漫画百科事典

漫画好きによる漫画好きの為の漫画情報サイトです。

【君に愛されて痛かった】感想ネタバレ第1巻まとめ

『漫画アクション』で連載されていたが過激な表現から打ち切りになった問題作。電子コミックサイト『まんが王国』で連載開始され、ついに最新刊第1巻の単行本が発売!その感想あらすじネタバレまとめ

君に愛されて痛かった 1巻: バンチコミックス
 

中学時代に遭ったいじめがトラウマで、同級生の顔色ばかりを気にする女子高生・かなえは、援助交際で承認欲求を満たす日々を過ごしていた。ある時、カラオケ合コンで知り合った他校の男子・寛に援助交際の現場を目撃される。それでも優しく接してくれる寛にかなえは恋をする。その想いが悲劇の幕を開くことに――。愛に飢え過ぎた少女の、小さな願いが辿り着く結末は?

目次

第1話 居場所
第2話 普通
第3話 願い
第4話 声
第5話 友達
第6話 大丈夫
第7話 怒り
第8話 乙女

本編あらすじ

ヒロインのかなえが血を吐いて倒れている衝撃の結末シーンから始まる。傍で警察に捕まっている男性は少し髪が伸びている寛だった…。心の中で(好きだっただけなのに…)とどうしてこうなってしまったのか考えているかなえ…。

時は少しさかのぼる。かなえは無理をしつつも高校では一花(いちか)のグループに入っている女子高生。他校の男子とのカラオケ合コンに誘われて参加するも雰囲気についていけない。野球部に所属している寛(ひろし)君に気にかけてもらうも途中で帰ってしまう。気になった寛も同じく途中で帰ることに。

その後、自分を必要としてくれるという理由から援助交際をする。援助交際なら相手が自分に優しくしてくれると思っているかなえはビッチ化する。エッチな要求にも応え、生きている実感をする。帰り際、寛に援助交際の現場を見られてしまった。

寛はかなえを連れ出して「何をしていたの?」と質問する。かなえは「お前なにしてんだよ!」と逆ギレ。「私の勝手でしょ!あんたには関係ない!」と激しく拒否。メンヘラのような一面を見せる。

寛も「普通に考えておかしいだろ!」と言うが、ついにかなえは泣き出してしまい、逃げるようにその場を離れる。帰りの電車も一人ブツブツと「お前が死ね、お前が死ね」と独り言をくり返すほど情緒不安定に。

家に帰るも居場所がなくて団地のベンチで悩んでいると同じ団地に住んでいると思われる鳴海(なるみ)が現れ、自身の悩みを聞いてくれて少し和らぐ。鳴海には本当のことが言え、鳴海もかなえのことを心配し理解してくれている。

ちなみに金銭目的で援助交際をしているわけではないので、援助交際でもらった費用は貯金箱に貯金している。

f:id:manga-diary:20190617211108p:plain

翌日、学校で一花から昨日のことを聞かれ「寛君とヤッたの?」と疑惑を投げかけられるも本当に何もなかったため否定する。一花からそれならお互いの仲をとりもつようにお願いされる。

かなえ、一花、寛の三人で縁結びの神社に行く。かなえは帰り道に自己嫌悪ともう一人の人格の声で気分を悪くしてしまい、かなえのことが気になって追いかけてきてくれた寛の前で吐いてしまう。それでも優しい寛。寛のことが好きな一花だが、運悪くかなえと寛が抱き合っている瞬間を目撃してしまう。

かなえは援交以外で男の人に優しくしてもらったのは初めてだと嬉しそうに鳴海に報告し去っていく。一人残された鳴海は「俺だって優しくしている…」と呟き面白くなさそう。

寛とのラインで仲良く会話し、ニコニコ顔で登校するも、学校では一花グループ(クラスの女子)から無視されている。かなえは一花からイジメの標的にされてしまった。机の中にゴキブリを入れられたり、水浸しにされたり、学校で執拗なイジメが始まる。

f:id:manga-diary:20190617211340p:plain

一花はかなえがイジメられて当然といった体で、自分は何も悪くないと考えている。

かなえは援助交際をまた始めるも、美人局と誤解され気持ち悪いと思うようになり「お前じゃない!」と叫び帰ってしまう。かなえは相変わらず誰かから必要とされたい気持ちが強い。その心の拠り所が寛になってしまっている。

様々なイジメにも耐え、気にしないようにしていたかなえだが、一花にスマホを奪われると、寛と会話している中身が見られそうになり逆上する。一花の胸倉を掴んで必死に「返せ!」と言うと一花から口から血が出るほど強く叩かれる。明らかに一花が悪いも周りの女子も「キモ」「必死すぎ」と一花に同調する。

その夜、顔を腫らしているかなえを心配する鳴海。かなえは鳴海に頼んで一花に復讐することを決意する。

f:id:manga-diary:20190617211652p:plain

数日後、一花はクラスメイトの女子とカラオケに行くも、いまだ数日前のことを根に持っており「あそこまで調子乗られて悔しくないの!?」「本当ッ殺したい!」と漏らす。しかし、その帰り道で鳴海と仲間たちによって誘拐されてしまう。途中でスキを見て車から逃げようとするも捕まってしまい万事休す。乱暴されている後ろには、荷台の場所から撮影しているかなえの姿が…。

***感想・評価・考察***

君に愛されて痛かった 1巻: バンチコミックス
 

一花も二重人格で、男の前だと優しく振舞うが、女の前では汚い言葉を使い、乱暴なことも平気でやる自己中で最低な性格。第一巻では一花のイジメがひどさが浮き彫りになりました。普通なら登校拒否か自殺してもいいくらいのいじめをくり返す。完全にやりすぎなので拉致されるのも自業自得ですね。大勢にやられて反省してくれればいいと思います。2巻が待ち遠しい。