ヤングチャンピオンで連載中の鈴木大による『クズ!! ~アナザークローズ九頭神竜男~』最新第19巻ネタバレまとめ。
ついに激突した2人のクズ、九頭神竜男と天馬奏翔。魂のぶつかり合いが向かう先は? 過去に縛られ、抜け出せない男達が奏でる血と涙の哀愁歌。
目次:第163話・164話・165話・166話・167話・168話・169話・170話・171話
本編あらすじ
九頭神竜男と天馬奏翔の壮絶な殴り合いが始まる。パワーボムを仕掛ける九頭神竜男に、足を首に掛けて三角締めで対抗する。九頭神は締め技をされながらも強引にパワーボムを放つ。ボロボロになりながらも最後は九頭神竜男の一発で沈む。
その後、天馬との喧嘩を見ていた馴染みのコンビニ店員が「オレを幹部に迎えてください!」「頼みますョ~兄貴ィ~」と自分に媚びを売るようになったことに複雑な表情を見せる。友達と呼べる人間はおらず…手下になりたい人間だけが近寄ってくる…
その頃、海で死体処理している為清。若い頃の為清は広島の迦矢組という10人にも満たない小さな組織の一員だった。組織の命令で東京進出のために九頭神組長(竜男の父)を狙うが失敗。逆に拉致され、児玉によって何日間も拷問される。
為清は組織の名前を言わなかったが、迦矢組の仕業であることがバレてしまい全員が報復されて殺されてしまう。為清も用済みになってしまい千侍曾若頭の岐納漠によって殺されそうになるが、林馬によって「ウチの組の役に立ちます」として殺すのを止められる。
それからは組の人間も嫌がる裏の裏の仕事を担当。5年間、目立たぬように与えられた仕事を粛々とこなし、千侍曾の人間が心を許すには十分な時間働いた。組には新しい人間も増え、どういう経緯で千侍曾に身をおいているのか記憶が薄れた頃、若頭を覚醒剤の打ちすぎによる死亡に見せかけて殺害。周囲の誰もが真犯人を気付いていなかったが、林馬だけは何かに気づいていた…。
為清は殺り損なった九頭神組長と憎き児玉への復讐心は消えていなかった。それから10年、静かに機会を伺っていたが、児玉は真木によって殺され、九頭神組長も病死してしまったため復讐の矛先を失い絶望する。しかし、憎き九頭神組長の血を引く九頭神竜男に次の標的に定めていたのだった…。
ジェスターは為清から「多宇椛から金を奪ってこい」と依頼を受けていた。その裏アジトを見張っていた時に、シュウジが偶然にもえいなちゃんとデート中の天馬を見つけてしまう!
***次回予告***
愛と憎しみは紙一重。古巣ジェスターが天馬に牙をむく!「俺達が負った痛みをお前にも感じてもらう」「それをもってお前の罪を赦そう」はたして天馬の運命は!?気になる第20巻は2020年9月に発売予定!