ひのめの誕生で一気に大忙し。なんと精神の力で火を起こす念力発火能力（パイオキネシス）を持ち、あわや事務所は大火災…さすがの美神もパニック。でも、かわいい妹だから許す！？
長きに渡ったアシュタロスとの戦いのため、通常業務を再開しても依頼はさっぱり。思わず金に目がくらんで引き受けた仕事は、オカルトＧメン隊長の母・美智恵からヒンシュクを買う「九尾の妖狐」退治。
美神から仕事を任された助手の横島とおキヌは、妖狐がほんの仔ギツネと知り内緒で救出。だが、人間嫌いの妖狐タマモは美神や横島の姿に化けて好物【きつねうどん】の無銭飲食を繰り返す。そして横島を師と仰ぐ人狼シロと初対面で険悪な雰囲気に…！？
美神の父・公彦が一時帰国中だが、美神は日本にほとんど不在の父が理解できず、唐巣神父に相談。すると、神父は三人が運命的な出会いをした２１年前の真実を告白。有能なＧＳ見習いとして神父と公彦の前に現れた魅力的な美神美智恵。
ところが彼女の霊体は悪魔チューブラー・ベルに蝕まれていた。そこで公彦は精神感応（テレパス）の特殊な能力を生かし、自分の命と引き換えに美智恵を救おうと強行手段に出る。なんとか悪霊は退治できたものの、無謀な二人の愛の行方は…！？
業界トップクラスの腕前と破格のギャラで稼ぎま売るＧＳ美神令子は除霊事務所所長。その尾藤と色香に惑わされ、未だに超薄給で奉仕するアシスタントの横島は、煩悩パワーが命のゴーストスイーパー。そんな二人を支えるのが元幽霊でしっかり者のアシスタント２号おキヌ。
今では人狼族シロと妖狐タマモの同居人が増え、騒がしさも仕事もパワーアップした美神事務所。離れて暮らす父親ともようやく和解し、呪術専門のエミ、オカルトＧメンなどなど…超個性派ぞろいの同業者たちに囲まれながらも美神は、大胆不敵に輝きながら我が道をゆく！！
